公益財団法人日本陸上競技連盟は、陸上を通じた社会貢献を目指して、2022年7月1日(金)からJAAF×SDGsプロジェクト『#LETSTHINK_(レッツシンク)https://www.jaaf.or.jp/reform/』をスタートし、全国のアスレティックファミリーから社会・地域の課題解決のための「陸上」を通じた取り組みを10月31日(木)まで募集しました。このたび、そのうち6団体を、BEST THINK賞・GOOD THINK賞として選定いたしましたので、お知らせいたします。
※BEST THINK賞については、2024年12月19日(木)に本連盟が開催する「アスレティックス・アワード2024」において表彰いたします。
【BEST THINK賞】(2団体)
◆オスポランニング教室
「オスポランニング教室×ギソクの図書館」
走ることが困難になった義足ユーザーに、走る喜びを再び感じてもらうため、高価な走行部品であるカーボンブレードを安価にレンタルする「ギソクの図書館」を活用して、義肢装具士によるブレードの脱着・有資格者による歩行走行の指導・義足アスリートによるランニング教室を定期的に実施した。
◆北海道マラソン2024
「北海道マラソン2024 SDGsの取り組み」
北海道マラソンを持続可能な大会としていくため、様々なSDGsの取り組みを実施している。2024 年大会の新たな取り組みとして、コースとなる北海道大学と連携し、キャンパスで回収された落葉からできた腐葉土を利活用して資源循環を図る「きたみてガーデンSDGs農園プロジェクト」で育てた野菜を、カーボローディングパーティでランナーに提供したり、構内のカフェでその野菜を使用したオリジナルメニューの販売を大会期間限定で行った。また大学の工事で伐採された木を折り返し地点のモニュメントに再利用した。大会パートナー企業であるよつ葉乳業との取組みでは、大会当日と、大会翌日にコースをきれいにしながら走るプロギングプロジェクトを実施した。
【GOOD THINK賞】(4団体)
◆株式会社鹿児島放送
「KKB小学生陸上フェスタ リユースマート」
まだ使えるけれど成長して体のサイズに合わなくなったスポーツウェアやスニーカー、スポーツグッズなどを集め、必要な方にリユースする取り組みを3年継続して実施した。
◆東北・みやぎ復興マラソン事務局
「給水カップリサイクルプロジェクト」
2023年大会で使用したランナー用の給水カップ(プラスチック素材)130kgを約1000個の植木鉢にリサイクル加工で製造した。また鉢のサイズや活用方法については地元の農業高校の生徒たちから事前にアイディアを募り、学校の農園実習や地域住民を招いた出前授業などで活用した。
◆特定非営利活動法人HpRun
「若者によるNPO法人設立とランニングを通じた社会貢献活動」
子どものためのスポーツの機会が減少しているという社会課題に対し、陸上競技やランニングなどのスポーツ振興と、子どもの健全育成、環境保全を図るNPO法人を中高生で設立した。その活動として「ゴミを拾いながらのトレイルランニング」や「自然に触れながらミッションに取り組むトレーニングキャンプ」を実施した。
◆宮城県パラ陸上競技協会
「障害の有無に関係なく誰でも出場できるユニバーサル陸上記録会開催」
陸上競技を通して共生社会実現を目指し、既存健常者大会でのパラ選手レースの追加促進や、ユニバーサル大会の主催、練習環境改善などパラ選手の活躍の場を広げる活動を行った。
※上記団体からご報告いただいた取り組み報告書は、後日#LETSTHINK_特設サイトにて掲載いたします。
■今後の#LETSTHINK_について
本連盟は、2024年も引き続き『#LETSTHINK_』を合言葉に、アスレティックファミリーの皆さんから「陸上」を通じた社会・地域の課題解決につながる取り組みを募集いたします。アスレティックファミリーで考えたこと、取り組んだことを集結させることで、みんなでそれをシェアしたり取り入れ合ったりしながら、それぞれの“ライフステージ”と“未来の社会”をよりよいものにしていきたいと考えています。
▼JAAF×SDGsプロジェクト『#LETSTHINK_』について
>>>https://www.jaaf.or.jp/reform/
▼#LETSTHINK_:本連盟の取り組み
・3Rのバトンプロジェクト
着用しなくなったスポーツウェアやスニーカーを回収し、必要な人につなげたり、100%リサイクル素材のエコバッグにリサイクルしたりすることで、廃棄をせずに有効に活用しようという取り組みを実施。
https://www.jaaf.or.jp/jch/108/tandf/news/article/20476/(第108回日本陸上競技選手権大会)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20057/(セイコーGGP2024)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/19100/(2023年)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/17066/(2022年)
・大会SDGsの取り組み紹介(第108回日本陸上競技選手権大会)
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20110/