7.7「K-1 WORLD MAX」オウヤン・フェンがケガで欠場に…、ブアカーオとストーヤン・コプリヴレンスキーが対戦決定


K-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント


6月18日(火)、都内にて7月7日(日)に国立代々木競技場第二体育館で開催の『K-1 WORLD MAX 2024』の囲み会見が行われ、K-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメントで、K-1MAXの“鉄人”でありレジェンドであるブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と対戦する予定だった、オウヤン・フェン(中国)の欠場が発表、ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)に変更決定を発表した。

 K-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦7試合は3月に開催され、オウヤン・フェン(中国)、デング・シルバ(ブラジル)、ダリル・フェルドンク(オランダ)、ヴィクトル・アキモフ(ロシア)、ロマーノ・バクボード(スリナム)、カスペル・ムシンスキ(ポーランド)、ゾーラ・アカピャン(アルメニア)の7名が決勝進出を決めた。
 開幕戦翌日に行われた抽選会では、オウヤン・フェンvs.X、デング・シルバvs.ダリル・フェルドンク、ヴィクトル・アキモフvs.ロマーノ・バクボード、カスペル・ムシンスキvs.ゾーラ・アカピャンの組み合わせとなった。そして、気になるワイルドカードは後日発表という形となり、6月11日、オウヤン・フェン(中国)vs. ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)に対戦が決まっていた。

参考:MAXワイルドカードは、ブアカーオに決定!オウヤンとの新旧エース対決が時空を超えて実現(6月11日)

https://www.k-1.co.jp/news/39560



ブアカーオの戦歴は、2004年に開催されたK-1 WORLDMAX世界トーナメントで、魔裟斗、小比類巻貴之を破り優勝。05年の同トーナメントは決勝でアンディ・サワーに敗れるも、06年は佐藤嘉洋を準決勝で破り、サワーにリベンジをはたし2度目の世界一へ輝く。07年、08年は、魔娑斗、佐藤にそれぞれ敗北しMAX世界大会で優勝できなかったものの、10年に投げ有りの立ち技格闘技シュートボクシングのS-cupに参戦して優勝をはたした。

その後は、コンスタントに試合をしていったが、19年3月のクリス・ナギンビ戦を最後に3年間休養。22年7月のドミトリー・ヴァラッツ戦で復帰すると、同年8月の三浦孝太とのエキシビションマッチで圧倒して会場を沸かせた。9月にベアナックルルールで、エルカン・バロルを1RKO。10月に佐藤嘉洋とエキシビションマッチを行い、11月にベアナックルルールでセンチャイ・PKセンチャイムエタイジムから判定勝ち。23年5月はRIZINで安保瑠輝也とドロー。9月はRWSで城戸康裕と対戦も偶然のバッティングで無効試合に。24年3月はRIZINで木村“フィリップ”ミノルを2RKOで下している選手だ。



















 

オウヤンは武林風-70kg級世界王者で中国70kg最強の呼び声が高い強豪ファイター。かつて、GLORYのライト級トップ戦線を争っていたクリスチャン・バヤから判定勝ちを収めたことがある。23年12月にK-1初参戦し、和島大海の持つK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級タイトルに挑戦し、2RKOを収めて第5代王者となった。24年1月は中国の武林風でダビッド・キリアから3RTKO勝ちを収め、3月のK-1 WORLD MAX最強決定トーナメント開幕戦では、パスカル・シュロスを判定で下し、期待と注目が高まる選手だ。


K-1のカルロス菊田プロデューサーは、「オウヤン選手が練習中の負傷で欠場になりました。経緯としては、6月5日、練習中にケガをしてドクターから肋骨骨折による全治4週間と言われたようです。ワイルドカードのブアカーオ戦を発表し、なおさら本人はやりたがっていたようで、10日間静養していましたが、残念ながら間に合わずに欠場になりました」とオウヤンの欠場理由を説明した。


 また、オウヤンの代替選手としてストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)に決まったことも発表。

