文藝春秋は、バンド・SEKAI NO OWARIでは”Saori”としても活動している作家の藤崎彩織さんのエッセイ『ねじねじ録』(文春文庫/水鈴社)を11月に発売します。
■『ねじねじ録』の紹介
“私の悩み方は、『くよくよ』でも『うじうじ』でもなく、『ねじねじ』である気がする。”
幼いわが子を育てながら悩み、メンバーと何度も喧嘩や仲直りして悩み、音楽を作って悩み、文章を綴って悩み――ああでもない、こうでもないと前に回ったり後ろに回ったり、うまく嚙み合わない歯車のようにねじねじと悩みながら日々を過ごしてきました。作家として、音楽家として、母として、悩んで空回りするそのような日々の想いや風景を、本音で丁寧に綴ったエッセイ集です。
単行本が刊行されて3年が経つ今、現在の心境を綴った、文庫版の書きおろし特別エッセイも追加されて、11月6日にいよいよ文庫化されます!
行き詰って色々な事がどうしてもうまくいかない日、ぜひこの本のページを開いてみてください。救いになる一冊です。
文庫のカバーイラストは講談社出版文化賞さしえ賞や産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した大人気イラストレーターの牧野千穂さんによるもの。デザインは大久保明子(文藝春秋)が手掛けます。
■藤崎彩織さんからのコメント
「ねじねじ録」はコロナ下に出版したエッセイ集です。
どこにも行けず、家で落ち込むことの多かったあの時期、ねじねじと悩みながらなんとか少しずつ歯車を回していった日々のことを書いています。
久しぶりに読み返してみると、SEKAI NO OWARIのバンドメンバーとしても、母や妻や女としても、あんまり格好良くはないんだけど何だか一生懸命でいいな、と我ながら思ったりしました。
気軽に手に取って貰えたら嬉しいです。
■藤崎彩織さんのプロフィール
1986年大阪府生まれ。2010年、突如音楽シーンに現れ、圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感で「セカオワ現象」と呼ばれるほどの認知を得た四人組バンド「SEKAI NO OWARI」では”Saori”としてピアノ演奏とライブ演出、作詞、作曲などを担当。研ぎ澄まされた感性を最大限に生かした演奏はデビュー以来絶大な支持を得ている。文筆活動でも注目を集め、2017年に刊行された初の小説『ふたご』は直木賞の候補となるなど、大きな話題となった。他の著書に『読書間奏文』『ざくろちゃん、はじめまして』がある。
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