無意識に縛られる時代から、自分らしく創造する未来へ。
ビジネス書や実用書を中心に出版する株式会社クロスメディア・パブリッシング(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小早川幸一郎)は、2024年12月6日に書籍『脳を味方につけて独自性と創造性を発揮する技術 脳マネジメント』を刊行しました。本書は、「このままではいけない」という漠然とした違和感や行き詰まりを抱える現代人に向け、無意識に働く「脳のクセ」を理解し、生きづらさを乗り越える具体的な手法を紹介します。著者が20年以上にわたり企業や教育機関で積み重ねた経験を基に、複雑で不確実なVUCA時代を切り拓くための新しい視点を提供する一冊です。
「脳マネジメント」公式サイト https://brain-management.jp/
◆関連URL(当社サイトなど)
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295410393
●脳マネジメントは、脳に手綱をつける技術
「自分ばっかりが頑張っていて、空回りしている」
「他者に対して『どうぜわかり合えない』とあきらめている」
「そもそも自分が何者で、何がしたいのかわからない」
「このままではいけない、何かを変えなければいけない」と思っているのに、このように生きづらさや閉塞感を感じてはいませんか? それは、個人の能力や性格のせいではなく、「脳のクセ」が発動して、無自覚のうちに脳に振り回されているからかもしれません。
私たちの脳は、意識しないうちに日々の選択や行動に強い影響を与えています。この無意識の働きこそが、VUCA時代と呼ばれる、先行きが不透明で予測がつきにくい現代において、大きな障害となっているのです。
私たちは「これまで」のやり方が通用しない状況に直面しているのにもかかわらず、「無意識のうちに古い思考の枠組み」(脳のクセ)に縛られ、新しい可能性を見出せずにいます。本書では、この状況を打破し、「自分ならではの力(独自性)を発揮する」ためのカギとして、「脳マネジメント」というアプローチをご紹介します。
「マネジメント」という言葉は、ラテン語の「maneggiare(馬に手綱をつけて馴らす)」に由来しています。脳を「馬」にたとえてみると、多くの人は自分の脳の手綱を握り、自分の意思の通りに脳を動かしている、あるいは脳からそう指令を出しているかのような感覚を持っています。しかし実際には、手綱を掴んではいても実は落馬していて、脳に引きずられて進んでいるという状態の人も多いのです。さらに、脳の場合、実は自分が脳に引きずられていることに気づくのは非常に難しいのです。
そんな脳に、馬の手綱を自ら握って意図した方向へ歩かせるように、手綱をつけて自ら主体的に使いこなす技術、脳に味方になってもらう技術が「脳マネジメント」です。
●なぜ、私たちは生きづらさを感じるのか
私たちが生きている「今」は、あまりにアプローチの違う「これまで」と「これから」の間にあります。このギャップによって、多くの人が「生きづらさ」を感じているのです。「これまで」のやり方は通用せず、「これから」のやり方は理解できても実践しづらい。さらに、アプローチが違うというだけではなく、予測しづらい世界になっていること、さらに脳の自動発動する(ときに「暴走」などとも呼べる)クセがあることが、事態を複雑化しています。
著者の秋間早苗さんは、長年にわたり、国内外で行政・NPO・教育・医療などの多様な分野でコンサルタントとして活動してきました。その中で、理想と現実のギャップに生きづらさを感じている人を多く見てきました。――そして、この生きづらさを解明するためには、人類や脳の進化と世界の成り立ちについて理解することが必要だと言います。
私たちの脳は、700万年の進化の歴史の中で、生存のために「省エネモード」をデフォルトとしてきました。このモードでは、変化を避け、現状維持を優先するため、新しいことにチャレンジしたり、創造性を発揮したりすることが難しくなってしまうのです。
本書では、なぜ私たちは生きづらさを感じるのか、その根幹となる人類史的視点から概観します。すべての土台として理解することで、問題の本質に迫ることができます。遠い話のように聞こえるかもしれませんが、脈々と私たちの中に流れている文脈に触れれば、「それではどうすればいいか」に対する新たな視座を得ることができるでしょう。このプロセス自体が、脳を味方にする脳マネジメントの一部なのです。
自分の「ものの見方」を変えることで、これまであきらめかけていたことさえも「できる」と勇気が湧いてくるはずです。「脳マネジメント」のアプローチを通して、現状から一歩踏み出してみましょう。
●目次構成
第1章 VUCAな社会に蔓延する閉塞感・あきらめ・無力感の正体
第2章 人類の進化と脳の暴走
第3章 無自覚な脳を巡る7つの資質
第4章 基本の脳マネジメント―個人が変わる
第5章 私たちの脳マネジメント― チームや組織が変わる
第6章 脳マネジメントはVUCAな社会と未来を灯す松明となる
●こんな方におすすめ
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自分らしい成果を求めるビジネスパーソン
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組織を変革したいリーダーやマネージャー
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VUCA時代を乗り越えるスキルを身に付けたいすべての人
●本書の読みどころ
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無意識の脳のクセを理解し、活用する技術を提案
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個人から組織まで適用可能な実践的なアプローチ
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従来の「効率化」や「生産性向上」を超えた創造性重視の視点
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個人における脳マネジメントを発展させ、組織・事業へと活かす方法も網羅
●著者紹介
秋間早苗(あきま・さなえ)
株式会社La torche(ラトルシェ)代表取締役
2005年、東京大学農学部卒業。在学中よりサステナビリティや国際協力に関心を持ち、
2007年に国際学生サミットを主宰。前例も正解もない、ゼロからプロジェクトを立ち上
げる経験を通じて、自身の創造力を最大限に発揮できる領域を見出し、2008年に同大学
大学院国際協力学専攻を修了後、起業の道を選ぶ。産官学連携プロジェクトや多分野に
わたる事業開発をリードしながら、事業性と社会性の融合、マルチステークホルダーの
共創関係構築に取り組む。
2017年、結婚と出産を経て株式会社La torcheを設立。これまでの経験と領域横断的な
知見を基に、独自のアプローチ「脳マネジメント」を打ち立て、個人や組織がその「存在
ならでは」の価値を最大限引き出すための支援を行っている。国内外の現場で培った人
間理解に基づき、持続可能な未来を志向した人材育成と組織づくりを目指し、積極的に
発信を続けている。
カナダ・バンクーバー在住。2児の母。
●12月10日 19時~、代官山蔦屋書店にて出版記念トークライブを開催!
本書の発売を記念し、代官山 蔦屋書店にて、トークライブを開催します。オフラインとオンライン同時開催イベントです。
「ティール組織」解説者・嘉村賢州氏と、「花キューピットグループ」で、ECを中心とした事業会社である花キューピット株式会社で代表取締役を務める吉川登氏をお招きし、「個性を活かして、これからの時代を共創する方法」をテーマにお話しします。
▼詳細はこちらから▼
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/43853-1700451108.html
●書籍情報
『脳を味方につけて独自性と創造性を発揮する技術 脳マネジメント』
著者:秋間早苗
定価:1,738円(本体1,580円+税)
体裁:四六判 / 228ページ / 1色刷
ISBN:978-4-295-41039-3
発行:株式会社クロスメディア・パブリッシング(クロスメディアグループ株式会社)
発売日:2024年12月6日
◆関連URL(当社サイトなど)
https://cm-publishing.co.jp/books/9784295410393
▼リンク一覧(クロスメディアグループ)
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株式会社クロスメディア・マーケティング https://cm-marketing.jp/
クロスメディアグループ株式会社 https://cm-group.jp/