~星のや沖縄では、旧暦にあわせて刻を愉しむ「琉球の暦」を1年を通して開催~

各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。海に抱かれる沖縄ラグジュアリーの最高峰「星のや沖縄」では、2025年9月1日~10月30日の間、今なお親しまれる伝統芸能を学び、独自の文化と時間の流れに触れる「琉球秋夜の宴」を開催します。星のや沖縄では、「旧暦」に沿って行われる年中行事や祭祀には沖縄独自の時間軸があると定義し、1年を通して様々な体験を提案しています。秋には、中国からの使者「冊封使(さっぽうし)」を歓待する豪華な宴に倣って、琉球独自の文化と時間の流れを体現した旧暦の催し物を開催。古の時代に思いを馳せる特別な時間を過ごします。
琉球の夜を愉しむ2つの宴
琉球王朝時代には、七宴と呼ばれる中国からの使者「冊封使」を歓待する宴が催されていました。中でも秋には、琉球王府に任命され、芸事を極めた「踊奉行(おどりぶぎょう)」により、「中秋之宴(ちゅうしゅうのえん)」や「重陽之宴(ちょうようのえん)」が盛大に催されました。これらは、秋の豊穣を祝うとともに、琉球芸能や宮廷料理など、今なお親しまれる琉球独自の文化と時間の流れを体現した特別な宴とされています。こうした豪華絢爛な宴が催された季節に、その伝統を受け継いだ秋の旧暦を感じられるプログラムを提供します。
「琉球秋夜の宴」特徴
■毎日開催する催し
1 琉球伝統芸能のルーツに迫るワークショップ

期間中は、琉球伝統芸能のルーツに迫るワークショップを開催。その日の演目にあわせて、踊りの見どころとなる歌の内容や舞台衣装、小道具について星のや沖縄のスタッフから学びます。季節の情景を演出する舞台衣装や小道具などの伝統文化に迫ることで、冊封使を歓待した芸能をより深く愉しめます。
2 プールサイドで秋の涼やかな風を感じながら愉しむ特別プログラム


海風が心地よく吹き抜ける集いの館では、琉球王朝時代に冊封使をもてなした、歓待の芸能を披露します。宴では、若い女性が秋の名月を眺めながら遊ぶ様子を表現したものや五穀豊穣を願った演目など、季節に合わせた琉球伝統芸能を愉しみます。鑑賞のお供は、十五夜で食べられる沖縄特有のお菓子「ふちゃぎ」(*)や、菊の葉を浮かべた「菊酒(ちくざき)」です。豊作や子孫繁栄、無病息災を祈願して、当時の宴でも振る舞われたとされています。旧暦の秋夜に酔いしれるひとときを過ごします。
* 餅にたっぷりの小豆をまぶしたもの。小豆には魔除けの意味合いがある。
「琉球秋夜の宴」日々の催し 概要
期間:2025年9月1日~10月30日
時間:ワークショップ|17:00~18:00 特別プログラム「宵の座」|18:30~19:00
料金:無料
定員:なし
予約:ワークショップ|公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyaokinawa/)にて受付 特別プログラム「宵の座」|不要
■一夜限りの催し
1 ユネスコ無形文化遺産の宮廷芸能「組踊」など、伝統の演目をプライベート鑑賞

琉球王朝時代の旧暦の秋には、冊封使をもてなす「七宴」のうち、「中秋之宴」と「重陽之宴」が催されていました。星のや沖縄では、2つの宴が開催された旧暦の日にあわせて、一夜限りのプライベートプログラムを開催。敷地内にある「道場」を貸し切り、それぞれの宴で披露されていた伝統の演目を披露します。舞台と客席が近く、月明りの下で鑑賞する空間にあわせて、伝統の演目を特別な演出にアレンジしました。華やかな衣装や優雅な踊りを間近で鑑賞し、特別な時間を過ごします。
【中秋之宴:旧暦8月15日】
琉球古来の芸能である「入子躍(いりこおどり)」を鑑賞します。入子踊は三線や胡弓(こきゅう)などの楽器が琉球に伝来する前に行われており、太鼓の音に乗せて歌と踊りで表現する芸能です。文献がほとんど残されていない、口伝の稀少な芸能を、星のや沖縄ならではの舞台として再現します。
【重陽之宴:旧暦9月9日】
重陽之宴では沖縄の伝統芸能である「組踊」が初めて披露されたといわれています。本プログラムでは当時と同じ演目であり、恋愛による執着とその悲劇的な結末を描いた「執心鐘入(しゅうしんかねいり)」を披露します。舞台と客席が近く、月明かりの下で鑑賞する空間にあわせて、伝統の演目を特別な演出にアレンジしました。歌うような美しい唱えに華やかな衣装、そして優雅な踊りを間近で鑑賞します。
2 演目の世界に没頭できるワークショップ

宴の前には、演目の歴史や楽器・踊りについて学ぶワークショップを行います。演目によって異なる歴史背景を知る他、「入子踊」では、希少な文献を読み解き、独自の解釈で再現された背景を伺い、「組踊」では、登場人物の性別・身分・役柄によって発声方法を変える「唱え」を体験します。伝統や歴史、実際に「唱え」を体験したうえで鑑賞すると、演目の世界をより深く楽しめます。
演者所属紹介「琉球伝統芸能デザイン研究室」
琉球伝統芸能デザイン研究室(代表:山内昌也/沖縄県立芸術大学教授・沖縄県指定無形文化財「沖縄伝
統音楽湛水流」保持者)は「高貴なうとぅいむち(おもてなし)による伝統と革新」をコンセプトに、伝統的な少人数・小空間にこだわり、琉球伝統芸能の公演を行う。歌三線、舞踊の師範を持つ演者が所属。2020年には、琉球古典音楽と琉球古典舞踊を 1名ずつで披露する上演スタイルが「グッドデザイン賞」を受賞。
「琉球秋夜の宴」一夜限りの催し 概要
開催日 :中秋之宴|2025年10月6日 重陽之宴|2025年10月29日
時間 :ワークショップ|17:00~17:30 宴|20:00~21:00
料金 :2名 180,000円(税・サービス料込)、1名追加ごと+20,000円 *宿泊料別
定員 :1日1組(2名~4名)
含まれるもの:唱えのワークショップ、宴の鑑賞 全てプライベート開催
予約 :公式サイト(https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyaokinawa/)にて2週間前まで受付
備考 :天候により実施内容が変更になる場合があります。
■星のや沖縄

海と共に暮らす、琉球文化を昇華させた「グスクの居館」。沖縄の史跡から発想を得た「グスクウォー
ル」と自然海岸に囲まれた敷地に、色彩豊かな畑と庭、海に臨む客室や沖縄文化を体験する道場が広が
る、沖縄の贅沢を集めた、海岸線に沿うリゾートです。
所在地 :〒904-0327 沖縄県中頭郡読谷村儀間474
電話 :050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :100室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1泊 170,000円〜(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:那覇空港から車で約1時間(空港リムジンバスあり<有料>)
URL :https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/hoshinoyaokinawa/
■星のや
「その瞬間の特等席へ。」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星
のや」。国内外に展開する各施設では、その地の風土、歴史、文化を繊細に織り込み、出会った季節に
しか味わえない最高の瞬間を体験していただくことで、訪れた人を日々の時間の流れから解き放つ。






