株式会社 学研ホールディングス(東京・品川/代表取締役社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社 学研エル・スタッフィング(東京・高田馬場/代表取締役社長:伊藤弘雅)の運営する「学研のWILL学園」では、全キャンパスの生徒が参加した「公式キャラクター制作授業」を行い、そのグランプリ作品がWILL学園の公式キャラクターに選ばれました。
公式キャラクター制作授業を開催した背景
不登校・発達障がいのあるお子様を広くお引き受けしているフリースクール・通信制サポート校の学研WILL学園では、2000年の開校以来、少人数制の親身なサポートを維持しながらも各地にキャンパスを展開してまいりました。
在校生にはさまざまな生徒がいますが、中でもゲームやアニメ、漫画が大好きな生徒が多く、毎日の放課後や屋内行事・イベントの時はホワイトボードがプロ顔負けのイラストで埋め尽くされます。
先生の似顔絵や人気アニメのキャラクターまで、さまざまな絵を描きますが、ある生徒から「これはうちのキャンパスのマスコットだ!」と言われたことがきっかけで、公式キャラクターを生徒たちが制作すると一体感が生まれるのでは?と着想を得ました。
全国各地にキャンパスがあることから、地域に特化した運営に注力してきた学園ですが、全キャンパスで一丸となって1つのプロジェクトに取り組もうという想いから、公式キャラクター制作プロジェクトが始動しました。
全国のWILL学園キャンパスから70以上の作品がエントリー!
合同行事・イベントや季節講習会以外で、全キャンパスが1つの企画に取り組むというのは初めて。
どうすれば生徒たちが楽しく参加できるだろう?
絵が苦手な生徒でもプロジェクト型学習を通して、将来社会に出た時に味わうような体験をさせたい!
自分のイラストがグランプリを取ることの嬉しさから、「自分にはこんな才能があるんだ!」ということも気づいてほしい!
そんな思いから、企画の細部まで作り込みました。
各キャンパスの教職員や、学園の広報担当部門まで一緒になって会議を重ね、授業の中で気持ちを盛り上げていきました。
「将来に向けて、羽ばたいていくから鳥のキャラクター!」
「学研のWILL学園なので、学園のロゴをキャラクターに盛り込んでみた!」
さまざまな想いを乗せて、集まった作品はなんと75作品!
イラストが好きな生徒は2作品以上エントリーしてくれた子もいました。
絵を描くのが苦手な生徒も自分なりに想いを形にして、細かい設定や背景まで追加してくれました。
WILL学園の責任者・本社の広報担当者がグランプリを決定!
難しかったのは、選考作業です。
授業の中でも「描いて終わり」ではなく、自分が作品にどんな想いを乗せたのか、自分以外の作品で気に入ったものはどの作品か?などを協議しました。
みんな、大人の会議さながらに
「この作品は画力がすごいけど、WILL学園のコンセプトと若干ズレているんじゃない?」
「想いもあって、キャラも可愛いけれど、ご当地感がありすぎて公式キャラとはいえないかも…?」
など熱いディスカッションを繰り広げました。
そんな生徒たちの想いが集積しているので、教職員の選考会も大変!
何時間にも及ぶ選考会で、「全ての生徒の想いを無駄にしたくない!」「誰一人取り残さない」という気持ちで、何度も試行錯誤しながら議論をしました。
1作品に絞るのは本当に本当に難しかったですが、みなさんの熱い気持ちを一手に引き受け、公式キャラクター爆誕です!
グランプリに選出された生徒の声
グランプリが決定してすぐに高田馬場キャンパスへ訪問し、原案を作成してくれた生徒に突撃インタビュー! 普段はおとなしいタイプの子なのですが、自分の意見をしっかりと持っていて、ハキハキとした受け答えをしてくれました! 最初は自身の作品が選ばれたことにとても驚いた様子でしたが、キャンパスのクラスメイトたちからの祝福に少し恥ずかしがりながらも、グランプリへの喜びを語ってくれました!
