LVMHグループのメゾンであり、パリ2024のプレミアムパートナーでもあるディオールは、創設以来、スポーツ界と結びついた特別な絆を絶やすことなく、パリオリンピック2024の開会式に特別な魔法をかけました。芸術監督であり舞台演出家でもあるトーマ・ジョリーの指揮によるこのユニークな祝典は、光の都パリの中心を高揚させる12の夢のようなタブローを通して語られました。そこにはディオールも参加し、5つの壮大な瞬間を昇華させました。どの瞬間も女性と女性の強さを称え、エンパワーメント、自由、自己主張といった、メゾンとクリエイティブ ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ*が大切にしている価値観を表現しています。この魔法を実現するために、モンテーニュ通り30番地のアトリエは数千時間を費やしました。ビーズひとつひとつに刺繍を施し、限りなく細心の注意を払って縫製と組み立てを行い、この前代未聞のイベントで人々を魅了する建築的かつ夢のようなシルエットを作り上げました。それは、まさに名人芸と革新性を融合させた豪華なオートクチュールの数々、フランスの真髄ともいえる芸術と職人技の魅惑的な出合いでした。
アスレチックパフォーマンス(!)そのものであり、メゾンのユニークなサヴォワールフェールを象徴する驚異的なコラボレーションエネルギーが、ミュージシャン、ダンサー、60人以上のバックシンガーとともに、卓越した才能を持つアーティストたちが身に纏った素晴らしい衣装に生命を吹き込み、非常に記憶に残る一夜となりました。レディー・ガガと、彼女の10人のダンサーが同じディオールの衣装を身に纏い、創設者クリスチャン・ディオールが当時バレエの衣装をデザインしていたジジ・ジャンメールとローラン・プティのカルト的な振付へのオマージュである、アイコニックな”Mon Truc en Plumes”を再解釈しました。フレンチ キャバレーの精神への現代的なオマージュであり、1946年にパリの中心で創設して以来、ディオール メゾンが紡いできた芸術の素晴らしい対話でもあります。
もうひとつの魅惑的な物語は、アヤ・ナカムラが6人のダンサーとともに行ったパフォーマンスでした。ディオールの伝説的な色であるゴールドの輝きによって拡大された、この特別なクリエイションのために、何千枚もの羽毛が、まるで第二の皮膚のように、手作業で一枚一枚丹念に配置されました。
グラン パレの屋上で「ラ マルセイエーズ」を披露したアクセル・サン＝シレルは、8メートルを超える見事なドレスを身に纏いました。ディオールの特徴であるドレープ技術を駆使し、ドレスが旗として始まり、旗がドレスになるという限りない妙技がそこに体現されています。アレクサンドル3世広場では、約60人の女性合唱隊が、歌声を響かせながら、マリア・グラツィア・キウリによって再考されたペプラムを纏います。この作品は、フェミニズム運動の歴史的人物であり、4月に他界する前はディオールといくつかの特別なイベントでコラボレーションしていたフェイス・リンゴールド（1930-2024）が1971年に考案したもので、”Woman”と”Freedom”、そして最も力強く象徴的なエンブレムである”2024”の文字があしらわれました。
ジュリエット・アルマネは、才能溢れる刺繍家クララ・ダギャンとのコラボレーションにより、現代的なテクニックの限界を超えたディオールの衣装に身を包みました。ボートの上では、ジョン・レノンの「イマジン」が演奏されました。この曲は、かつてないほど本質的で普遍的な平和への賛歌です。独創的なプログラミングシステムにより、刺繍されたライトが曲のリズムに合わせて光り輝きました。クララ・ダギャンは、ディオールのアトリエと何度も対話を重ね、このパフォーマンス的なサプライズを考案しました。
世界的スターのセリーヌ・ディオンは、エッフェル塔の2階で、何千ものビーズできらめき、500メー
トルを超えるフリンジで飾られた魅惑的なドレスで、純粋かつ壮大なフィナーレを飾りました。ディオールメゾンのはかり知れない刺繍技術を反映した芸術品そのものであるこの作品は、動きに合わせて詩的に振動し、まるで生命を宿しているかのように見えました。
ディオール アトリエの卓越した技術を示すこれらの作品の一部は、2024年7月31日からパリの「ラ ギャラリー ディオール」にて独占公開されます。ディオールのオートクチュールが体現する夢のような魔法の頌歌は、女性の自由の名のもとに芸術とスポーツの情熱的な出合いを輝かせます。
*マリア・グラツィア・キウリがディオールで初めて行ったショーは2016年、そこで彼女はすでに女性フェンサーの美しさと力に敬意を表していました。
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