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以下、「ウクライナ「北朝鮮兵2人を捕虜」 若きスナイパーを取り調べ「戦闘ではなく訓練に」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月13日) 」の概要欄より
ウクライナ軍がロシアで北朝鮮の兵士2人を捕虜にしたとして動画を公開しました。若い兵士は取り調べに「戦闘ではなく、訓練に参加するつもりだった」と語っているということです。
■取り調べの内容を一部公表
ウクライナ ゼレンスキー大統領 (11日SNSから)
「北朝鮮の兵士2人を捕虜にして首都キーウまで移送しました」
ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州の山林で北朝鮮の兵士を拘束した時の映像です。軍服姿の数人の兵士が何かを抱えながら移動する様子が映っています。
ウクライナ保安庁報道官
「2人の北朝鮮の兵士を捕虜にしました。1月9日に特殊作戦部隊が1人目を拘束し、もう1人は空挺(くうてい)部隊が拘束しました」
ウクライナ保安庁は捕虜となった北朝鮮の兵士2人の様子と取り調べの内容を一部公表しました。
医師
「1人目は顎(がく)顔面外傷があり、歯科口腔(こうくう)外科の医師に治療してもらいます。2人目は脛骨(けいこつ)骨折を伴う開放創があります。彼らには必要な治療がすべて提供されています」
捕虜たちはウクライナ語、英語、ロシア語が話せないため、韓国の情報当局と連携して通訳を介して朝鮮語でコミュニケーションを取っているといいます。あごをけがしている捕虜は、筆談で取り調べに応じているということです。
2人は、2005年生まれのスナイパーと1999年生まれの偵察なども行う前哨狙撃兵だといいます。
スナイパーは取り調べに対し、2021年に北朝鮮軍に入隊したと説明。別人名義のロシア軍の身分証明書を持っていました。
北朝鮮兵の証言 (ウクライナ保安庁)
「去年の秋にロシアで受け取りました」
ロシアに来た理由についてはこう語っているということです。
北朝鮮兵の証言 (ウクライナ保安庁)
「ウクライナ軍の戦闘ではなく、訓練に参加するつもりでした」
前哨狙撃兵は2016年に北朝鮮軍に入隊したといい、ロシア軍の身分証明書は持っていませんでした。
■捕虜に取材できるよう指示
去年10月以降、およそ1万1000人の北朝鮮兵士のロシアへの派兵が報告されて以来、北朝鮮の兵士が拘束されたのは今回が初めてです。
ウクライナ保安庁報道官
「現在ウクライナ保安庁は、ロシアの侵略で北朝鮮の兵士の参加の詳細を明らかにするために必要な捜査を行っています」
ゼレンスキー大統領はジャーナリストが捕虜に取材できるように保安庁に指示を出しました。
ゼレンスキー大統領 (11日SNSから)
「世界は何が起きているのか真実を知る必要があります」
(「グッド!モーニング」2025年1月13日放送分より)
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