~ GDO、600万人の会員データを活用 ~
当社は2023年8月以降、GDOサービスの顧客接点に生成AIを実装することを目指し、AI開発と実装に多くの実績と専門性を有する株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長:瀧本恒氏)と共同で研究開発を進める「GDO-AI Lab」に取り組んできました。今回のデモ版は、その実装の第一弾となります。
GDOの会員数は2024年3月時点で607万人に達しています。この規模の商用サイトにおいて、個人情報にひもづかない顧客の行動・閲覧データ、口コミなどを活用し、対話型AIを通じてユーザーの購買(予約)にリコメンドや提案を行う機能を実装した例はこれまでにほとんどなく、最先端の取り組みと考えています。
今回のデモ版で実装を予定する機能は以下の2つです。
1:ゴルフ場予約サイトへの対話型AIのテスト実装
ゴルフ場予約ページに、対話型AI「GDO店員さんAIチャット」を設置します。このAIは、ユーザーが希望するゴルフ場について質問し、その回答に基づいてさらに詳細な希望を確認するなど、自然で高精度な会話を行います。いわば、ユーザー専用の有能なコンシェルジュとして、具体的な予約枠を提示します。
GDOには、プレーしたゴルフ場に関する会員のレビュー(口コミ)が膨大に蓄積されています。これらをAIに学習させてチューニングを行います。実装されたAIは、検索画面に表示されたゴルフ場の公式情報だけでは得られないデータをもとに、自然な会話から細やかな要望や潜在的なニーズをくみ取って、個々のユーザーに最適な提案を行います。
2:ECサイトでのバーチャル試着のテスト実装
ユーザーは自分の画像をアップロードすると、トップスやボトムスなどのウェアをバーチャル試着できます。生成AIが詳細な商品データを学習・解析しており、ユーザーの画像と照らし合わせることで、簡単にアイテムを身に着けた状態での見た目を確認できます。今後は、過去に購入した商品と組み合わせた試着、コーディネートの提案、類似アイテムのリコメンドなどの機能を追加する予定です。
これにより、ユーザーは自分に似合うコーディネートの具体的なイメージを持つことが可能となります。購入した商品が届いた際に「イメージと違った」ということが起こりうるECのデメリットや、実店舗で何着も試着を繰り返すわずらわしさを取り除き、ウェア選びが楽しくなる購買体験を提供します。
今後の本格導入を通じ、GDOが持つ豊富なユーザーデータやコンテンツデータとAIを掛け合わせることで、「GDO経済圏」のあらゆるサービス領域で顧客体験をリッチにしていきます。これにより、GDOでしか提供できないサービスの価値を最大化し、ゴルフをより多くの方が楽しめるように努めていきます。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)について
株式会社ゴルフダイジェスト・オンラインは「多様性を認め合い、人生を楽しむことができる寛容な社会を目指す」ことを理念として掲げ、ゴルフのワンストップ・サービス(見る・買う・行く・楽しむ)を提供するゴルフ専門ポータルサイト「GDO」を2000年より展開しています。
近年はゴルフにデータ/テクノロジーを融合した打球追跡システム「トップトレーサー・レンジ」のゴルフ練習場展開やゴルフレッスン・スタジオ「GOLFTEC」の運営、「スピードゴルフ」「スノーゴルフ」などゴルフの多様性を追求するイベントなどを展開し、ゴルフを通じて豊かで「あそび」のある生活を提供しています。
本社所在地:東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア8階
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株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン 金丸
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