株式会社ライテック(本社:東京都台東区、代表取締役:廣田拓郎)は、この度、沖縄県宮古島のリゾートホテル「HOTEL LOCAL BASE」が5周年を迎えたことをお知らせいたします。
ライテックの宮古島での取り組みの背景
沖縄県宮古島は美しい海に囲まれた小さな島です。しかしこの美しい島には毎年大量の漂流ごみが流れ着き、大きな環境問題となっています。特に深刻なのは、廃プラスチックの問題です。
ライテックは長年にわたり、プラスチックを利用した使いきりライターを主軸に製造・販売しています。「使いきり」という性質上、多くは廃棄され、新しい商品を投入するサイクルが市場の課題にもなっています。
そこでこの状況を真摯に受け止め、2019年から沖縄・宮古島の「HOTEL LOCAL BASE」を拠点とした環境問題への積極的な取り組みをスタートしました。
環境に配慮した建設と運営
HOTEL LOCAL BASEは、「地域の拠点」となることを目指し、宮古島の自然や文化への敬意を持って運営してまいりました。観光で訪れるお客様の宿泊施設としてだけでなく、地域の方々の交流拠点として、誰でも気軽に立ち寄っていただける場所となるべく、かねてより地域に根ざしたイベントも実施しています。
また、施設としてもサステナブルに運営できるよう、環境に配慮した建設を行いました。具体的には、鉄骨造(S造)を採用し建設時の単位面積あたりのCO2排出量の削減をしたほか、貯水した雨水を花壇等へ再利用するシステムを導入しています。ほかにも、一部店舗では塗装足場板のリサイクルフローリングや高床式による通気性の良い建設を採用するなど、なるべくコンクリートを利用せず木材も傷みにくいよう工夫しています。最大の特徴は、10ヶ月という短い期間でロスを極力出さないよう建築したことで、余った杉材は施設内の家具などとして活用しました。
提供する商品や備品にもこだわっており、動物性不使用なメニューのご用意、環境負荷の少ないアメニティの選定など、細部にわたって配慮をしています。さらに地産地消の推進にも力を入れ、宮古馬の馬糞を活用した自社農園での循環型農業への挑戦や、宮古島産の資材の積極的な採用を行っています。 施設内焙煎所「HASABA COFFEE」で提供している新鮮なコーヒーの出し殻を、防虫剤や肥料として再利用もしています。
海を守る活動も推進
施設外の海洋保全活動にも積極的に取り組んでいます。一般社団法人ネレイスと連携した「未来に残そう宮古ブループロジェクト」では、宮古島のゴミ問題に向き合って取り組みを進めています。ホテル内にも施設を訪れる方が気軽に「ビーチクリーン」を行えるように、漂着ゴミ専用ゴミ箱を設置しました。
今後も開業当初からの環境配慮の姿勢で宮古島の美しい自然と文化を守りながら、持続可能な観光と地域貢献の両立を目指してまいります。また、環境課題の改善と事業の継続を同義と捉え、経営方針にSDGs(持続可能な開発目標)を掲げ、持続可能な未来を目指して取り組んで参ります。
HOTEL LOCAL BASE概要
住所:〒906-0012 沖縄県宮古島市平良西里1886-1
宮古空港から車で約8分
市街地まで車で約15分
与那覇前浜ビーチまで車で約15分
URL:https://hotellocalbase.com
株式会社ライテック会社概要
ライテックは、創業から80年以上にわたりライターをはじめとした喫煙具を製造販売してきた老舗のライターメーカーです。時代の先を行く挑戦と創造でお客様の生活と環境に寄り添ったものづくりで社会を照らし続ける灯りであるべく、商品の開発に取り組んで参ります。
会社名:株式会社ライテック
住所:東京都台東区浅草橋2丁目13−9
代表者:廣田拓郎
創業:昭和12年(1937年)
設立:昭和29年(1954年)