1.オステオパシー専門の仙台あさか整骨院が開業した経緯について
あさか整骨院 院長 小川 智幸 先生
あさか整骨院 小川智幸 院長
20年以上のキャリア、延べ2万人以上の施術実績。部活やクラブ活動での怪我や障害はもちろん、小顔矯正、骨盤矯正から交通事故負傷のリハビリまで幅広く定評があり、地元では人気の先生である。あさか整骨院ホームページ
昭和58年7月生まれ 岩手県一関市出身 鍼灸師 柔道整復師 日本オステオパシープロフェッショナル協会会員 趣味はガーデニングとフィッシング
なぜ整骨院をやろうとしたんですか?
高校のとき陸上部で長距離をやっていたんですが、怪我ばかりして…、一年半の間に3箇所も疲労骨折したんですよ
フルコースですね…
はい(笑)。こんなになるかっていうくらい走れないことが多くて。それで顧問の先生に整体とか連れていってもらったりして。とりあえず自身のケアをどうしたらいいのか?アイシングしたり、ストレッチしたり、色々と試していたんです。そういう経緯もあって高校3年の夏に、スポーツトレーナーになりたいって思いました
怪我で苦労した経験があったからなんですね。
はい。それで仙台に専門学校を見つけたので、顧問の先生に言ったら「それだったら鍼灸の学校のほうがいい」とはっきり言われて。そんな学校あんの?みたいな。え?しんきゅう学校って何?って思ってまた調べて…それで鍼灸の学校に進み、この業界に入りました。だいたい高校卒で(専門学校に)入るって、自分がスポーツやってて怪我して、そのとき整骨院通いの人が多いです。僕の同期でも多かったですね
その勉強をすることで、小川さんがよく怪我をした原因ってわかったんですか?
わかりましたね。こういうのが悪かったんだろうな、とか。人を見ると、こういうタイプだから、ここが悪くなるんだろうな、とかっていうのは段々わかってくるようになりましたね
そういうのは姿勢とかで?
姿勢もそうだし、足の付き方だったり、膝が外向き、内向きとか。その辺に問題があるから悪いバランスになってしまうっていうのは、わかるようになってきましたね
自分がそうやってバランスが悪かったから怪我を連発してたりとかなんですか?
そうですね。僕の場合は反張膝って言って、膝が伸び過ぎるんですよ。だから毎回毎回、力が膝の近くにかかるのでこの辺(膝周辺)をよく故障したんですよね
なるほど~
これはもう治しようがないので
腕で言うと猿腕みたいな?
そうです。そうです。
あ、腕も結構いきますね
こういう箇所が弱い人たちがバレーやテニスをやったりすると、どうしても故障しやすいですよね。だから怪我をする前提でケアしていかなきゃいけない。考えてるだけでは絶対治らないので。こうなっているからこうなった、っていう説明をして、運動するときはテーピングをこういう風にやったりっていうのは大事になりますね
元々そういう持って生まれたものということで、そこはもう仕方がない?
仕方がない。「治りますか?」って聞かれますが残念ながら治らないと。だけど、だいたいウチに来る人たちはプロの人はいないので、プロじゃないからいいじゃん、と。それで食ってくわけじゃないので。今ここ数年なんとかやれればいいので、それだったらなんぼでも対応可能ですよね
なるほど、なりにくいようにケアするということですね?
そうです。私も昔は(ケアクリーム等)よく塗ってました。それこそスポゲルのようなのをつけて「なんかスースーして気持ちいいなぁ」とか。やっぱあれ効果ありますね。スポゲルももちろんそうですけど安心感。湿布もそうですが、ああいうのは非常に大事だなと今も思います
何もやっていないときとぜんぜん違うと?
もう全然、治った感じになってきますから
開業は…こちらは何年くらいになるんですか?
ここ(仙台市太白区)が7年半になりますが、その前に3年ほど福島の郡山で開業してたんですね。で、2年目くらいに地震(東日本大震災)があって。で、福島から引っ越そうかなっていうことで、地震の1年後に仙台に引っ越してきました。なので独立してから10年になりますね
福島は何か縁があったんですか?
専門学校を2つ行ってたんですが、1つ目が鍼灸学校で盛岡に、2つ目が柔整学校っていって、整骨院を建てるのに必要な資格ですね。それを福島の郡山の学校で、って縁があって
だから福島だったんですね
はい。三年くらい仕事をしながら、夜は夜間学校で柔整学校に通って、それからの開業でした