https://www.artweektokyo.com/
一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームは、2024年11月7日(木)~10日(日)に開催する「アートウィーク東京(略称:AWT)」の発表会を10月30日(水)に開催しました。
「アートウィーク東京」2024年記者発表会イベントレポート
記者発表会ではAWT共同創設者の白井一成による挨拶からはじまり、AWTディレクターの蜷川敦子より、アートバーゼルのフェア・展示プラットフォームディレクターであるヴィンチェンツォ・デ・ベリスから届いたメッセージ動画を交え、AWTのコンテンツを紹介しました。
続いて、今年の「AWT FOCUS」の監修を務める森美術館館長で国立アートリサーチセンター長の片岡真実さんが本展覧会のテーマと見どころを説明。「AWT TALKS」を監修するNPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]理事長の塩見有子さんは、会期中に開催する様々な教育プログラムについて解説しました。
あわせて、新たな発表として2つの企画を発表。東京の名建築を巡る建築ツアー「TOKYO HOUSE TOUR」について、監修を務める「SANAA」の共同設立者で建築家・妹島和世さんが動画にて企画意図などを説明しました。
また、「Berlin–Tokyo Express」と題し、同市とのコラボレーションのもと、両都市を拠点とする多彩なアーティストの作品が「AWT BUS」に展示される企画では、カイ・ヴェーグナー ドイツ・ベルリン市長から寄せられたメッセージを公開しました。
「TOKYO HOUSE TOUR」、「Berlin–Tokyo Express」についてはこちらをご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000141413.html
鈴木京香さん、山本美月さんがトークセッション
アートを購入するきっかけ、気になる展覧会は?
後半は、AWTのアンバサダーに就任した俳優・鈴木京香さん、そしてスペシャルゲストとして俳優・モデルの山本美月さんを迎え、アートをテーマにしたトークセッションも実施しました。山本美月さんから大のアート好きである鈴木京香さんへ「アートを購入するにはどこを入口したらよいのでしょうか」という質問からトークが繰り広げられました。
鈴木京香さんのコメント
私は29歳のときにはじめてオークションで絵を購入しましたが、アートを購入してみたいという方は、「アートウィーク東京」のような機会があれば、お散歩のついでに色んなギャラリーを巡って、あたらしいアーティストと出会い、気に入った作品を招きいれることができるんじゃないかなと思います。私たちの大好きな都市、東京がアート一色になる期間、ぜひ皆さんにも秋を満喫しながら、アートを楽しんでいただきたいです。
鈴木京香さんが注目する展覧会
「ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」森美術館(六本木)
https://www.artweektokyo.com/institution-gallery/mori-art-museum/
「内藤礼 生まれておいで 生きておいで」銀座メゾンエルメスフォーラム(銀座)
https://www.artweektokyo.com/institution-gallery/ginza-maison-hermes-le-forum/
「AWT FOCUS 大地と風と火と:アジアから想像する未来」大倉集古館(虎ノ門)
https://www.artweektokyo.com/focus/
山本美月さんのコメント
今回お招きいただいて、はじめて「アートウィーク東京」を知りました。アートはハードルが高いというイメージがあるけれど、この機会に色んな美術館やギャラリーを廻ってみて、アートをもっと近く、深く知っていけたらなと思います。託児所サービスがあって、ただ預かっていただけるだけじゃなく、アートに触れさせてもらえるというのが、自分だけじゃなく子供も一緒に楽しめて、とてもいいなと思いました。
山本美月さんが注目する展覧会
「渡辺志桜里 宿/Syuku」資生堂ギャラリー(銀座)
https://www.artweektokyo.com/institution-gallery/shiseido-gallery/
アート、建築、音楽、ファッション、ダンスetc.…見どころ満載の「アートウィーク東京」は11月7日(木)に開幕!
