先日の全仏オープンで2連覇を果たし、パリパラリンピックでの金メダルも期待される、プロ車いすテニスプレイヤー小田凱人。現在、世界ランキング1位。いくつかのテレビCMにも出演中で、その注目度はますます高まっている。
そんな小田凱人選手が、難病をものともせずに世界一の座に登り詰めた軌跡を自ら語る初書籍『凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話』がいよいよ発売された。
発売日である6月21日には出身である愛知県一宮市の母校・西成中学校を訪れ、全校生徒438人に著書をプレゼント。母校の体育館で後輩たちを前に、懐かしい思い出話や車いすテニスにかける思いなどを笑顔で披露した。
また、母校体育館には多数のメディアが押しかけ、その注目度の高さを改めて証明した。
同日夕方からは会場を名古屋駅近くにある「TSUTAYA BOOKSTORE則武新町」に移し、トークショーとサイン本お渡し会を開催。
こちらも事前に発売された参加チケットは早々に完売。運よく参加できたファンたちと笑顔で交流した。
今回は出身地の愛知県で行われた書籍発売イベント。東京などでもぜひ開催してほしいという声が多数寄せられ、本人も「パリパラリンピック後に“凱旋”して、また東京などでも開催できたらいいですね」と語っていた。
【書籍概要】
『凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話』
発売日:2024年6月21日(金)
定価1,650円(税込)
四六判・196P
発売元:ぴあ株式会社
2023年6月、フランス。車いすテニスの「全仏オープン」を制した17歳の小田凱人は、史上最年少でのグランドスラム制覇と世界ランキング1位を同時に達成という華々しい偉業を成し遂げた。
小学校3年生で骨肉腫となり、サッカー選手になる夢をあきらめた小田少年は、闘病中に車いすテニスと出会い一筋の光を見出す。立ち止まることなく、新たな夢に向かってがむしゃらに進み、わずか8年で世界の頂点に立って見せた。
まるで夢物語のようなこのストーリーを、小田凱人はいかにして現実のものとしたのか?
誕生から現在まで、その道程を本人が詳細に語り下ろす。
夢を叶えるための強い意志、目標に向かって欠かさない努力、家族・友人・スタッフとの強い絆、周りを巻き込む空気、幸運を引き寄せる力、そして感謝の気持ち……。様々な要素がそろって初めて実現していく夢のカタチがそこにある。
常々「子どもたちのヒーローになりたい」と語る小田凱人。まだ道は半ばだと言う。パワーあふれる彼の姿から、この本を通して生きるエネルギーを受け取りたい。
【Amazon 】https://www.amazon.co.jp/dp/4835646959
■著者プロフィール
小田凱人(おだ・ときと)
2006年5月8日生まれ。愛知県出身。9歳のときに骨肉腫になり車いす生活に。10歳から車いすテニスを始め、数々の偉業を最年少で達成。2023年、全仏オープンでグランドスラム史上最年少優勝(17歳1か月2日)&最年少世界ランキング1位(17歳1か月4日)を達成し、ウィンブルドンも制覇。名実共に、車いすテニス界の次代を担うトッププレイヤーとして国内外から注目されている。世界シニアランキング1位、世界ジュニアランキング1位(2024年6月21日現在)。東海理化所属。