純粋に嬉しいです。もともと、教室のホワイトボードにふざけて描いていたような絵を参考にして今回のキャラクターを描いてみたので、こんな形で選ばれるとは思ってもいませんでした。これからいろんなところで使ってもらえるとのことなので、よろしくお願いします。
とっても嬉しそうにお話ししてくれました!
今回の授業を終えて
実は、形にするのに半年以上温めた公式キャラクター制作企画!
初の全キャンパス協働での取り組みということもあり、キャンパスごとの温度差や全体を巻き込むことの大変さも想定しており、不安しかありませんでした。
万が一、企画が頓挫した時に備えて、WILL学園の事業責任者が8年温めた秘蔵っ子キャラもひっそりデザイン化。
でも、実際に企画をすすめてみると、教職員以上に夢中になって取り組んでくれる生徒や、この企画で登校頻度が上がった生徒もおり、改めて生徒たちの無限の可能性を感じました。
過去にもゲーム大会や読書感想文コンクールなどに個々で応募・出展した生徒たちもいましたが、学園として1つのことに取り組む大切さやみんなで一緒に創り上げる楽しさを再度教えてくれた今回の企画。
授業の風景や、ディスカッションの様子を動画にまとめていますので、より詳しく見てみたい!という方は以下からご視聴ください。
学研WILL学園では今後も、生徒たちが自主性・主体性をもって楽しく有意義に取り組める指導・支援を続けてまいります。
7月末からは外部生の受講も可能な不登校・発達障がい・グレーゾーンのお子様向け夏期講習、8月には趣味・教養講座てんこもりの体験入学ウィークのサマースクールも控えておりますので、ぜひ一度キャンパスをその目でご覧いただければと思います。
●主催者情報
[学研WILL学園について]
学研WILL学園は通信制サポート校とフリースクールが一緒になった新しい形の学園です。小学6年生~高校3年生までの生徒をお引き受けしており、「人間が生きていくために必要な“積極的に行おうとする力”を養い、真に自立した人間を社会に送り出す」をモットーに、特に不登校・発達障がいの傾向がある児童生徒の進級・進学・登校復帰を力強くサポートしています。
[学研の家庭教師 訪問支援室について]
「訪問支援室」は「学研の家庭教師」のなかでも不登校(学力不振、心理的不安、起立性調節障害等の自律神経失調症)、発達障がいの児童生徒を専門にサポートしています。
「専門のサポートは期待したいがフリースクールに行くつもりはない」「近くに通えるフリースクールや専門の塾がない」「塾ではなく個別最適化されたサポートを期待したい」という声を受け、設置から15年以上にわたり多くの生徒達を支援してまいりました。
多くの不登校・発達障害の生徒のみなさんを難関校・進学校へ送り出した実績があります。
学習指導だけではなく、早寝早起きや宿題管理などの生活指導にも力を入れています。
■株式会社学研エル・スタッフィング(Gakken L Staffing Co., Ltd.)
https://www.gakken-lstaffing.jp/
・代表取締役社長:伊藤 弘雅
・設立:1983年12月17日
・所在地:東京都豊島区高田3-14-29 KDX高田馬場ビル3F
・電話番号:03-6903-1320(代表)
・事業内容:家庭教師事業、サポート校事業、インターネットメディア事業、講師特化型求人広告事業、人材支援事業、自治体支援事業
■株式会社学研ホールディングス(GAKKEN HOLDINGS CO., LTD.)
https://www.gakken.co.jp/
・代表取締役社長:宮原 博昭
・法人設立年月日:1947年3月31日
・資本金:19,817百万円
・売上高:1,641億円、連結子会社75社(2023年9月期)
東京証券取引所 プライム市場情報(証券コード:9470)
・所在住所:〒141-8510 東京都品川区西五反田2丁目11番8号
・電話番号:03-6431-1001(代表)
・事業内容:1946年創業の教育・医療福祉関連事業を展開する持株会社
教育分野:「学研教室」を始めとする教室・学習塾事業、
学習教材などの出版・コンテンツ事業、
教科書・保育用品などの園・学校事業など
医療福祉分野:サービス付き高齢者向け住宅事業、
認知症グループホーム事業、
保育園・学童などの子育て支援事業など
グローバル:150か国以上で活動・事業展開