~出版業界と書店が連携し、書店員の魅力とクリエイティビティを発信~
クロスメディアグループは、出版業界と書店員が協力して書店の魅力を広めるための新プロジェクト「Book Fair Championship (以下、BFC)」に参画し、2024年11月1日よりプロジェクトが始動いたします。本プロジェクトは、全国の書店員がフェアの企画力を競い合い、初代王座とチャンピオンベルトをかけて挑戦する前例のない取り組みです。
書店業界の活性化を目的に、書店員が自らの企画力を発揮し、来店者を惹きつけるフェアを提案するこの「BFC」は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が運営する梅田 蔦屋書店店長の北田博充氏が実行委員長を務め、NICリテールズ、丸善ジュンク堂書店、ライツ社などがプロジェクトに参画しています。クロスメディアグループとしても、この横断プロジェクトに参画し、業界全体の発展に寄与してまいります。
クロスメディアグループが本プロジェクトに参加する理由
クロスメディアグループは書籍づくりの枠を越えた「編集力」を業界の未来の創造に発揮し、読者と書店をつなぐ架け橋となるプロジェクトに積極的に関与していきたいと考えています。
特に、書店員という重要な存在に焦点を当てた本プロジェクトは、出版物をただ「売る」だけではなく、読者と本を結びつける役割を持つ書店員のクリエイティブな力を広く知ってもらう絶好の機会と捉えています。
私たちは、書店員の提案力や発想力が、書店の未来を切り開く大きな鍵となると確信しています。そのため、本プロジェクトを通じて、書店業界に新たな活気をもたらし、出版と書店がともに成長できる持続可能なビジネスモデルを構築する一助となることを目指します。
プロジェクト概要
「Book Fair Championship (BFC)」 は、書店員が自らの企画力を発揮し、書店フェアの魅力を競い合う大会です。2024年11月1日より、特設サイトにて応募受付を開始し、著名な審判員による審査が行われます。優れたフェア企画が選ばれ、2025年2月28日にはチャンピオンベルト授与式が開催されます。
本プロジェクトの詳細や応募方法については、11月1日のプレス発表および特設サイトにて公開されます。
第1回「BFC」実施要項
<参加資格>
①書店員の参加条件
・日本国内の書店で勤務する書店員もしくは書店主であること。
・勤務歴、雇用形態(社員、アルバイト)は問わず、書店で働いていること。
・勤務する書店の許可を得ていること。
②フェア企画の応募条件
・申請者本人が直近3年間に企画、実施したフェア。
(初代チャンピオン決定戦のみ上記条件となり、第2回目以降は条件が変更になる予定)
・フェアのテーマ、ジャンル、展開場所(平台・棚)、展開規模(展開スペースの大小)は自由。
・エントリーは1 フェアまで。
<評価基準と賞金>
・発想・アイデア: アイデアがユニークな企画
・提案性: フェアの意図・狙い・思いが顧客にうまく伝わっている企画
・芸術性: フェア展開の見た目が美しい企画
・賞金: 初代チャンピオン 30 万円(税込)およびチャンピオンベルト
<応募期間>
・2024年11月1日(金)正午~12月22日(日)23時59分
<スケジュール>
・2024年11月1日(金):応募開始/「BFC」詳細発表
・2025 年2月下旬:初代チャンピオン発表および贈呈式
<審判員>
滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)
小説家。1982年、東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年「死んでいない者」で芥川賞、2022年『水平線』で織田作之助賞、2023年同作で芸術選奨、「反対方向行き」で川端賞。他の著作に『寝相』『茄子の輝き』『高架線』『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』『長い一日』など。
三宅香帆(みやけ・かほ)
文芸評論家。1994年生まれ。高知県出身。京都大学大学院人間・環境学研究科博士前期課程。修了。天狼院書店(京都天狼院)元店長。『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』(集英社新書)、『人生を狂わす名著50』(ライツ社刊)、『女の子の謎を解く』(笠間書院)『それを読むたび思い出す』(青土社)など著書多数。
久禮亮太(くれ・りょうた)
1975年生まれ、高知県出身。書店員として会社勤務とフリーランスを20年ほど続けたのち、現在は目黒、五反田からほど近い不動前で『フラヌール書店』の店主をしながら書店チェーンのアドバイザーや執筆活動をしている。著書に書店員の仕事と売り場作りの考え方をまとめた『スリップの技法』(苦楽堂)と、共著に『本を贈る』(三輪舎)がある。
<BFC実行委員会>※順不同、敬称略
・実行委員長
北田博充(梅田 蔦屋書店 店長)
・実行委員
野上由人(NICリテールズ 執行役員)堀内理(ジュンク堂書店 三宮店 店長)高野翔(ライツ社 代表取締役社長 営業責任者)大塚啓志郎(ライツ社 代表取締役社長 編集長)有佐和也(ライツ社)小西康裕(正和堂書店)貝原圭紀(梅田 蔦屋書店)佐藤裕美(パイ インターナショナル)下八川 薫(CCC)小山 嵩之(CCC)多田 大介(CCC)岡田基生(クロスメディア・パブリッシング)濱中悠花(クロスメディアグループ)
・協力
ブックセラーズ&カンパニー
■クロスメディアグループについて
クロスメディアグループは、「あらゆるメディアを通じて人と企業の成長に寄与する事業を行い、社会に新しい価値を提供する」会社です。
メディアの多様化と社会・経済・技術のパラダイムシフトに応えるように事業を多角的に展開してきました。現在は、市場に鍛えられることで身に付けた編集力を用いて、既存のメディアにとどまらず、人や企業、事業、そして社会を編集する仕事を行っています。
【クロスメディアグループ株式会社 会社概要】
社名:クロスメディアグループ株式会社
本社所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-20-3 東栄神宮外苑ビル
代表取締役:小早川幸一郎
事業内容: 出版事業・マーケティング支援事業・デザイン事業・アクティブヘルス事業
設立:2005年10月
公式HP: http://cm-group.jp
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