【ルイ・ヴィトン】建築家フランク・ゲーリーとの卓越したコラボレーションによる新作ハイウォッチを発表


 

ルイ·ヴィトンは、新作ハイウォッチ「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン·ド·ジュネーヴ サファイア フランク·ゲーリー」を発表しました。

 

ウォッチメイキングアトリエ「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」と著名な建築家フランク·ゲーリーとの卓越したコラボレーションの賜物であるこのハイウォッチメイキングタイムピースは、ゲーリーによる最も印象的なデザインのうちの2つ──パリのフォンダシオン ルイ·ヴィトンとルイ·ヴィトン メゾン ソウルから着想を得た、ユニークなマスターピースを誇っています。

この全面スケルトンのウォッチの見事な構造は、「ラ·ファブリク·デュ·タン ルイ·ヴィトン」で製作、そして組み立てられ、ジュネーブ·シール(ポワンソン·ド·ジュネーブ)が刻印されたこのフライング トゥールビヨンムーブメントの全貌を遮るものなく明らかにしています。

 

フランク・ゲーリーは、2014年にパリのフォンダシオン ルイ・ヴィトン、そして2019年にルイ・ヴィトン メゾン ソウルを設計後、自身のキャリアにおいて初となるハイウォッチメイキングタイムピースを作るという新たな挑戦に乗り出すことを決意。

「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイア フランク・ゲーリー」が日の目を見るまで、ルイ・ヴィトンとこの著名な建築家とのディスカッションには2年を要しました。

 

極限まで透明感を高めつつ、この著名なカナダ人デザイナーの建築的なスピリットを尊重した直径43.8 mmの機械式ウォッチにまつわるすべての作業は、極めて複雑な課題でした。

このフライング トゥールビヨン ウォッチのダイアルをデザインするためにゲーリーは、自身の作品であるルイ・ヴィトン メゾン ソウルからインスピレーションを引き出し、建物の屋根の上に無重力で浮いているように見える波打つガラス構造を生み出しました。

 

船の帆の動きを詩的に隠喩するこの力強くも軽やかな特徴を表現するため、ゲーリーは、2021年に発表した同じサファイアモデルの大判写真を紙に印刷し、それをしわくちゃにして新作モデルのダイアルを創り出しました。

彼は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンのために作ったガラスの帆船に倣い、軽やかさと奥行きの印象はそのままに、ミニチュアスケールでウォッチ型のミニ構造体を製作。

「私のインスピレーションの源は、海や魚、船、船旅の世界。なぜならこれらは動きや可動性、速度の概念を表現しているから」と、ルイ・ヴィトン メゾン ソウルのグランドオープンで語ったゲーリー。

「動きを表現して、そのエネルギーとダイナミズムを静止物に注ぐことが好きなのです」。

 

 

透明感あるレリーフ

この建築的な特徴をハイウォッチメイキングタイムピースに置き換えるため、ケースとダイアルの素材にはサファイアが選ばれました。

透明感あるこの素材によって曲線的なレリーフを施すことができ、フランク・ゲーリーが愛する質感と光の効果を生み出します。

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」は、200 kgの単一のサファイアの塊からこの全面スケルトンのクリスタルフェイスを製作。

ケースやダイアル、リューズ、ホーン、針はすべて、世界でダイヤモンドの次に最も硬いこの鉱物から削り出されています。

 

ダイアルだけでも製作には250時間を要しました。これは、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」がこれまでに手掛けた中で最も作るのが難しいダイアルの1つで、紙1枚ほどの厚さしかない、まさにミニチュアの彫刻です。

アルチザンたちは加工の難しいサファイアに手作業で彫刻を施し、フランク・ゲーリーが自身の建築デザインを反映するために描いたフォルムとレリーフに命を吹き込みました。

ダイアルメーカーは医療器具を用いて、ゲーリーのスタイルの特徴である非対称なフォルムと渦巻きを再現。彼らの比類ない専門技術と精度は、とりわけダイアルのサテン仕上げやマット仕上げに見てとれます。

 

「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のアルチザンたちはこの上なく繊細な作業で、ダイヤモンドパウダーと先端にダイヤモンドが付いたドリルを用いて、ダイアル各部にマット加工を施しました。

熱や工具の振動によりサファイアが損傷するのを防ぐため、頻繁に作業を中断する必要がありました。

 

さらにダイアルの極端な薄さは、どんな種類の台にも固定できないことを意味していました。そのため、それぞれのアルチザンがダイアルを手で持ちながら双眼顕微鏡で覗き込んで光の当て方を色々と変えたり、あらゆる角度から裸眼で眺めて、パターンが完璧にマット加工されていることを確認しなくてはいけませんでした。

 

その結果、極めて洗練された仕上げは、サファイア表面で繰り広げられる光の交錯だけを際立たせ、独自の光の環を投げかけるトゥールビヨンムーブメントに視線を引き寄せます。

針もサファイア製で、夜間の視認性を高めるために発光するエッジを備えています。

 

 

センターステージを占めるムーブメント

風を受けているかのように膨らむゲーリーの特徴的なガラスの帆は、「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイア」の中心部分に表現されています。

 

サファイア製のダイアルとケースを備え、ジュネーブ・シールが刻印された初のウォッチであるこの「タンブール ムーン」は、ジュネーヴにある「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の時計職人たちによって完全に開発・製作・組み立てられたマニュファクチュール フライング トゥールビヨン LFT MM05.01 ムーブメントを搭載しています。

 

このサファイアガラス製の建築的マスターピースは、最小の部品にまで施された面取りやサテン仕上げを含め、歯車の美しさを余すところなく輝かせます。

繊細なオープンワーク加工を施したこのムーブメントは、コントラストを際立たせるためツートーンの仕上げに。

ソリッドなローズゴールド製のプレートは同心円状のサテン仕上げが特徴で、一方、歯車とフライング トゥールビヨンにはロジウムメッキが施されています。

 

 

80時間のパワーリザーブを備えたこの手巻き機械式ムーブメントは、1分間に1回転するトゥールビヨンのキャリッジ内にモノグラム・フラワーを表示。

 

ケースバックにはフランク・ゲーリーのサインがあしらわれ、「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン ポワンソン・ド・ジュネーヴ サファイア」の独自性を際立たせます。

まさに先駆的な建築界の巨匠のレンズを通して拡大された、大胆さとイノベーションというルイ・ヴィトンの価値観を表現するタイムピースなのです。

 

 

PHOTO CREDIT:LOUIS VUITTON

 

ルイ・ヴィトンについて

1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的である、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」の精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家やアーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。

 

詳細は、ルイ·ヴィトン 公式サイトhttps://www.louisvuitton.com をご覧ください。

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