撮影:上飯坂一
来年デビュー40周年を迎えるJ-SOULのレジェンド’バブルガム・ブラザーズ’が、6年ぶりの再始動ライブ『バブルガム・ブラザーズ LAST LIVE vol.1~じじいが街にやってくる!~』をビルボードライブ横浜で開催した。会場は彼らの復活を待ちわびた観客で超満員、開演前から期待と興奮で場内の熱が上がる。そしてライブがスタート。
撮影:上飯坂一
華やかなオープニング。が、登場の演出に場内は大爆笑。詳しくは控えるが、自虐的な表現で逆境を吹き飛ばすような演出で、一瞬にして彼らが帰って来たことを強烈に印象づけた。R&Bの名曲2曲を熱演してMCへ。年齢のこと、病気のこと、テーマは変わったがバブル流のトークは健在で、ブラザートムの一言「ステージに二人で並んでいることが本当に嬉しい」が心に染みた。
撮影:上飯坂一
続いて、スマッシュヒット曲『Torokel Lady』、『SOUL SISTER,BROWN SUGAR』(サム&デイヴ)とステージはヒートアップしていく。2回目のMCでは、ブラザーコーンのトークを遮り『Beautiful People』のイントロが流れる。30万枚を超えた大ヒット曲で、終盤にキーワードをコールして該当する観客がサビをレスポンスするのが恒例となっている。これも詳しくは控えるが、武道館ライブのDVDにリアルな映像が収録されている。
撮影:上飯坂一
このライブではソロ歌唱が披露される。ブラザートムはアルバム『B・P』収録の名バラード『BLUE MOON』、ブラザーコーンはソロベストアルバムのタイトル曲『My Life is in Destiny』(故・松本一起氏の遺作)、それぞれの想いを込めて熱唱した。
撮影:上飯坂一
本編のクライマックスは、バブル流ソウル・ミュージック核心的楽曲『HARLEM125』、『SOUL大臣』。タイプは違うがビート・サウンド・メロディのすべてにおいてJ-SOULの傑作と断言できる。観客のボルテージも最高潮となった。
撮影:上飯坂一
アンコールは勿論ミリオンセラー『WON’T BE LONG』。シナリオ通りでも体と心が激しく動く。やはりこの曲の力は計り知れない。全11曲、80分を超えるステージは圧巻。バブルガム・ブラザーズ、よくぞ帰って来てくれた!
■ブラザーコーンのコメント
「今日は久しぶりにBro.TOMと面白おかしくライブができたことが本当に良かった。抗がん剤治療中で貧血や頭痛などで心配していたけど、ドーパミンが物凄く出て、声も出てイイ感じのライブが出来た。これから何ヵ所か回るけど、完治したら全国を回りたい。バブルガム・ブラザーズは不滅なので、どちらかが死ぬまでバブルガム・ブラザーズで頑張りたい。シクヨロ!
■ブラザートムのコメント
「やっぱりいいね、バブルガム・ブラザーズ。それから観に来た人たちがすごく楽しんでくれて嬉しかった。気をつけないと俺たちが40終演でいなくなるんじゃなくて、観に来る人が減っちゃうから。
だからみんなが健康で80周年ぐらいまでやれればいいな。それ以上言うと欲になるし、でも100歳?までバブルガム・ブラザーズは頑張っていきますので宜しくお願いします。」
最後にMC中のプロモーション的なブラザーコーンの発現を記しておく。
「名古屋はまだチケットが完売していないので、ここで演っていない曲を名古屋で演る。良かったら名古屋にも来てね。」
バブルガム・ブラザーズのライブは、大阪(8/22)、名古屋(9/8)、東京・銀座(10/14)と続く。レコード会社の倉庫から貴重なミュージックビデオがまとまって発見されたとの情報も出てきた。デビュー40周年にむけた彼らの動き・発信には大いに注目したい。
★バブルガム・ブラザーズ オフィシャルサイト
https://bubblegumbrothers.com/#top
★バブルガム・ブラザーズ インスタグラム
https://www.instagram.com/bubblegumbrothers/
〈バブルガム・ブラザーズ ライブ情報〉
●2024年9月8日(日)
名古屋レジェンドホール(1日2回公演)
1st STAGE 開場/16:00、開演/17:00
2nd STAGE 開場/19:00、開演/19:30
*チケット購入(受付)
https://t.livepocket.jp/t/bgb0908
●2024年10月14日(月)
銀座・ベースグランベル(1日2回公演)
1st STAGE 開場/16:00、開演/17:00
2nd STAGE 開場/19:00、開演/20:00
*チケット購入(受付)
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