特定技能ビザ人材の採用に向けて新たな人材戦略を推進
多様化するニーズに向けて、カトープレジャーグループの新たな取り組み
カトープレジャーグループ(KPG)は、レジャー事業の開発・運営をおこなうトータルプロデュースカンパニーです。カトープレジャーグループが手がける事業には、日本旅館の温もりとホテルのプライベートな空間を融合させたスモールラグジュアリーリゾート「ふふ」や、沖縄の海を見渡せる全室オーシャンビューの南国リゾート「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル」などがあり、多岐に亘るレジャー事業を展開しております。国内外からの観光客の増加に伴い、サービス業界におけるお客さまのニーズは多様化しており、特にインバウンド需要の回復とともに質の高いサービスが求められています。また、サービス業界における慢性的な人材不足や、これに伴う運営の課題を解消するための対策が求められています。
カトープレジャーグループでは、ベトナムの大学との長期的な取り組みとして、特定技能資格を取得した外国人人材の採用に向けて施策を進めてまいりました。今後、さらなる人材の多様化を図り、お客さまにより豊かで多彩な過ごし方を提供できる体制を整えてまいります。
「KPGクラス」を開講、ベトナムの大学と協動して未来の人材を育成
カトープレジャーグループではこれまでも、ベトナムを含むアジア圏や欧米圏を対象とした雇用の取り組みを進めてまいりました。今回の新たな取り組みでは、ベトナムの3つの大学(4キャンパス)と協動し、大学の放課後に実施される特別授業「KPGクラス」を開講いたしました。(協働大学:ベトナム商工短期大学 ホーチミンキャンパス/ベトナム商工短期大学 本校(ハノイ)/私立ダイナム大学/私立ラクホン大学)
約6ヵ月にわたって実施されたプログラムでは、日本語教育を中心に、特定技能試験に合格するための教育を進めると共に、グループ全体の心の価値観を示す「KPGマインド」や、カトープレジャーグループの一員として遵守すべき基本的な決まり事を定めた「ハウスルール」を共有。これにより学生の段階から、文化や言語の壁を越えて、カトープレジャーグループの理念を共感できる人材の育成を目指し、モチベーションを高めてもらうことで自信を持って日本でのキャリアを踏み出せるようサポートしています。
2024年8月21日より5日間に渡り、ベトナムの4つの大学において「KPGクラス」のプログラム修了式が開催されました。4拠点で開催された修了式では、プログラムを通じて培った知識とスキルを振り返りながら「KPGマインド」の唱和が行われ、カトープレジャーグループ常務取締役兼グループ人事統括本部長である吉川 久也より、修了生一人ひとりに修了証を授与いたしました。
2024年11月頃からは、カトープレジャーグループの各施設で「KPGクラス」を受講した49名を対象にインターンシッププログラムを開始予定です。インターンシップでは、実際の業務体験を通じて実践力を高めると共に、特定技能試験に合格するための学習支援と実務面での準備も行います。
そして、2025年6月には、取り組みを通じて特定技能試験に合格した人材が、現場で活躍することが期待されています。「KPGクラス」やインターンシップでの経験を活かし、個々のさらなるキャリアの成長と、グループ全体のサービスの向上につなげます。
カトープレジャーグループ運営施設(一部)