「南の琳派 田中一村カレンダー 2025」、「卓上 田中一村 カレンダー 2025年」9月2日発売


奄美を描いた孤高の日本画家、田中一村作品を堪能する


2021年7月、世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島。その豊かな自然と色鮮やかな花鳥をモチーフにした作品で知られる画家、田中一村の作品を収載したカレンダー「南の琳派 田中一村カレンダー 2025」と「卓上 田中一村 カレンダー 2025年」が2024年9月2日にNHK出版より発売されます。


「南の琳派 田中一村カレンダー 2025」

例年好評をいただいてる「南の琳派 田中一村カレンダー」。2025年版は、田中一村作品から代表作ともいえる7点を厳選いたしました。

表紙「不喰芋と蘇鐵」、1月-2月「桜躑躅に赤髭」、3月-4月「桐花に尾長」、5月-6月「草花に蝶と蛾」、7月-8月「初夏の海に赤翡翠」、9月-10月「枇榔樹の森に浅葱斑蝶」、11月-12月「アダンの海辺」を掲載しています。

11月-12月「アダンの海辺」

新商品「卓上 田中一村 カレンダー 2025年」

田中一村作品の代表作の多くが縦長構図となっていますが、公募展で初入選した「白い花」や奄美の熱帯魚を描いた作品は横長構図で描かれております。また、1月掲載の「菊図」は現存作品中最年少の一作。左端の落款の下に一部切り取った跡がありますが、これは一村の父稲村が手を加えたので自分の作品でなくなると、その部分を破いたものと言われております。一村が神童と呼ばれた所以です。

1月掲載の「菊図」

これら数々の力作を卓上カレンダーとして身近に楽しんでいただけたらと思い製作しました。一村が幼少期を過ごした栃木・東京・千葉、奄美にたどり着く前の旅先での作品、生涯を賭して表現した奄美、各時代 13点の作品を選定しております。是非様々な表情をもった一村作品をご堪能ください。

田中一村の回顧展でも販売

田中一村展 奄美の光 魂の絵画 Tanaka Isson: Light and Soul

会期:2024年9月19日(木)~12月1日(日)

場所:東京都美術館

「南の琳派 田中一村カレンダー 2025」、「卓上 田中一村 カレンダー 2025年」は、田中一村記念美術館、大島紬美術館、東京都美術館・田中一村展、NHK出版のECサイト、Amazonのほか、全国の主要書店でも購入できます。

田中一村プロフィール

田中一村(たなか・いっそん)

明治41年7月22日、彫刻家田中彌吉(号稲村)、

セイ夫妻の8人兄弟の長男として栃木県下都賀

郡栃木町に生まれる。本名孝。幼少の頃より米

邨と号して南画を描く。

大正15年、東京美術学校日本画科に入学する

も2ヶ月で中退。同期には加藤栄三、橋本明治、

東山魁夷、山田申吾らがいた。

昭和22年、「白い花」で青龍社展に初入選。そ

れを機に柳一村と名乗る。

昭和33年12月、すべてを捨てて奄美大島に

渡る。時に50歳。大島紬の染色工として働き、

奄美の景観や植生を描く。

昭和40年5月、姉を見送った後は、まるで描く

鬼となって創作を続ける。

昭和52年9月11日、夕食の準備中に心不全の

ため死去。69歳。

商品情報

南の琳派 田中一村カレンダー 2025

監修:大矢鞆音
編:NHK出版

出版社:NHK出版

発売日:2024年9月2日
サイズ:縦730㎜×横300㎜
内容:8枚
定価:2,970円(税込)

ISBN:978‐4ー14‐039596‐7

URL→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000395962024.html

卓上 田中一村 カレンダー 2025年

監修:大矢鞆音
編:NHK出版

出版社:NHK出版

発売日:2024年9月2日

サイズ:縦131.7×横186.5mm
内容:14枚
定価:1,650円(税込)

ISBN:978‐4ー14‐039595‐0

URL→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000395952024.html



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