市内の小・中学校に勤務するALTと、生きた自然な英語体験を
兵庫県川西市では、令和6年8月に小・中学生の夏休みにEnglish Summer Campを開催しました。
川西市内の小・中学校で勤務する、アメリカなどから来日したALTの先生たちと一緒に、日頃の授業だけでは触れられない生きた自然な英語体験することを目的に、川西市の街なかやキセラ川西プラザで、のべ約140名の子どもたちが楽しく英語に触れました。
このイベントは、未就学児とその保護者、小学校低学年、高学年、中学生にコースを分け、様々なテーマで展開。
川西市内の小中学校で勤務するALT* 20名が参加し、参加した子どもたちと楽しく英語で交流しました。
イベントで行われた取り組みの内容は、以下の通りです。
*ALT 外国語指導助手(Assistant Language Teacher)のこと。学級・教科担任を英語面でサポートすること、生きた英語の提供や、児童のコミュニケーション意欲、学習意欲の向上などが期待されています。
1.中学生対象の取り組み
「川西市の見所を自分で紹介してみよう!」をコンセプトに、現在市内に勤務している中学校ALTと、この夏に来日したばかりのALTにむけて、自分達が住む川西市を自分たちの視点で、自らの言葉、表現で紹介してみることに挑戦。
市内の中学校(川西中、川西南中、明峰中、緑台中、東谷中)に通う生徒たちが参加しました。
8月20日 川西市役所で、ALTたちと一緒にどこに行ってみたいか話し合い
8月22日 実際に街なかへ足を運び、現地にて英語でコミュニケーション
行った場所 : 無印良品、エディオン など ( ともに、オアシスタウンキセラ川西店 )
その後、ランチを一緒に楽しむなど1日生きた英語に触れ、参加した中学生たちは、
「できるだけ伝わるように考えながら英語を話しましたが、伝えるのが難しかった分、伝わったときとてもうれしくて、達成感がありました。
英語で話す抵抗感がなくなったし、これを機にもっと英語を勉強しようと思いました」などと話しました。
2.小学生以下対象の取り組み
8月27日、未就学児とその保護者は「数を使った歌や遊び」、小学生は「夏休み中のオリンピックから色々なスポーツや競技」を通して英語に慣れ親しむことをコンセプトに、川西市内の小・中学校で勤務するALTたちと交流。
キセラ川西プラザで各コースのべ4回開催しました。
小学校低学年コースに参加し、オリンピックでのスポーツ・競技を通じてジェスチャーゲームなどで英語に触れた川西北小学校に通う児童らは、「先生がめちゃくちゃ優しくて楽しかったです。ジェスチャーで遊んだり、歌いながら踊ったりしたのがよかった」と話しました。
同行した保護者らは、「夏休みの体験としてはとてもいいイベントで、英語の環境に子どもが触れてくれたらうれしいと思います。なかなか英語に触れ合ったり、生で聞く機会はないので、これからもこういうイベントがあるとありがたい」などと話しました。
このイベントを通じて、フィリピンから7月末頃に来日したばかりのALT、Arlyn Demafiles(アーリン デマフィレス、30歳)さんは、「 Thank you for taking this initiative to show us around with the students as our guide. Besides the fact that it’s fun, it’s a win-win situation for us since we learned where to get other stuff for our daily needs and at the same time the students were able to practice their speaking skills. Looking forward to more fun activities with everybody! (生徒たちにこの辺りを案内してもらうという新しい取り組みはありがたいです。楽しかっただけでなく、私たちは普段買い物する場所が広がったし、生徒たちは話す練習になったし、お互いによかったのでは。また皆さんと面白いことができるのを楽しみにしています!) 」などと話しました。