テレビ静岡ニュース
以下、「補助金縮小でガソリン価格がまた値上げ…家計を圧迫 1リットルあたり5円程度値上がりか 漁師も悲鳴 」の概要欄より
補助金の縮小に伴いガソリン価格がまた値上げです。静岡市駿河区のガソリンスタンドには値上げを前に駆け込みで給油をする人で列が出来ていました。そして、この値上げは漁師にとっては死活問題になっていました。
ガソリンを入れにきた人:
16日から(価格が)上がるって聞いたので
ガソリンを入れにきた人:
16日から(価格が)上がるので、15日中に入れたほうがいいかなと
政府の補助金縮小により続くガソリン価格の高騰。
16日以降、補助金はさらに縮小され、レギュラーガソリン1リットル当たり5円程度の値上げが予想されています。
伊藤渚紗 記者:
16日からガソリンの価格がさらに上がるということで、こちらのガソリンスタンドには続々と給油に訪れる人の姿が見られます
普段と比べ1.5倍ほどの客が訪れているという静岡市駿河区のガソリンスタンド。
15日までは企業努力でレギュラー1リットルあたり175円で対応してきましたが、16日からは180円に値上げをせざるを得ないといいます。
利用客からも嘆きの声が聞かれました。
利用客:
物価が上がってるときにガソリンまで上がると大変。家計的に苦しい。食べ物もガソリンも生きていくために必要
利用客:
5円ずつ上がっても最終的にはすごく上がるから、だまされているような気がする
利用客:
痛手。自営業だから仕事で使っているが全然違う。下がらなかったらどうなるかなという感じ
店では世界情勢の変化などから今後さらなる値上げの可能性もあるとして、スマートフォンのアプリなどを活用して少しでも安く給油ができるよう努めているということです。
「今は(1リットル当たり)120円。大体300リットルだから(満タンにすると)3万6000円」と嘆くのは、下田市で40年以上にわたって漁師をしている礒部一男さんです。
燃料の軽油代に加え釣り具や氷などの経費もかかる漁。
魚が獲れなければ赤字です。
漁師・礒部一男さん:
良いときは50キロ揚がるけど釣れない時はダメ。安くなってくれないと困る。燃料代が取れない
1カ月当たり15万円ほどかかる燃料費。
それでも現在は魚の卸値が上がっているため何とか生計を保てていますが、昔に比べて漁獲量も減り状況は年々厳しくなっているといいます。
漁師・礒部一男さん:
キンメ船も少なくなったし、魚が釣れなくなったらダメになる。(燃料高騰が)収まってくれないと上がるばかり
漁師にとっては死活問題である燃料高騰。
この状況がいつまで続くのかは不透明です。
ガソリン価格への補助は国が3年前から始め、2023年10月以降レギュラー1リットルの価格が175円程度になるように行っていました。
この補助金について2024年11月に補助率を段階的に引き下げると閣議決定され、12月19日から5円程値上げ、そして16日からさらに5円程値上がりする見込みとなりました。
15日に発表された14日時点のガソリンの小売価格は静岡県は181.5円。ここから5円程上がるということになります。
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