【解説】値上げ直撃　年末年始の“節約”買い物術　今年は2万品超が値上げの中、いつがお得な買い時？

（黒木キャスター）
　食品の値上げ傾向について、今年は 2万609品目が値上げされました。去年が 1万2,520品目だったことを考えると、およそ 8,000品目ほど今年の方が値上がりしているものが多いということです。
　ちなみに、12月だけでも217品目が値上げしています。

■年末年始の買い物はいつがお得？

　年末年始はいろいろと楽しいイベントがありますが、お買い物は、いつがお得なのかという情報を見ていきたいと思います。

■クリスマス食材の値動き

　まずはクリスマス。

　鶏肉、皆さんローストチキンなど召し上がると思いますが、もも肉は先月100gあたり149円でした。平年に比べて 12％上昇しています。私自身も、この鶏肉の高騰は、ひしひしと実感しています。

　さらに、生ハムについて。輸入量の約7割を占めるスペインでは、先週豚熱の影響で豚肉の輸入が停止しました。

　イタリア産の生ハムも、もともと輸入が停止しているそうです。このため、今後生ハムが入ってくるのか、入ってきてもかなり高額になる見通しです。

■おせち料理の価格

　おせちの平均価格は昨シーズンより 1,054円上昇し、平均29,098円となっています。
　「自分で詰めてみようかな」という方もいるかもしれませんが、原材料費も値上がりしています。

・イクラ：27％上昇
・牛肉：4％上昇
・数の子：12％上昇
・国内産伊勢海老：6％上昇

　一方、マグロやブリは比較的お得だそうです。

■買い物のタイミング

　冷凍できるものや保存食材は、今週が買い時だそうです。
　理由は、12月9日～11日頃にボーナスが出る方が多く、節約アドバイザーの和田由貴さんによると「ボーナス前は買い控えが起きやすいため、店側がお得商品を出すことがある」からということです。

　生鮮食品は冷凍が難しいですが、肉は業務用スーパー、いちごや野菜は直売所で買うと、価格が安定しやすいとのことです。

■光熱費節約のための大掃除ポイント

　年末の大掃除は、光熱費節約のチャンスです。色々な部分を掃除すれば、光熱費の節約に繋がるということです。

・エアコンのフィルター：掃除しないと、消費電力が25％増加
・ホットカーペット：断熱マットを敷くと、熱効率アップ
・ガスコンロのバーナー：汚れや目詰まり掃除で、熱効率改善
　などが光熱費対策になるということです。

　さらに、暖房効率を上げるために

・エアコンの風向きは、下向きに設定
・サーキュレーターで、暖気を循環
・ファンヒーターなどで最初だけ部屋を暖める
・湿度が20％上がると、体感温度が4度上昇（洗濯物の部屋干しがおすすめ）
　などが有効です。

　経済対策をうまく打っていってほしいなと思うんですが…

（髙橋特別解説員）
　政権が始まってまだ2ヶ月ぐらいですから、すぐにはということではないんでしょうけど、来年の今頃どうなってるかで今取り組んでることの成果っていうのは出てくると思うので、今年は我慢かなと思います。

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