自炊料理家・山口祐加さんご本人コメントも到着
数々の食卓と料理に心が動いた瞬間を綴った、いま最注目の自炊料理家・山口祐加さんの人となりと、料理との向き合い方を活写する、初のエッセイ集が2026年1月26日にNHK出版より発売になります。豊富な写真や17のレシピも収載。
生活も人も料理も毎日少しずつちがう。その日にしかない偶然があるから、自炊は面白い
現在『世界自炊紀行』（晶文社）が注目を集めている自炊料理家・山口祐加さん。山口さんが、ご自身のことや、自分と料理との関係性などについて綴った初のエッセイ集『自炊の風景』が2026年1月26日に発売されます。
初めて料理した幼少期、ひとり暮らしからふたり暮らしへの変化、料理家としての独立、世界の自炊を求め歩いた海外、結婚そして妊娠――時間と場所を移ろいながら、これまで食べてきた食卓の数々の風景と料理に心が動いた瞬間を自然体の文章で鮮やかに活写し、豊富な写真と17のレシピも収載。
「自炊」にとことん向き合い、著者と料理との関係性を浮き彫りにする、いま最注目の料理家の日常の記録です。
刊行に際し、山口祐加さんよりコメントいただきました
私は、なんてことない日々の料理に、とても興味がある。ありもので作った、つぎはぎの食卓は、今日も生きようとする工夫と創作に満ちている。そんな自炊の魅力に取り憑かれて早25年が経った。私の食卓や、お隣さんの食卓、時に地球の反対側まで足を運んで、自炊とは何かをとことん体感して書いた、自炊礼賛の一冊です。
三浦哲哉さん・永井玲衣さん絶賛！！
「山口さんの凜として痛快な料理道中記を読めば確信できる、一期一会の幸福はいつも自炊が運んでくれるということを。」――三浦哲哉（映画研究者）
「名もなき料理について、こんなにも考える人がいる。自炊ができないと苦しむ人に、こんなにも近づこうとする人がいる。そんな人がいる社会は、きっと息のしやすい社会なはずだ。」――永井玲衣（作家）
《目次》
はじめに
〈「自炊」ってなんだ〉
自炊料理家漂流記／料理の「コツ」ってなんだろう？／私が自炊を教える理由／冷蔵庫の食材テトリス／母のめんつゆ炒め／おばあちゃんの質素なお雑煮／「今日のごはん、何がいい？ 」って聞かれたら、何と答えるのが正解なのか／畑仕事と資本主義社会／秘密の汁かけ飯／ひとり暮らしで得た自炊の自由／ひとりごはん実験室／友達を家に呼んで食べる時に考えていること／料理と偶然出合うこと／先に食べてるよ／繰り返しの毎日に飽きないために
〈未知の自炊を求めて世界へ〉
海の向こうの自炊／手の動きが美しい国、台湾／チヂミには酢醬油につけた玉ねぎを／「敵にレシピは教えないでしょう？」／インド人青年のミッドナイトパスタ／自分で選ぶ・作る生活／フランス人から学んだコース料理の美学／おいしいミネストローネの秘密／パリ郊外の友達の家にて、冷蔵庫にあるもので自炊／メキシコで作る働き者のためのハンバーグ／未知なる料理のオンパレード。メキシコのお母さんが作る家庭料理／ペルーの山奥で暮らすおばあちゃんの食卓／料理家の海外持ち物リスト／ラオスは原始の料理が残る国
〈そして、自炊は続く〉
忘れたくない家、街／未完成の食卓／食欲さんの家出／クリスマスぎらい／作り置きの出産祝い／春は風味を食べる季節／現代おせち批評／岡山で出合った「じゃぶじゃぶ」と「牡蠣飯」／75歳の自炊の先輩／つわりと食生活／二度と作れないカレー／献立に「なる」
おわりに
著者情報
山口祐加（やまぐち・ゆか）
1992年生まれ、東京都出身。出版社、食のPR会社を経て独立。７歳から料理に親しみ、料理の楽しさを広げるために料理初心者に向けた料理教室「自炊レッスン」や小学生向けの「オンライン子ども自炊レッスン」、レシピ・エッセイの執筆、ポッドキャスト番組「聞くだけでごはんができるラジオ」など多岐にわたり活動中。著書に『世界自炊紀行』『軽めし 今日はなんだか軽く食べたい気分』、共著に『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』（星野概念）、『自炊の壁 料理の「めんどい」を乗り越える100の方法 』（佐々木典士）など多数。
商品情報
『自炊の風景』
著者：山口祐加
出版社：NHK出版
発売日：2026年1月26日
定価：1,760円（税込）
仕様：四六判並製
ページ数：208ページ
ISBN：978-4-14-005759-9
Amazon： https://www.amazon.co.jp/dp/4140057599
楽天ブックス：https://books.rakuten.co.jp/rb/18460917/
NHK出版：https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057592026.html
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