社会人の気分転換の方法に関する意識調査
株式会社 R&G(埼玉県さいたま市、代表:吉田 忠義)は、社会人499人を対象に「気分転換の方法に関する意識調査」を実施し、そのデータをランキング化しました。
「ストレスが溜まったときにうまく気分転換できない」と悩んでいる社会人も多いのではないでしょうか。気分転換の方法はさまざまで、性格やシチュエーションによって合う、合わないがあります。
そこで今回、株式会社R&G( https://r-andg.jp/ )は、社会人499人に「気分転換の方法」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査結果に対して、メンタルヘルスケア&マネジメントサロン( https://odakachie.com/ )代表の小高千枝氏からご考察いただいております。
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/ )へのリンク設置をお願い致します。
【調査概要】
調査対象:社会人の方
調査期間:2024年5月31日~6月4日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:499人(女性314人/男性185人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 23.0%/30代 34.9%/40代 27.1%/50代 11.6%/60代以上 3.0%
【調査結果サマリー】
・気分転換をするのは「物事がうまく進まないとき」
・社会人がおすすめする気分転換の方法は「寝る」
・社会人がおすすめしない気分転換の方法は「買い物する」
気分転換をするのは「物事がうまく進まないとき」
社会人499人に、気分転換するのはどんなときかを聞いたところ、1位は「物事がうまく進まない(85人)」、2位は「人間関係に問題がある(83人)」でした。
「仕事や家事がうまくいかないなど、何らかのストレスを感じているときに気分転換したくなる人が多数。小さなストレスならやり過ごせるかもしれませんが、ストレスが溜まってくると「気分転換したい」と感じることも増えるでしょう。
上手に気分転換することで、集中力が回復したりやる気が出たりします。
社会人がおすすめする気分転換の方法は「寝る」
おすすめの気分転換方法としてもっとも多かった回答は「寝る(81人)」。僅差で2位「散歩する(78人)」が続きます。
外出するものからインドア系まで、さまざまな回答がランクインしています。「職場ならコーヒーを淹れる」「休日は買い物に行く」など、シチュエーションによって気分転換の方法を使い分けている人も多いのではないでしょうか。
<1位 寝る>
・早めに寝る(20代 女性)
・仮眠や少し長い休憩(40代 男性)
昼休憩時に仮眠をとる方もいるのではないでしょうか。短時間昼寝することで気分転換になり、午後からの仕事に集中できるという人もたくさんいます。
また「休日にしっかり寝る」「早く寝るようにする」という回答も。睡眠時には記憶や感情が整理されると言われており、「ちょっと嫌なことがあっても寝たら忘れる」というタイプの人もいますね。
<2位 散歩する>
・散歩です。とにかく外に出て歩くのがよいと思っています(40代 男性)
・緑の多い公園を散歩する(50代 女性)
外に出て散歩すれば、風や日光、景色などを楽しめて、気分転換になります。ほどよく体を動かすことによるリフレッシュ効果もあるでしょう。
また、会社帰りや休日に普段は通らない道を歩いてみる方法もおすすめ。「新しいお店ができている」といった発見があり、刺激になるはずです。
<3位 動画を見る>
・イヤホンをして自分の世界に入り、好きなアーティストのライブ映像を眺めます(20代 女性)
・Netflixなどでコミカルな映画やドラマの観賞(40代 女性)
・リクライニングチェアにもたれ、海外ドラマを鑑賞する(50代 男性)
エンタメコンテンツを楽しむことも、気分転換になります。笑ったり泣いたり、エンタメで感情を揺さぶられることによって、ストレスが解消されやすくなると言われています。
よりリラックスして楽しめるように、鑑賞時にアロマやお菓子などの環境を整えている人もいました。
<4位 買い物する>
・ネットショッピングで「ストレスが溜まったときの買い物用」にとっておいた商品を購入して、気を紛らわす(20代 男性)
・買い物です。一人でデパートに行って、「ずっと我慢していたもの」を買います(30代 女性)
・高めの洋服を買う(40代 女性)
ストレスの中、自分はよく頑張ったと思ったときには、我慢していたものを購入する人もいます。
頑張ったときに買おうと決めておくと、買いすぎることもないでしょう。欲しかったものを買えば、一過性の気分転換で終わらず、満足感も高いのではないでしょうか。
実店舗へ買い物に行く場合、家から出ることによるリフレッシュ効果も期待できます。
<5位 好きなものを食べる>
・食べたいと思ったものを、値段などを気にせず食べる(20代 男性)
・美味しいケーキを食べる(40代 女性)
・ちょっとお高めのデザートを購入し、一人で食べる(50代 女性)
具体例を挙げてくれた人の回答を見ると「アイスクリーム」「チョコレート」など、甘いものが多くなっています。適度な糖分をとると気分転換できる人も多いとわかります。キャンディやチョコレートなら、仕事中でもつまみやすいですね。
仕事や家庭で嫌なことがあったとき、コンビニなどでスイーツを買って気分転換する人も多いのではないでしょうか。
<6位 音楽を聴く>
・ピアノ曲を聴く(20代 女性)
・YouTubeでクラシック音楽を聴く(30代 女性)
・ロックを聞く(60代以上 男性)
好きな音楽を聴いて気分転換している人も多くなっています。
休憩中にイヤホンで音楽を聴くことで、周りの音を遮断でき、自分の世界に浸ることもできるでしょう。イヤホンがあれば周りを気にする必要もないので、手軽なリフレッシュ方法でもあります。
