■大人気の YouTube チャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』!
ヤバくて、エロくて、偉大な印象派の画家たちのヒストリーがわかる!
“そっくりに描くだけなら、写真でいいじゃないか。”
19世紀後半、伝統的な西洋美術界に突きつけられたこの難題に、真剣に挑んだ才能溢れる若き芸術家たちー。
絵が売れず貧困にあえぎ、世間の無理解を乗り越え、やがておのれの信じる道を見つけるまでの苦闘の歴史―。
本書では、そんな西洋絵画の巨匠と名作を紹介している大人気 YouTube チャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』(登録者数 59 万人)の動画の中から、印象派とそれに連なる画家たちを紹介した選りすぐりのエピソードをまとめました。
フルカラー・512ページのこの1冊には、「自然」そのものではなく、そこから受ける「感じ」を表現した《印象主義》、緻密な計算によって「人工的な自然」をつくり出し た《新印象主義》、自然を単純なかたちに還元して、絵画を「自然の模倣」から解放した《ポスト印象主義》の魅力のすべてが詰まっています。
隣国イギリスで印象主義を先取りしていたターナーにはじまり、フランス印象派に直接の影響を与えたミレー、クールベ、マネ、ブーダンら広義の写実主義者を経て、印象派の中核を担ったバジール、モネ、ルノワール、シスレー、ピサロ、ドガ、カサット、モリゾ、カイユボットに加え、印象派展終了のきっかけとなった新印象主義のスーラ、印象派 と 20 世紀美術を結ぶ架け橋となったポスト印象主義の、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホと、計 18 人を紹介。
個々の画家の芸術と人生だけでなく、印象派が西洋絵画史の中で果たした役割もわかる構成になっています。
YouTube 動画と同様に、本書も山田五郎さんと、絵画について素朴な疑問を投げかける番組スタッフとの掛け合い形式で構成されているので、知識ゼロでも楽しみながら絵画の奥深いストーリーまでを理解することができます。この 1 冊を読めば、「印象派のすべて」がわかること、間違いなしです。
■目次
第 1 部 印象派が生まれるまで
第 1 章 美術界のビートルズ!? 光と色彩の画家ターナー
第 2 章 農民だけを描きたかったわけじゃない農民画家ミレー
第 3 章 印象派の心の兄貴、破天荒すぎるクールベ先輩
第 4 章 印象派の生みの親マネ先輩の、妻と息子をめぐる苦悩
第 5 章 外の光で描いたのは海だけじゃなかった!? 空の王者ブーダン
第 2 部 印象派の始まりと終わり
第 6 章 印象派誕生の影の立役者バジール
第 7 章 真相を知れば印象は変わる!? 印象派のビッグダディ、モネが『睡蓮』を描いた理由
第 8 章 人物描写に向かない筆触分割の斑点を一時は捨てたルノワール
第 9 章 流れる水のように生涯一印象派を貫いたシスレー
第 10 章 毎回モメてた印象派展が続いたのも終わったのもピサロの懐の深さゆえ
第 11 章 印象派の異端児ドガの隠しきれなかったヤバい性癖
第 12 章 印象派をアメリカに紹介し難儀なドガを最後まで支えたカサット
第 13 章 パリのブルジョワ文化人サークルの中心にいたベルト・モリゾ
第 14 章 生前も死後も印象派を支え続けた富豪カイユボット
第 3 部 印象派は終わってからも新しい
第 15 章 単に筆触分割を細かくしただけではなかったスーラの「点々」
第 16 章 ヘタを逆手にとって「近代絵画の父」になったセザンヌ
第 17 章 時代の先を行く色彩で波瀾万丈の人生を彩ったゴーガン
第 18 章 気持ちが強すぎて歪んでしまったゴッホの絵と人生
■『めちゃくちゃわかるよ!印象派 ―山田五郎 オトナの教養講座』
著者:山田五郎
定価:3520 円(税込)
発売日:2024 年 6 月 26 日
発行:ダイヤモンド社
判型:A5 判・並製・4C・512頁
https://www.amazon.co.jp/dp/4478116857
■著者プロフィール:山田五郎(やまだ・ごろう)
編集者、評論家
東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に 1 年間遊学し西洋美術史を学ぶ。卒 業後、講談社に入社。「Hot-DogPRESS」編集長等を経てフリーに。幅広い分野で講演、執筆活動を行う。主な著書 に『知識ゼロからの西洋絵画入門』『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの近代絵画入門』(いずれも 幻冬舎)、『闇の西洋絵画史』(創元社)、『世界一やばい西洋絵画の見方入門』『世界一やばい西洋絵画の見方入 門2』(ともに宝島社)など。TV『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)、ラジオ『山田五郎と中川翔子の「リミックス Z」』(JFN)にレギュラー出演中。
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