その理由としてカルロスプロデューサーは「選考の理由としましては、3月20日の開幕戦でムシンスキ選手に僅差の敗北を喫しましたが、実力は世界屈指。リアリティを当てるのはストーヤン選手しかいないと判断しました」と明かした。


 カルロスプロデューサーは、6月13日に開催されたK-1ファイティングネットワークルーマニア大会視察のため現地を訪問していたが、試合が直前でなくなったストーヤンと一緒だったという。「本人は準備ができていると言っていました。彼の最近の練習動画をみたら、すごい仕上がりになっていますので、ブアカーオ戦を勝てば優勝を狙える存在だと思っています」と期待をかけた。


 なおストーヤンは、GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、17年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利。22年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と対戦。互いに一歩も引かない接戦に。24年3月のK-1WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムジンスキと対戦し、試合終了間際にダウンを喫して判定負けとなった。



 ストーヤンはビデオメッセージで

「まず最初にK-1に対して、このような機会を与えてくれたことに感謝します。俺は1回戦を含めこのトーナメントに集中しているし、このビッグマッチに向けて準備は出来ている。俺にとってブアカーオは生ける伝説。そんな彼との試合はまさに夢のようだ。俺が幼少期のころ、ブアカーオの試合を見て沢山のことを学んだ。彼は俺にとってモチベーターさ。だからこそ、本当にこのカードにはとてもワクワクしている。K-1に対しては改めて感謝を伝えたい。自分史上最高のストーヤンを見せてやる。K-1ファンのみんな、俺が戻ってきたぜ。このトーナメントを見逃すなよ。最高のショーを見せてやるよ」

と意気込みを語った。



 ブアカーオは、対戦相手の変更に対して「誰とやっても勝つだけ」とコメントし、気にしていないという。


ブアカーオ

―― K-1で試合をする事をどう思うか?
「今回、再びK-1のリングで闘えることになって興奮していますし、嬉しく思っています」
――試合に向けて準備はできているか?
「私はいつでも闘う準備はできていますし、自信もあります。今回のK-1の大会で再びチャンピオンのベルトを巻く力があることを証明します」
――ファンにメッセージを。
「K-1ファンのみなさん、私がまたK-1のリングで闘ってチャンピオンになる姿を楽しみにしていてください。頑張ります!」


 優勝候補のオウヤンの欠場は残念だが、ストーヤンのトーナメント復活により、さらに混沌としたトーナメントに発展しそうだ。


  • <7・7決勝トーナメント一回戦組み合わせ> ※変更後

ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)vs.ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)
デング・シルバ(ブラジル)vs.ダリル・フェルドンク(オランダ)
ヴィクトル・アキモフ(ロシア)vs.ロマーノ・バクボード(スリナム)
カスペル・ムシンスキ(ポーランド)vs.ゾーラ・アカピャン(アルメニア)



  • 2024年7月7日(日)K-1 WORLD MAX

大会情報

日程:2024年07月07日(日)

会場:国立代々木競技場第二体育館

開催日時概要:未定

https://www.k-1.co.jp/schedule/16623

大会概要

◆主催・著作 K-1実行委員会
◆企画・制作 ㈱M-1スポーツメディア
◆運営 ㈱グッドルーザー


チケット情報

・ロイヤルシート::100,000円
・アリーナSRS:60,000円
・アリーナRS:35,000円
・アリーナS:18,000円
・スタンドS:18,000円
・スタンドA:10,000円
・スタンドB:7,000円
※消費税込み/全席指定/小学生からチケットが必要となります。


チケット販売所

チケットぴあ https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2448800
イープラス https://eplus.jp/k1-worldmax0707/
ローソンチケット https://l-tike.com/k1-worldmax0707/
K-1.CLUB https://fan.pia.jp/K-1/ticket/detail/23/
K-1ジム各店 https://www.k-1.co.jp/gym
株式会社グッドルーザー tel.03-6450-5470 (電話予約)


放送スケジュール

中継情報(予定)
テレビ&ビデオエンターテインメント「ABEMA」
CSチャンネル「GAORA SPORTS」



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