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以下、「初任給30万円超え相次ぐ…就職氷河期世代「報われない」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月13日) 」の概要欄より
新卒の初任給を30万円に引き上げる企業が次々と出てくる中、就職氷河期だった世代からは嘆きの声が出ています。
■氷河期世代「初任給は17万円」
国民民主党 玉木雄一郎代表(役職停止中)の音声配信
「真面目に働けば将来の見通しが立って、頑張れば報われる信じられる社会をもう1回作り直したい」
12日に「頑張れば報われる社会を」と今年の意気込みを語った、国民民主党の玉木氏。
経済界からは新年早々、給料を巡る朗報が相次いでいます。東京海上日動は来年4月から大卒の初任給を最大で41万円ほどにすることを決めました。大手金融機関の初任給として最高水準となります。
そのほかにも大手企業が相次いで初任給を30万円以上に引き上げる方針を打ち出しました。
玉木代表(役職停止中)
「今賃上げも大事だし、本当にデフレから脱却できるか大事な時」
一方で、頑張っても報われなかったと強く感じている世代が…。
SNSから
「新入社員が初任給30万とか。氷河期45歳は30万なんてもらったことない。そこの調整してくれるんですか?」
「圧迫面接されて、お前が辞退しても代わりは腐るほどいると言われて、狭すぎる門を潜(くぐ)り抜けた新卒の初任給18万円とかを思うと本当に氷河期はえぐい」
「初任給17万円とかでも必死に就職せざるを得なかった。代わりはいくらでもいるといわれ昇給もスズメの涙」
就職氷河期とはバブル崩壊後の1990~2000年代の急激なデフレ期に就職をしなければならなかった世代です。この世代の新卒採用では募集人数が絞られました。
就職氷河期世代の就職率は90年代から2000年始めにかけて低下していき、2003年には過去最低の55.1%。約1700万人が厳しい雇用情勢のなかで就職活動を行い、現在も安定した職に就けていない人が多くいます。
氷河期世代女性 50代
「氷河期真っただ中、給料で会社を選びにくい時代だった」
氷河期世代女性 40代
「(Q.何年目なら30万円もらえる感覚?)10年以上はかかるイメージ」
■就職氷河期世代の対策、与党と野党も
自己責任では片づけられない、就職氷河期世代の厳しい状況について玉木氏はこのように話します。
玉木代表(役職停止中)
「若いころに十分納められなかった彼らの年金をどうする。政治が作り出した一つの世代だ。政治が責任を取らなければならない」
103万円の壁の引き上げを実現した後には「就職氷河期世代の問題にアプローチする政策を出したい」とも語りました。
就職氷河期世代への対策を巡り、自民党は専門的な知識やスキルを学ぶことができる体制を強化したいとしています。立憲民主党は充実した教育体制と正規雇用で働けるよう契約社員、派遣労働の抜本改革を掲げています。
「年収の壁」や予算案が焦点となる24日からの通常国会。石破茂総理大臣は「野党側に誠心誠意説明していく」と強調しました。
石破総理
「何でも丸飲みするということを申し上げているわけではございませんが、野党支持者の方々、あるいは無党派の方々、そういう方々が政府の言っていることをもっともであるなというふうに思っていただくため、誠心誠意、ご説明をしてまいりたいというふうに思っているところ」
(「グッド!モーニング」2025年1月13日放送分より)
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