ビジネスユーザーからマニアまで、楽しく読めるホテルの教養
急回復・急成長を遂げるホテル業界を分かりやすく解説
パンデミックにより大きな打撃を受けた宿泊業界。しかし、観光庁が実施した「旅行・観光消費動向調査」によると、2023年の日本人による国内宿泊旅行消費額は2019年に比べ+3.7%の17兆7,960億円。また、訪日外国人旅行消費額は+10.2%の5兆3,065億円と、コロナ禍前を上回っています。
厳しい状況の中でも、ホテルはそのありかたを変化させながら、急回復・急成長を遂げているのです。
レストランやスパ、宴会場などを備えるホテルは、これまでも時代の変化に合わせて世の中に新しい価値を提供し続けてきました。コロナ禍では、客室をリモートワークスペースとして利用した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。その他にも、宴会場の法事会場としての利用や、屋上を活用した「朝ヨガ」開催など、ホテルの工夫はとどまることを知りません。
本書では、ホテルの価値づくりにおける取り組みを詳しく紹介。危機を機会に転換させたホテルの底力を知ることができます。
ホテル専門誌編集者の著者だからこそ語れるホテルの世界
本書は、ホテルの歴史はもちろん、人気上昇中のラグジュアリーホテルや体験型ホテルについても掲載。新たな需要獲得や多様なニーズへ対応するホテルの取り組みを紹介します。「食品ロス実質ゼロ」を実現したホテル、フラットな組織づくりで求人に応募が殺到するホテルなど、ホテル専門誌の編集者である著者だからこそ語れるホテルの内側の姿についても焦点をあてます。
このほか、
「ホテルの価格はどうやって決まる?」
「なぜ外資系高級ホテルは高層ビルに誘致されるのか?」
「ラグジュアリーホテルの定義とは?」
など、意外と知らないホテルの雑学を交えつつ、ホテルビジネスにおける価値づくりや進化を解説します。
グローバルな視点から見ても日本のホテルは魅力的
本書では、海外観光客から見た日本のホテルの魅力についても紹介します。
清潔さやおもてなしに定評のある日本のホテル。しかしインバウンド需要が高まる昨今、ホテルに求められるのはサービスだけではありません。日本ならではの体験を求める訪日外国人の期待に応えるべく、多くのホテルが個性を発揮しています。
国内で急増する外資系高級ホテルや日本独自の文化とも言えるビジネスホテルについても、最近のトレンドを交えながらご紹介。ホテルビジネスを通して、世界の中の日本の姿が見えてきます。
本書の構成
第1章 老舗ホテルから学ぶホテルビジネスの世界
第2章 外資系ホテルから学ぶグローバル展開の世界
第3章 ホテルの機能から学ぶ用途拡大の世界
第4章 ラグジュアリーホテルから学ぶ価値創出の世界
第5章 日本のホテルから学ぶホスピタリティの世界
第6章 ビジネスホテルから学ぶ実用性の世界
第7章 インバウンド需要から学ぶ多様化の世界
第8章 進化するホテルから学ぶこれからのホテルビジネスの世界
第9章 一生に一度は泊まるべきホテル・旅館
著者紹介
林田研二(はやしだ・けんじ)
株式会社オータパブリケイションズ執行役員/月刊HOTERES編集長
大学院卒業後、星野リゾートにて旅館再生事業に従事。再生旅館の支配人を経験。リゾート運営会社にて15施設の総括責任者、飲食事業責任者、ベンチャー起業を経て、2017年オータパブリケイションズに入社。地方自治体やDMOでのホテル誘致委員や研修講師、民泊などを含む多様な宿泊施設の運営サポートに従事。
書籍情報
『ホテルビジネス』
著者:林田研二
定価:1,848円(本体1,680円+税)
体裁:四六判 / 272ページ / 1色刷
ISBN:978-4-295-41007-2
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年8月30日
▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
株式会社クロスメディア・パブリッシング https://www.cm-publishing.co.jp/
株式会社クロスメディア・マーケティング https://cm-marketing.jp/
クロスメディアグループ株式会社 https://cm-group.jp/