11月2日(土)・3日(日)・4(月・祝)には公開制作も。
2024年10月23日(水)~11月4日(月)の期間中、阪急うめだ本店で開催する、人と自然、人と社会が調和し、未来を元気で豊かにすることを目指す「WITH Good Harmony」キャンペーンのテーマ「REBORN」に合わせ、9階 阪急うめだギャラリー・アートステージでは、世界でも有数の電子機器の墓場と言われるガーナのスラム街、アグボグブロシーの貧困問題と環境問題をアートのチカラで変えようとする気鋭のアーティスト、長坂真護の個展を開催します。オープンに先立ち、長坂真護本人が作品や取り組みについて語りました。
現在とは画材や作風の異なる路上画家時代の貴重な作品から現在のものまで、約150点ある展示作品の中から注目してほしいと語ったのは、2024年に制作した「Think Tank Of Freedom & Justice」。ガーナでは、先進国から寄付されたアパレル製品が無償で提供されるのではなく現地で販売され、その結果、在庫過多で手に負えなくなった業者が大量にビーチに投棄している、という実情を知りました。3人の少年の悲しげな姿とともに、長坂の当時の感情や思いをそのまま文字にして描いた力強い作品です。また投棄されたアパレル製品を買い取り、作品の一部とすることでその衝撃さを伝えています。
長坂は「家族や友人と本展を訪れ、廃棄物による環境問題や人権問題など様々な観点から持続可能性への理解を深めてほしい」と語りました。
タイトル:「長坂真護展~Still A BLACK STAR~」
期間:2024年10月23日(水)~11月4日(月) ※最終日は午後5時終了
場所:阪急うめだ本店 9階 阪急うめだギャラリー・アートステージ
特設サイト:https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_nagasakamago/
○旧アメリカ軍基地の廃看板を使用した公開制作もお見逃しなく
月の塔プロジェクト実行委員会として出展予定の2027年国際園芸博覧会の会場である神奈川県横浜市の上瀬谷。2024年夏、出展検討のために旧アメリカ軍基地である上瀬谷に訪れました。アメリカ軍基地の姿を残しつつ、新たな舞台として生まれ変わろうとしている上瀬谷の可能性を感じ、旧基地施設の解体撤去の際に処分された廃看板を作品にすることを決意。
11月2日(土)・3日(日)・4(月・祝)に会場にて公開制作を行います。
在廊日:10月23日(水)、11月2日(土)、3日(日)、4日(月・祝)
トークイベント:11月2日(土)午後2時~(予約不要)
※予定は変更となる可能性がございます。
○初収穫したスーパーフード、モリンガのお茶を先行販売
新たな雇用創出のため、アート作品の売上を資金に展開しているリサイクル工場や農業。2022年に農地を探し始め、ガーナ、アクラ近郊の農園でオリーブやコーヒー豆、モリンガなどの木を植樹しました。中でも栄養価とCO2の吸収量の高さがトップクラスのモリンガは、環境保全に貢献するスーパーフードとして知られています。本展では、9階 アートステージにて初収穫したモリンガのお茶を初お披露目、先行販売します。作品をプリントしたパッケージにも注目です。
<長坂真護プロフィール>
美術家
MAGO CREATION 株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS JAPAN 株式会社 代表取締役
MAGO MOTORS LTD CEO
iU 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授
1984年生まれ。
2017年6月、ガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やすことで生計を立てる人々と出会う。以降、廃棄物で作品を制作し、その売上げから生まれた資金で現地にリサイクル工場建設を進めるほか、環境を汚染しない農業やEVなどの事業を展開。経済・文化・環境(社会貢献)の3軸が好循環する新しい資本主義の仕組み「サステナブル・キャピタリズム」を提唱し、スラム街をサステナブルタウンへ変貌させるため、日々精力的に活動を続けている。
2022年9月、東京「上野の森美術館」にて自身初となる美術館個展を開催。同年11月、第51回ベストドレッサー賞、学術・文化部門受賞。ガーナに「MAGOMOTORS LTD」を設立し、ガーナ人63名が働いている。(2024年9月時点)
詳しくはこちらからご確認ください。
https://website.hankyu-dept.co.jp/honten/h/gallery_nagasakamago/index.html#project