【ルイ・ヴィトン】「シティ・ガイド アルル」の新刊と「ファッション・アイ」シリーズの新刊フォトブックを発表



ルイ·ヴィトンは、「シティ·ガイド アルル」の新刊と「ファッション·アイ」シリーズの新刊フォトブックを発表しました。


アルル国際写真フェスティバルを讃える「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」がアルルを再訪。

今夏、ルイ·ヴィトンはアルル国際写真フェスティバル(Rencontres de la Photographie d’Arles)に寄せて、「シティ·ガイド アルル」の新刊を刊行。シャルロット·ヨネ(Charlotte Yonnet)をゲスト寄稿者に迎え、いくつかの未発表写真も収録した本ガイドブックは、都市アルルをはじめ、そこを終の棲家にした人々、そしてフォトグラフィーにオマージュを捧げます。フェスティバルの開催期間中、ルイ·ヴィトンは地元のワイン·ショップにポップアップ·ブックストアをオープンし、サイン会やその他のイベントを開催して来場者を迎えます。

「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」は、トレンドを探り当て、アドバイスを提供し、都市の変貌をも追跡。20年以上にわたり世界の主要都市を巡ってきた「シティ·ガイド」は、パリやニューヨーク、ロンドン、東京をはじめとする35都市のファッションやデザイン、コンテンポラリーアート、フード、カルチャーを独自の視点で捉えてきました。あらゆる分野のライターやゲスト寄稿者たちが、最高に美しいホテルや最上級のレストラン、個性溢れる店、この上なく有名な歴史的スポットをそれぞれの感性に基づいて紹介します。


6年目を迎え、「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」はアルルに降り立ち、このカマルグ地方の都市とそこで開催される世界的に著名な写真フェスティバルにオマージュを捧げる改訂版を刊行。写真家集団タンダンス·フルーのフローレル·シュラン(Flore-Aël Surun)とヴァサンタ·ヨガナンタン(Vasantha Yogananthan)によるアルルと周辺地域の未発表写真やフェスティバルが一目で分わかるイラスト入りプログラムを収めた本ガイドブックは、何よりも写真に重きを置いています。書店で販売されるほか、フェスティバルの開催期間中はApp Storeから無料で入手可能です。


ルイ·ヴィトンは、旅やアート、ファッションに特化したシリーズを通じて、「シティ·ガイド」や「トラベルブック」、「ファッション·アイ」、紀行文など、約100タイトルの先駆的な書籍を出版しています。また、旅はアール·ドゥ·ヴィーヴル(豊かなライフスタイル)とも深い関わりがあるため、ルイ·ヴィトンは、フェスティバルの開催期間中、アルルの中心にあるワインバー「Le Buste et l’Oreille」にポップアップ·ブックストアをオープンし、著者やフォトグラファーが出席するスペシャル·イベントやサイン会を催します。

シティ·ガイド アルル 

ゲスト寄稿者:シャルロット·ヨネ(Charlotte Yonnet)

写真:フローレル·シュルン(Flore-Aël Surun) タンダンス·フルー(Tendance Floue)所属、ヴァサンタ·ヨガナンタン(Vasantha Yogananthan)

テキスト:クリストフ·キャシュラ(Christophe Cachera)、クララ·ル·フォール(Clara Le Fort)

256ページ

ISBN(英語版):978-2-36983-418-2

ISBN(仏語版):978-2-36983-419-9

「シティ·ガイド」の仏語版と英語版は日本未発売。

アプリ版は、App Storeで無料ダウンロード可能。

2024年7月1日から9月まで。



また、「ファッション・アイ」シリーズに旅を讃える新刊フォトブックが登場しました。

今年、アルル国際写真フェスティバル(Les Rencontres d’Arles)に寄せて、ルイ·ヴィトンのフォトブック「ファッション·アイ」シリーズに新たに「アルメニア by パトリック·ビーネルト(Patrick Bienert)」が仲間入り。ドイツ人フォトグラファーがコーカサスの 中心で、変わることのない安息の地の神秘的なポートレートを描きます。

ファッション·アイ アルメニア BY パトリック·ビーネルト

漂う3片の雲に包まれた万年雪を頂くアララト山は、ノアの方舟が流れ着いたと信じられている休火山です。私たちの旅がはじまるトルコにあるこの聖なる山は、対立する帝国の十字路にあり、歴史に翻弄され、最初のキリスト教の地であるアルメニアにとって今日でも象徴であり続けています。

パトリック·ビーネルトは、ジョージアとアゼルバイジャンという強大な隣国に背を向けて北から南へ縦断し、まさに内海と言うべきセヴァン湖を経由して、ロシアへの玄関口にある荒廃した首都エレバンに辿り着きます。その途上、彼はディアスポラに凌駕された、未完成のスピタク橋の橋脚のように脆弱ながらもまだ存立している極小の国へ。彼はこの探検を通じて、過去の対立と将来の不安に戸惑うさまざまな年齢の人々の深刻な顔に遭遇します。時の試練に耐えてきたこの岩だらけの土地では、ホスピタリティと信仰が共にしっかり根を下ろしています。ソビエト時代の苦い想い出であるアルメニア人虐殺の亡霊がさまよう場所からさほど遠くないところには、教会や修道院が点在。その他の文字で書かれた痕跡は、記憶が消え去るのを防ぐ無数の要塞をなしています。具体的で意図的な言葉の響きを伝える聖書や十字架、飾り板、写本。都市部でも田舎と同様、生活はスローペースで営まれています。アイスクリームを食べる子供、警戒の視線を向ける2人の老婦人、窓辺に干された洗濯物、産卵するニワトリ、そして改修中の平和記念碑。ページを通じて、色彩はほとんど見られません。色がないことで、パトリック·ビーネルトは、現実と現実によく似たものとの違いを強調しています。撤退というグレーゾーンでは、待ち時間が果てしなく続きます。ここは、あり得ない変化を望むという狂気が膨らむ場所なのです。

