視聴者を最もくぎづけにした番組が明らかに!2024年4月クール バラエティ番組注目度ランキングを発表

 

ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIO株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷康士、以下REVISIO)は、2024年4月クールの民放キー局で放送されたレギュラーバラエティ114番組を対象に注目度ランキングを作成し、人気の傾向を分析致しました。「注目度が高い」とは、テレビの前の視聴者が画面にくぎづけになっていたことを表します。

今回のランキングの特徴として、世帯視聴率の順位と注目度の順位に大きなギャップがあることが挙げられます。視聴率ランキングでは知ることのできない、「視聴者に本当によく視られた番組」とは何なのでしょうか。今回もREVISIO独自の視点で分析・考察していきます。


個人全体注目度1位は「金スマ」


■中居さんの卓越したMC力で女性から高い支持

数あるバラエティ番組の中で、個人全体注目度1位を獲得したのは「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(金スマ)でした。女性注目度でも堂々の1位を獲得し、圧倒的な支持を集めていることが分かります。たとえば、4月26日放送の「ママのお悩み一刀両断SP」は特に女性視聴者の共感を呼んだテーマでした。藤本美貴さん、横澤夏子さん、中村仁美さんなどのママタレントが、子育ての悩みや葛藤を率直に語り合いました。中でも島田珠代さんの母子関係修復の物語は、感動的な展開で大きな反響を呼んだようです。女性に刺さるテーマに加え、中居正広さんの卓越したMC力も人気の大きな要因と言えるでしょう。ゲストの言葉に丁寧に耳を傾け、深い共感とユーモアを交えながら巧みにトークを引き出す手腕は、まさに「金スマ」の要と言えるでしょう。特に、女性の繊細な感情を読み取る力は、多くの女性視聴者から支持を集めている理由の一つと考えられます。

コア視聴層注目度1位は「水曜日のダウンタウン」

次は「コア視聴層」と呼ばれる男女13歳から49歳の層に注目してみましょう。この層のデータを見ると、21時以降の比較的遅い時間帯に放送されている番組が目立ちます。放送時間が遅くても、内容に話題性や斬新さがあれば、高い注目度を獲得できることがわかります。

これは、コア視聴層の生活環境による影響も大きいでしょうが、それだけではなく、この世代がより尖った内容や実験的な試みが行われている番組に惹かれていることも示唆しているかもしれません。

■スリルと笑いの絶妙なバランスで視聴者を魅了

男女13-49歳注目度ランキングで65.2%という数字を叩き出し1位に輝いたのは、TBS「水曜日のダウンタウン」です。世帯視聴率は5.4%で全体の40位と決して高い数値とは言えませんが、視聴者を「くぎづけ」にするパワーは圧倒的だと言えます。

では「水曜日のダウンタウン」は、なぜ視聴者を惹きつけるのでしょうか。その魅力は、過激で予測不能な企画内容にあります。スリルと笑いの絶妙なバランス感覚が、多くの視聴者を虜にしています。

演出を手掛ける藤井健太郎さんによれば「面白そうな企画でも、どこかの番組で先に同じようなことをやっていたら、基本的にはナシ」にするほど企画へのこだわりが強く、それがこの番組の最大の魅力と言えます。さらに、SNSでの拡散を意識した番組作りも、若年層の心を掴む要因と考えられます。インパクトのあるシーンや展開を盛り込むことで、視聴者がSNSでコメントしたくなるような状況を生み出し、番組の話題性を高めています。

放送時間が22時~という点も、一日が終わってリラックスしている時間帯であり、コア視聴層のライフスタイルに合致しています。これも高い注目度を獲得する要素と言えるでしょう。

 

REVISIOの「視聴質ブログ」では、本ランキングの分析をより詳細にご紹介しております。

視聴者をくぎづけにする番組の共通点は「親近感」?

男性40~50代注目度は93位だけど13~24歳だと1位!若者に圧倒的な人気の番組とは!?

ぜひブログ記事もご覧ください!

以上、2024年上半期のバラエティ番組注目度ランキングを分析すると、番組ごとの視聴層の違いが如実にわかる結果となりました。

メディアの多様化が進む中で、視聴者が求めるバラエティ番組への「質」もより高いものになっています。地上波テレビ局のバラエティ番組が、視聴者に支持され続けるコンテンツとなるにはどんな要素が必要なのか?注目度ランキングにはそのヒントが隠されているのではないでしょうか。

 

 

■テレビ番組の視聴率・注目度を無料でチェック!視聴データ公開サイト「RE.Source」

REVISIOの視聴データ公開サイト「RE.Source」では、過去1週間の関東・関西地域での地上波6局7チャンネルの世帯視聴率・注目度を毎日更新中。どなたでも無料でご覧いただけます(注目度をご覧頂く際はお名前とメールアドレスの登録が必要です)。ぜひアクセスしてみてください。

■今回分析に利用した指標について

※注目度とは?
テレビの前にいる人(滞在者)のうち、テレビ画面に視線を向けていた人(注視者)の割合を表します。シーンに注目している度合いがわかります。

<本件に関する問い合わせ先>

REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931

【REVISIO株式会社について】

REVISIO株式会社は2022/10/1より、TVISION INSIGHTS株式会社から社名を変更いたしました。
人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリアの2,000世帯・関西エリア600世帯、地上波/MX/BSの全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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