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以下、「トランプ氏大統領就任式に岩屋外務大臣が招かれる 米中決裂シナリオも【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月13日) 」の概要欄より
いよいよ来週に迫ったアメリカ、トランプ氏の大統領就任式。日本からは外務大臣も出席する異例の展開となっています。
■異例の招待 日本を重視?
自民党 片山さつき参院議員
「(先月)29日から30日の未明にかけてハガティ上院議員からトランプ大統領の就任式にオファーをしたいので返事を下さいということがあって、それも年内にということでした」
20日に就任式を控えるアメリカのトランプ次期大統領。自民党の片山さつき議員がその就任式に招待されたことを明かしました。
さらに、岩屋毅外務大臣も招待を受け、出席する方向で調整しています。
岩屋外務大臣
「次期トランプ政権とも緊密に意思疎通を図っていきたいと考えております」
アメリカ大統領の就任式には駐米大使の出席が慣例で、外務大臣の出席は極めて異例です。アメリカ政治に詳しい専門家は、今回の招待が持つ意味について、次のように分析します。
早稲田大学 中林美恵子教授
「政策から世界戦略からいろんなことをアドバイスする人たちが(アメリカ政府の)中にはいて、みんな日本は大事だと言っていて、経済・安全保障上など含めて日本を重視していますというジェスチャー(行動)かなと思いました」
政府関係者によると、先月にトランプ氏と会談した安倍昭恵さんも招待されているということです。
■トランプ氏の大統領就任で…日本への影響は?
そんななか、国際情勢を分析するアメリカの調査会社が、今年の「世界の10大リスク」を発表しました。
ウクライナ侵攻を続けるロシアの存在や、人工知能AIの「暴走」などがリスクとして挙げられるなか、項目の半数以上がトランプ次期大統領に関わるものでした。
トランプ次期大統領
「メキシコ湾という名称をアメリカ湾に変更する。アメリカ湾、実にいい名前だし、ふさわしい」
アメリカ第一主義を突き進むトランプ次期大統領。10大リスクの10位は「アメリカとメキシコの対立」です。関税措置や不法移民の取り締まりなどで両国の関係はさらに険悪になると予想しています。
4位「トランプノミクス」では、以前から公言している関税の引き上げで世界の貿易に混乱を生むとの懸念も。3位は「米中決裂」。バイデン大統領が築いた中国との安定した関係がトランプ氏の返り咲きによって崩壊するという見方です。
トランプ氏の大統領就任が世界的なリスクを生み出すとした分析が発表されるなか、日本への影響はないのでしょうか?
中林教授
「日本経済の土台は少なくとも、これまで、そして今も自動車です。過去の日本の政権も自動車に関税をかけると言われた途端に農業で譲歩するなど、今回も自動車が(関税の)ターゲットになった場合は日本経済が大変なことになります」
メキシコとの関係が悪化し、関税の大幅な引き上げが現実のものとなった場合、日本側のリスクも跳ね上がるといいます。
中林教授
「トランプ氏はアメリカの製造業をなんとか守りたいと思っている。日本企業だって関税をなんとか節約しようと思いますから、メキシコに工場を作ったりしている。(製造業は)本当の本気で直撃させると怖い産業分野です」
(「グッド!モーニング」2025年1月13日放送分より)
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