AWT BUS
アートウィーク東京は、都内53の美術館・ギャラリーによる展覧会とAWTプログラムを自由に巡っていただくイベントです。会期中に参加施設を6つのルートで巡回する「AWT BUS」は、どなたでも無料でご利用になれます。
https://www.artweektokyo.com/bus/
「Berlin–Tokyo Express」
東京都とベルリン市の友好都市提携30周年を祝し、AWT BUSでは「Berlin–Tokyo Express」と題したエキシビションを開催。ルートごとに1人ずつ、東京やベルリンにゆかりのあるアーティストが作品を展開します。
AWT FOCUS
美術館での作品鑑賞とギャラリーでの作品購⼊というふたつの体験を掛け合わせた「買える展覧会」。2024年は森美術館館長で国立アートリサーチセンター長の片岡真実を監修に迎え、「大地と風と火と:アジアから想像する未来」と題した展覧会を開催します。片岡が全出展作家の解説を執筆した無料のカタログも必読です。
https://www.artweektokyo.com/focus/
キッズ・ユース向けガイドツアー&ワークショップ
AWT FOCUSを題材に、「親子向け(小学校低中学年)」「小学生向け」「中学生以上の方向け」の3種類のガイドツアーとワークショップを実施。ワークシートやガイドによる問いかけを通して子どもたちの自由な発想や想像力を引き出し、美術鑑賞の楽しみ方の発見をサポートします。
https://www.artweektokyo.com/program/kids-workshop/
乳幼児向け臨時託児室
「AWT FOCUS」会場の大倉集古館地下1階に、乳幼児を対象としたバイリンガル対応の臨時託児室を開設。お子さまをただお預かりするだけでなく、アーティストが手がけた絵本の読み聞かせや作品づくりを通してアートと触れ合う機会を提供します。
https://www.artweektokyo.com/program/childcare/
AWT VIDEO
AWT参加ギャラリーのアーティストの映像作品を厳選して上映するビデオプログラム。2024年はニューヨークのスカルプチャーセンターのディレクター、ソフラブ・モヘビが監修を務め、蜷川実花 with EiMや加藤翼ら13名のアーティストによる14作品を上映します。
https://www.artweektokyo.com/video/
AWT BAR
「AWT BAR」国内外のアートファンが集う憩いの場。ランドスケープアーキテクトの戸村英子が設計を、「ゴ・エ・ミヨ 2023」でベストパティシエ賞を受賞した⻘⼭「EMMÉ」の延命寺美也がフードを手掛けます。荒川ナッシュ医、小泉明郎、束芋が考案したカクテルも注目です。
https://www.artweektokyo.com/bar/
TOMO KOIZUMI×コンテンポラリーダンス
ラッフルを⼤胆にあしらったドレスで知られるファッションブランド「TOMO KOIZUMI」と、コンテンポラリーダンサーで振付家の⽔村⾥奈が、「AWT BAR」を舞台にコラボレーション。AWTがアートバーゼルと共催するこのイベントでは、⽔村がTOMO KOIZUMIの⾐装をまとい、パフォーマンスを披露します。
https://www.artweektokyo.com/program/fashion-tomokoizumi/
サウンドインスタレーション
AWT BARを音で彩るサウンドインスタレーション。作曲はリズムアンサンブル・goatの主宰で電子音楽ソロプロジェクト・YPYとしても知られる日野浩志郎が手がけます。会場に点在する14のスピーカーから流れる虫や鳥の声は、フィールドレコーディングを使わず、すべて電⼦⾳や楽器音などで構成されています。日野が再解釈した「都市のランドスケープ」に耳を澄ませてみてください。
パフォーマンス
11月9日(土)と10日(日)には、数回にわたってライブパフォーマンスも行われます。⾳楽家・打楽器奏者の⾓銅真実と⽇本とカナダをルーツにもつシンガーソングライターのジュリア・ショートリード(Julia Shortreed)が、ランドスケープとサウンドインスタレーションを使ったサイトスペシフィックなパフォーマンスを披露します。
https://www.artweektokyo.com/program/sound-program/
《TO SEE THE WIND》
11月8日(金)と9日(土)には、東京都とベルリン市の友好都市提携30周年を祝したプログラム「Berlin–Tokyo Express」の一環として、アーティストの上田舞が特別な茶会を開催。参加者がまるで露地(茶室に入る前の庭)を歩いて日常を離れるかのような体験を提供します。
https://www.artweektokyo.com/program/to-see-the-wind/
AWT TALKS
https://www.artweektokyo.com/awt-talks/
シンポジウム
私たちは他者をどのように想像しているのか?そして、他者は私たちをどのように想像しているのか?AWT TALKのシンポジウムでは、フランクフルト近代美術館(MMK)館長のスザンヌ・プフェファー、「AWT FOCUS」監修の片岡真実、そしてニューヨークのスカルプチャーセンター ディレクターで今年の「AWT VIDEO」監修を務めるソフラブ・モヘビが登壇します。
https://www.artweektokyo.com/awt-talks/symposium
オンライントーク
アーティストや美術史家、キュレーター、批評家、クリエイターなど、各分野の第一線で活躍する専門家らによるレクチャーやディスカッションをオンラインで無料で配信。2024年はこれが初となった村上隆と大竹伸朗によるトークが公開されているほか、毛利悠子とミン・ウォンによるトークと美術史学者の中嶋泉によるレクチャーを公開しました。
https://www.artweektokyo.com/talks/
