「月イチ!“ぴあテン”ランキング」は、エンタメの出会いと発見を提供する「ぴあ」(アプリ&WEB)が贈る企画。評論家、ライター、編集者など映画のプロの投票により、月ごとに高評価の作品を選ぶ「みた」映画ベストテン、特に期待している作品を選ぶ「これからみたい」映画ベストテンを決めるランキングです。 5月公開作品から選ぶ「みた」映画ベストテンは、『関心領域』が1位となりました。
2024年5月公開の「みた」映画ベストテン
1位『関心領域』 52pt
2位『マッドマックス:フュリオサ』 39pt
3位『ミッシング』 24pt
4位『青春18×2 君へと続く道』 15pt
5位『碁盤斬り』 12pt
6位『人間の境界』 11pt
7位『胸騒ぎ』 10pt
8位『恋するプリテンダー』 8pt
8位『ブレインウォッシュ セックス-カメラ-パワー』 8pt
8位『ボブ・マーリー:ONE LOVE』 8pt
【ランキング投票方法】
「ぴあ」(アプリ&WEB)の“水先案内人”(=レビュアー)合計27名に2024年5月公開の「みた」映画の中からそれぞれがベスト3までを挙げていただき、1位:5点、2位:3点、3位:2点のポイントを付けたうえで集計したもの。対象は2024年5月1日~5月31日に日本で劇場公開された作品で、映画祭や特集上映での公開作、配信のみの作品、ブルーレイ・DVDのみでの発売作品は含みません。
カンヌ映画祭ではグランプリ、アカデミー賞では音響賞と国際長編映画賞を受賞した『関心領域』が52ptを獲得して1位に。27人の選者のうち14人が1位から3位のいずれかとして挙げており、賞レースでの高評価も納得の結果となりました。「将校が己の出世と転勤の損得ばかりを考えていたという衝撃の事実を暴露」(池上彰)、「一見ホームドラマ風なのに狂気に満ちた作品」(佐々木俊尚)、「ナチスの蛮行を一切見せないで音で感じさせる演出に戦慄が走った」(高松啓二)といった称賛が集まりました。
2位には『マッドマックス:フュリオサ』がランクイン。「前作『怒りのデス・ロード』越えの面白さ。ヒロインの復讐話にして、第1作にも似たテイストがうれしい」(平辻哲也)、「高い期待を裏切ることなくパワフルかつドラマチックで申し分ナシ」(渡辺麻紀)など、79歳ジョージ・ミラー監督の衰えぬ剛腕に感嘆の声が集まり、39ptを獲得しました。
3位には、選者3人が1位として投票した『ミッシング』が選ばれました。失踪した娘を探す母親を石原さとみが熱演した本作には「田(恵輔)監督の最高傑作。主演の石原さとみだけでなく、脇のキャラも緻密」(平辻哲也)という声が寄せられました。
※選者27人の投票作品とコメントは「ぴあ」(アプリ&WEB)に掲載中。
【投票者一覧】(50音順)
相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家)
池上彰(ジャーナリスト)
イソガイマサト(フリーライター)
伊藤さとり(映画パーソナリティ)
植草信和(フリー編集者/元キネマ旬報編集長)
恩田泰子(映画記者/讀賣新聞)
笠井信輔(フリーアナウンサー)
春日太一(映画史/時代劇研究家)
坂口英明(ぴあ編集者)
佐々木俊尚(フリージャーナリスト/作家)
相馬学(フリーライター)
高崎俊夫(フリー編集者/映画評論家)
高松啓二(イラストレーター)
立川直樹(プロデューサー/ディレクター)
中川右介(作家/編集者)
中谷祐介(ぴあ編集者)
夏目深雪(著述/編集業)
平辻哲也(映画ジャーナリスト)
細谷美香(映画ライター)
堀晃和(ライター/元産経新聞/編集者)
真魚八重子(映画評論家)
水上賢治(映画ライター)
村山章(映画ライター)
村山匡一郎(映画評論家)
よしひろまさみち(映画ライター)
渡辺祥子(映画評論家)
渡辺麻紀(映画ライター)
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代表取締役社長である⽮内廣が、中央大学在学中の1972年7月に、テレビの報道局でアルバイトをしていた仲間とともに映画・演劇・コンサートなどのエンタテインメント情報を網羅した月刊情報誌「ぴあ」を創刊しました。“文化・街歩きの道しるべ”として、当時の若者たちから絶大なる支持を集めました。(2011年7月21日発売・第1,341号を最後に休刊)
・最盛期発行部数:約100万部
・月刊~隔週刊~週間
・⾸都圏/関西版/中部版 ・最終号:通巻1,341号
・表紙イラスト作家及川正通氏 ※ 同一雑誌表紙描き手としてギネス記録
◆ “ぴあ”の名前の由来
「ぴあ」の創刊当時(1972年)は、情報誌という言葉すらなかった時代。「既存の言葉に雑のイメージを縛られたくない」と、あえて意味のない言葉を雑誌名にしました。将来的にくの方々に受け入れられる雑誌になったときに初めて、読者の方に具体的な意味やイメージ持ってほしいという思いから名付けたものです。
◆ ぴあ株式会社について
情報誌「ぴあ」創刊から2年後の1974年に、ぴあ株式会社を設立。現在のぴあグループは、音楽・スポーツ・演劇・映画・各種イベントなどの興行を常時約2万件登録し、年間約7千万枚のチケットを販売、1700万人を超える会員組織と約3万8千ヶ所の販売ネットワークを持つ日本最大手のチケットエージェントです。加えて、コンサートやイベント等の主催・運営をはじめ、ホール・劇場、興行主催者、スポーツ団体などへのチケット販売ソリューションの提供、レジャー・エンタテインメント領域における出版物の刊行やWebメディアの制作、ホールの開設や運営など、エンタテインメント分野におけるさまざまな事業を幅広く展開しています(プライム市場/証券コード4337)。