パトリック·ビーネルト

1980年にミュンヘンで生まれ、同地の州立写真デザイン専門学校(Staatliche Fachakademie Für Fotodesign)で学んだフォトグラファー パトリック·ビーネルトは、ミヒャエル·シュミット(Michael Schmidt)やアウグスト·ザンダー(August Sander)と同じドキュメンタリーの流れを汲む長期プロジェクトに取組んでいます。彼のポートレートや風景写真は、自然と文化、歴史とアイデンティティの結び目を解きほどきます。彼は、東欧の若者が抱く夢と革命にとりわけ関心があります。キーフにおけるクラブカルチャーの系譜(『Wake Up Nights』、2017年)、ジョージアにおける親ヨーロッパ運動(『East End of Europe』、2020年)、ロシア侵攻前のウクライナの春(『Happy Springs』、2023年)を捉えた3冊はその熱意を物語っています。『Double』、『Luncheon』、『Paper Journal』、『Zeit』といった雑誌の常連寄稿者であるパトリック·ビーネルトは、主だったところでは、ロンドンのWebber Galleryやトビリシ·フォト·フェスティバル(Tbilisi Photo Festival)、パリの0fr.ブックショップなどで写真展を開催してきました。


書誌情報:118ページ、写真75点

言語:仏語版および英語版

114ページ / 価格:6,820円(税込み)

23.5 x 30.5 cm

ISBN: 978-2-36983-414-4

発行日:2024年6月28日


PHOTO CREDIT: Louis Vuitton Malletier


詳細は、https://www.louisvuitton.com をご覧ください。


ルイ·ヴィトン シティ·ガイドについて

「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」は、トレンドセッターであると同時にトレンドの発見者でもあり、アヴァンギャルドとクラシシズム、マストアイテムの絶妙なブレンドを読者に提供して大成功を収めてきました。大都市に影響をおよぼす変化についての思慮深い情報通のコメンテーターであり、ファッションや、デザイン、ウェルビーイング、現代アート、ファインダイニング、文化に対するオフビートな視点を通じて、各都市の性格を浮き彫りにします。

あらゆる分野、さまざまな国々のジャーナリストやライターの寄稿チームに支えられている「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」は、各都市が提供する最高の魅力とそこで暮らす人々の行動の鋭い観察者です。

各ガイドは、カジュアルな観光客はもちろん、ビジネストラベラー、さらには地元住民にとっても最適。ラグジュアリーホテルから小さなブティックホテル、有名レストランから近所のビストロ、人気の市場から高級食料品店、古美術商やデザイナー、美術館やファッションショップ、見逃せないモニュメントや知られざる逸品まで、おすすめ情報が満載です。

デジタル版の「ルイ·ヴィトン シティ·ガイド」では、完全に主観的な視点に一層の力点が置かれています。iPhoneやiPadで利用可能なこのモバイル·アプリは、カタログに掲載されたすべての都市の他に、定期的に更新される何千もの項目を含んでいます。名誉ゲストや地元の隠れ家的スポット、都会の行楽地、イベント·カレンダー、著者の意見、写真で綴るポートフォリオなど、そこには、「シティ·ガイド」のエスプリが進化して息づいています。その広がりは、多くのスピンオフ動画番組が観られるApple TVや、アプリ「My Travel」や「My 24 Hours」といった機能を採用したルイ·ヴィトンのコネクテッド ウォッチ「タンブール ホライゾン」にまでおよびます。旅の体験はさらに充実し、完璧なものとなります。


ルイ·ヴィトン エディションについて

ルイ·ヴィトンの歴史の中で、書籍は常に特別な存在でした。創業者ルイ·ヴィトンの孫ガストン-ルイ·ヴィトン(1883年-1970年)自身、文学とアートブックを愛好する大の愛書家でした。見識ある愛書家として、ガストン-ルイ·ヴィトンは3つのビブリオフィル(愛書家)協会を設立し、当時の出版人やイラストレーター、作家とは書簡を交わす間柄でした。

1914年のオープン以来、シャンゼリゼストアには、顧客がゆったりと本を読んだり手紙を書いたりできる部屋が設けられています。こうした伝統は今もルイ·ヴィトンのブックストアに受け継がれ、アートやファッション、デザイン、旅をテーマとするさまざまな書籍が揃います。 

メゾン ルイ·ヴィトンは、20年以上にわたり独自の作品を出版。都市のガイドブック「シティ·ガイド」や、アーティスト·スケッチブック「トラベルブック」、フォトアルバム「ファッション·アイ」という旅を中心とした 3つのシリーズを含め、現在の書籍タイトル数は約100にのぼります。

また、メゾンは国際的な出版社とのコーヒーテーブルブックシリーズでのコラボレーションや、ルイ·ヴィトン ストアでのみ販売される、サインとシリアルナンバーの入った限定シリーズのアーティスト·エディションの製作を行っています。

 

 

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