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以下、「「年収1200万円は裕福じゃない」 累進課税&所得制限ずしり 「子ども3人目諦めた」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年1月13日) 」の概要欄より
13日は成人の日です。新成人は過去2番目に少なく、少子化の流れは止まっていません。こうした中「年収1200万円では子ども3人は育てられない」という主婦の投稿が話題となっています。
■各地で幸せのにぎわい
この3連休は各地で二十歳の集いが開かれています。20歳を対象にした調査によると、最も関心を持っているニュースは「経済・金融政策」。去年トップだった「少子化対策」は今年もトップ3に入っています。
20歳が思い描く将来とは?番組が向かったのは、人口減少が続き、消滅可能性自治体となった千葉県富津市です。今年は367人が20歳を迎えました。
学生
「育ててくれた地域とか人々に還元できるような仕事につけたらいいなと思っています」
「早く結婚して親に子どもとか見せたいと思っています」
お金への不安もあります。
会社員
「(将来)家庭を持ってお金のこととかが。まだ稼げているわけではないので」
学生
「ある程度貯金をしてからじゃないと(家庭を築くのは)絶対無理だと思うので」
未来へと向かう20歳の晴れの姿を一緒に祝う家族。列島各地で幸せのにぎわいを見せています。
■世帯年収1200万円、手取りは927万円
一方、SNSでは、同じ子育てについて悲痛な思いを訴える投稿が、議論を呼んでいました。
Xから
「『1200万でなんで3人産んだの?』『産む前にわかんなかったの?』って書いてあるのを見た。ちげーよ。1200万で3人育てられない制度設計が問題なんだよ!」
年収1200万円でも子育ては厳しいというこちらの投稿に、「おっしゃる通りです」と同調する声や「年収に見合った生活水準にしていないだけ」と批判的な声が入り乱れました。
投稿者に接触してみると横浜市に住む女性だと分かりました。なぜ投稿をしたのかその思いを聞いてみると。
女性の回答
「私は子供を3人希望していました。色々考えた結果、3人目は諦めました。少子化が深刻だと言うのであれば、産み控えている私たちをもっと知って欲しい」
女性は、夫と小学生、幼稚園児の子ども2人と暮らしています。世帯の年収はおよそ1200万円。
裕福に暮らせそうですが、子どもが3人いた場合を専門家に試算してもらうと、世帯年収1200万円の場合、所得税率は20%で、社会保険料142.5万円など273万円が引かれ、手取りは927万円になります。
子ども2人の現在でも、月の支出は家賃20万円に食費7万円。水道光熱費に加え、習い事や幼稚園、他にも駐車場代や生命保険料などがかかっています。
■高校無償化、無利子・低金利奨学金は「対象外」
累進課税によって大きく減った手取りに子育てにかかる支出。投稿した女性の負担はそれだけではないと言います。
女性の回答
「頑張ってお金を稼いでいるのに、納税の義務も果たしているのに、どうして子育てになるとこんなに大変な目に遭うのか」
女性が訴えているのは、子育て支援の制度における所得制限です。
これまでに児童手当や女性が住む横浜市が助成している子どもの医療費軽減もその対象から外されていました。
さらに今後かかってくるのが教育費です。子ども1人が、私立大学に進学すると授業料だけで少なくとも年間100万円ほどの負担に。それを軽減する高校の無償化や無利子・低金利の奨学金制度についても、現状だと女性の家庭は対象外になると言います。
株式会社KANATTA 塚越菜々子代表
「(年収1200万円は)なんでもできる状況ではない中で、子育て支援で差をつけるのはあまりいいことではないと思います。子どもはお得とか損で産むものではないですけど、産んでも何とかなると思えるような制度の方がいいと思うので、産み控えが起こってしまうのはよくないですね。特に(支援する)制度で」
(「グッド!モーニング」2025年1月13日放送分より)
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