<7位 カフェ・ティータイムを楽しむ>
・熱いコーヒーをゆっくりと飲む(30代 男性)
・コーヒーかお茶を淹れて、味わって飲みます(40代 女性)
・カフェでお茶(50代 女性)
コーヒーブレイクやティータイムは、仕事中のちょっとした気分転換になります。席から立って給湯室や自販機まで歩くことも、リフレッシュになるでしょう。
カフェ巡りが趣味の方なら、休日にお気に入りのカフェでのんびりするのも気分転換になりそうですね。
<同率7位 運動する>
・思いっきりランニングする(20代 男性)
・サンドバッグを叩く(30代 男性)
・プールで泳いで体をすっきりさせる(50代 女性)
体を動かすことが好きな人にとっては、運動がリフレッシュになります。具体例として、ジョギング、ゴルフ、水泳、サイクリングなどが挙がりました。
また最近は、自宅で有酸素運動や筋トレをする「宅トレ」やストレッチなどの運動動画も多数配信されているので、活用してみるのもおすすめです。
健康づくりにも役立ちますので、できそうな運動や好きな運動を探してみてはいかがでしょうか。
<9位 お風呂・サウナでゆっくり>
・近所の銭湯に行って、長風呂(20代 男性)
・スマホと飲みものを持ち込んでの長風呂(30代 女性)
・日帰り温泉に行く(40代 女性)
お風呂に入ると心身の疲労が溶けていくように感じ、リラックスできる人も多いでしょう。
お風呂にスピーカーやモニターを持ち込んで、音楽や映像を楽しみながら長風呂している人も。疲れた日は少し高級な入浴剤を入れるなども、特別感があってリフレッシュできそうです。環境を変えたいときにはサウナや温泉、銭湯などに行ってみるのもいいですね。
<10位 ゲームする>
・ゲームセンターでゾンビシューティングゲームをする(20代 女性)
・オンラインゲームで対戦する(40代 男性)
・無心でスマホゲームをする(50代 女性)
好きなゲームを楽しんだりゲームの世界に没頭することでリフレッシュできる人もいます。爽快感を売りにしたゲームも多いですね。
協力プレイが必要なゲームなら、友人やゲーム仲間とのコミュニケーションによって気分転換できることもあるでしょう。
まとめ
気分転換の方法は人によりさまざまです。
アンケートの結果、「おすすめの気分転換」と「おすすめしない気分転換」のどちらにもランクインした項目も多数。つまり「Aさんには合うけれど、Bさんには合わない」という方法も多いとわかります。
例えばスマホや動画の利用時間を自制できない人には、「スマホいじり」や「動画サイトを見る」といった方法はおすすめできません。また経済的・時間的に余裕がある人なら、旅行などの大がかりな気分転換ができるものの、余裕がない人もいるでしょう。
ランキングを参考に、「自分に合いそうなもの」「気軽にできそうなもの」から試してみてはいかがでしょうか。
▽小高千枝氏の考察
調査結果における3位「ストレスを感じイライラしている」4位「心身の疲労がたまっている」からもうかがえるように、心へ負荷がかかり、不安定な状態に陥った時に“気分転換”をしたいという気持ちが芽生えてくる傾向が見られます。
また、心と身体が連動していることも示されており、心の状態を回復させるために、「寝る」「散歩をする」「動画を見る」など、ご自身が好きなこと行い、身体が安定することで心にもプラスの影響を与えます。そのため、心が求めていることを俯瞰し、ケースバイケースでご自身と対峙することも大切です。
そして、ご自身にあった気分転換方法は複数意識をされるようにしてください。普段は気分転換になることでも、環境や状況によっては出来ない可能性もあり、やりたくない気持ちになることもあります。心が落ち着いている時に、気分転換方法をいくつか心に留め事前準備をされ、また、ストレスをため込み過ぎないように未然予防も心がけてください。
■監修者紹介
メンタルヘルスケア&マネジメントサロン代表
公認心理師 小高千枝
絵本作家になりたかった夢と、人格形成における人間の心に触れたい思いから幼稚園教諭として従事した後、一般企業にて人事、秘書、キャリアカウンセラーなど、多くの人のメンタルケアサポートに携わる。2007年開業より個人カウンセリングや企業におけるメンタルトレーニング、講演会や研修などを行う。テレビや雑誌、メディア等へも多数出演し情報発信活動を行い、「心理カウンセリングを日常に」との思いでユーキャン『心理カウンセリング講座』を開講。著書に『本当の自分を見失いかけている人に知ってほしいインポスター症候群』(法研)など。
カウンセリングオフィスHP
書籍『本当の自分を見失いかけている人に知ってほしい インポスター症候群』
https://www.sociohealth.co.jp/book/detail/30210924/
生涯学習のユーキャン『心理カウンセリング講座』
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/1522/
※データの引用・転載時のお願い
本リリースの調査結果・画像をご利用いただく際は、引用元として「株式会社R&G」の公式サイトURL( https://r-andg.jp/)へのリンク設置をお願い致します。
■株式会社R&Gについて
株式会社R&Gは、外国人の生活を来日から就職・その先まで一貫したサポート企業。製造業、物流業、通訳等に特化した人材派遣。一般の派遣会社と違い留学生等の外国人派遣でご案内しております。
※事業内容の詳細はこちら
https://r-andg.jp/business.php
■会社概要
社名 : 株式会社 R&G
所在地 : 〒330-0803 埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-51-1 三石ビル4F
代表者 : 吉田 忠義
創業 : 2015年9月
資本金 : 2,000万円
事業内容: 人材派遣業・コンサルティング業
URL : https://r-andg.jp/