誰が孔子を「推し」たのか。
NHK「100分de名著」の『孫子』『菜根譚』の指南役を務めた名解説者・湯浅邦弘さんが、『史記』『論語』など中国古典の名著をテキストに用いながら、新たな孔子像を描いていく『孔子は、いかにして「神」になったのか』が、NHK出版より2月10日に発売となります。

中国思想史上最大の著名人――孔子はいつ「聖人」になり、その教えはなぜ「国家教学」にまで至ったのか?
生前は自らの理想とする政治を実現できず、故郷の魯に帰り、失意のうちに生涯を閉じた思想家・孔子は、後世、なぜ「神」のごとく崇められるまでに至ったのか? そして、なぜ、どのようにして、「儒学」は「儒教」となったのか? 中国三千年史の精神的支柱――その成立の謎に迫る。
──ではなぜ、二千数百年も前の言葉が今も生き続けているのでしょうか。また、孔子の教えが共感を呼び、長く尊重され続けているのはなぜなのでしょうか。
この本では、それを「孔子は、いかにして「神」になったのか」という視点から考えてみます。孔子は神なのですか、と意外に思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに、生前の
孔子は、王の位に就いたこともなければ、神として祀られたこともありません。
本書「はじめに」より
■構成
はじめに
序 人が「神」になるとはどういうことか
一 孔子はもとから「神」の素養をもっていたのか
二 孔子の思想はなぜ「中華の背骨」となったのか
三 孔子の聖人化はいつから始まったのか
四 儒学はいかにして国家教学になったのか
五 儒学はなぜ「朱子学」「陽明学」を生んだのか
六 孔子は日本でどのように受容されたのか
七 孔子の教えはどこに向かうのか
おわりに
■著者
湯浅邦弘(ゆあさ・くにひろ)
大阪大学名誉教授・立命館大学教授。1957年、島根県生まれ。大阪大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。北海道教育大学講師、島根大学助教授、大阪大学助教授、同大学大学院教授を歴任。専攻は中国思想史。著書に『菜根譚』『孫子・三十六計』『貞観政要』『呻吟語』(以上、角川ソフィア文庫)、『菜根譚』『論語』『諸子百家』(以上、中公新書)、『別冊NHK100分de名著 老子×孫子』(共著)、『別冊NHK100分de名著 菜根譚×呻吟語』など多数。
■商品情報

NHK出版新書756『孔子は、いかにして「神」になったのか』
湯浅邦弘 著
2026年2月10日発売
ISBN:978-4-14-088756-1
定価1,078円(税込)新書判 240ページ
ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887562026.html
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