ミートアップ
現代アートの作品をコレクションしてみたい人を対象にした3セッション構成のプログラム。世界最高峰のアートフェアである「アートバーゼル」とのコラボレーションのもと、3日間にわたってアート鑑賞や購入の方法から世界のアートワールドの最新情報、コレクションの傾向までを立体的にとらえる手引きとなるツアーやトークを実施します。
https://www.artweektokyo.com/awt-talks/meetup/
その他のプログラム
TOKYO HOUSE TOUR
東京の街に佇む名建築を巡る建築ツアー。コースの監修はプリツカー賞などの受賞歴をもつ建築ユニット「SANAA」の共同設立者で、東京都庭園美術館館長を務める建築家・妹島和世です。建築家・東孝光が1966年に設計した東京都心の住宅「塔の家」と、建築家・伊東豊雄が1983年に設計した東京郊外の住宅「花小金井の家」を訪ねます。
https://www.artweektokyo.com/program/tokyo-house-tour/
アートウィーク東京について
アートウィーク東京は、東京における現代アートの創造性と多様性を国内外に発信する年に⼀度のイベントです。今年は東京を代表する53の美術館・ギャラリーがそれぞれ多様な展覧会と共に参加者を迎え、各施設を無料のシャトルバス「AWT BUS」がつなぎます。
また会期中は「買える展覧会」である「AWT FOCUS」や映像作品プログラム「AWT VIDEO」、建築 ×⾷×アートのコラボレーションを感じられる特設の「AWT BAR」など、AWT 独⾃の企画も開催。様々な体験を通じて東京のアートの「いま」を感じられる4⽇間です。
※バスルートや参加施設の詳細はAWT公式サイトにてご確認いただけます。
https://www.artweektokyo.com/bus/
開催概要
アートウィーク東京
名称: アートウィーク東京(欧⽂:Art Week Tokyo、略称:AWT)
会期: 2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)(4⽇間) 10:00~18:00
会場: 都内53の美術館/インスティテューション/ギャラリー
AWT FOCUS、AWT BARほか各プログラム会場
主催: 一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム
提携: アートバーゼル(Art Basel)
特別協⼒: 文化庁
アートウィーク東京モビールプロジェクト
名称: アートウィーク東京モビールプロジェクト
会期: 2024年11⽉7⽇(⽊)~10⽇(⽇)(4⽇間) 10:00~18:00
主催: 東京都/アートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会
料⾦
AWT BUSの乗車無料。
参加ギャラリーの入場無料。参加美術館ではAWT会期中に限り所定の展覧会にてAWT特別割引適用。
AWT FOCUSの 入場一般1,800円(前売1,500円)、学生・子供無料。
公式サイト https://www.artweektokyo.com/
Instagram https://www.instagram.com/artweektokyo/
Facebook https://www.facebook.com/artweektokyo
YouTube https://www.youtube.com/channel/UC4gkkFi4RoLKFmGF11p5peg
コーポレートパートナー
オフィシャルパートナー:SMBCグループ
ホテルパートナー:オークラ東京
ビバレッジパートナー:ルイナール
サポーティングパートナー:公益財団法人 大倉文化財団 大倉集古館
サポーティングパートナー:クインテセンシャリー・ジャパン
メディアパートナー
リードメディアパートナー:フィナンシャル・タイムズ
The Art Newspaper
日本経済新聞社
Artsy
Arts of the Working Class
ArtReview
「アートウィーク東京」運営体制概要
アートウィーク東京は、アートバーゼルとの提携および文化庁の協力を受け、一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォームが主催します。また、都内のアートアクティビティーの体験を創出する「アートウィーク東京モビールプロジェクト」を、東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会の主催により実施します。
「アートウィーク東京モビールプロジェクト」概要
東京都とアートウィーク東京モビールプロジェクト実行委員会が主催。アートウィーク東京の会期中に都内各地に広がる主要なアートスペースをつなぐ「AWT BUS」を運行するほか、会期前から会期中にかけて子どもや若者、アートコレクターを目指す方などを対象とするプログラムの展開や、国内外のキュレーターを招聘したシンポジウムなどを通じて、幅広い鑑賞者層に対してアートアクティビティーの体験機会を創出。国内のアートに対する関心の裾野拡大を目指します。実行委員は、小川秀司(東京都現代美術館副館長)、片岡真実(森美術館館長)、小松弥生(東京国立近代美術館館長)、塩見有子(NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT]理事長、蜷川敦子(アートウィーク東京ディレクター/一般社団法人コンテンポラリーアートプラットフォーム代表理事)。
「アートバーゼル」概要
世界最高の規模と質を誇る近現代美術のアートフェア「アートバーゼル」。毎年、拠点となるスイスのバーゼルをはじめ、香港、マイアミビーチ(アメリカ)、パリで開かれるアートフェアには、世界各地から大勢のアートファンや専門家が集まる。(公式サイト:https://www.artbasel.com/)