バントの名手?岡田圭右語る ドラマ&野球論「芸人はツーアウト満塁で打席に立つ代打!」


土ドラ『バントマン』(東海テレビ・フジテレビ系全国ネット)第9話 12月7日(土)23:40放送!

写真①芋川 出(岡田圭右)©東海テレビ FOD

ドラマはいよいよクライマックスへ。鈴木伸之主演、東海テレビ・フジテレビ系土ドラ『バントマン』(毎週土曜日23時40分)は、今夜が第9話。野球で例えてもクライマックスのイニングであり、登場人物それぞれが、決断を迫られる。

今回は、櫻田誠一郎(坂東彌十郎)のドライバーである茂上(佐野史郎)の処遇をきっかけに、SBO

部(秘密の福利厚生組織)、そしてバントマン誕生のきっかけが明らかに。その調査を進めるために

大翔(鈴木伸之)らが頼ったのが、岡田圭右演じる芋川だった。 

先週に続き今週も登板となった岡田は、大の野球好き。「全ての道は野球に通じるー」ドラマのメッセージを地で行く生き様がみえた。

「バントの名手」だった岡田少年 あの名選手との対戦!

―― 大の野球好きで知られていますが、ご自身の野球の思い出を教えて下さい

写真②芋川 出(岡田圭右)©東海テレビ FOD

少年野球時代から、試合ではよくバントをしていました。かなり上手かったと思うし、実際に監督も何かというと「バント!」とサインを出してきて。だから今回出演させていただく時に『バントマン』というタイトルを聞いて、まさに自分にピッタリのドラマだなと思いましたね。

―― バントの名手ということは、思い出深いバントもありますか?

ありますよ! 岡田圭右伝説の一つに「清原vs岡田」という逸話がありまして。あの清原和博さんと岡田少年は、岸和田リトルリーグ時代に対戦しているんです。当時の清原さんは4番でエース、ピッチャーとしても凄くて、小学生の中に一人だけ高校生がいるような存在感を放っていました。そんな清原さんと一打席だけ対戦する機会がありまして。ピッチャー・清原vsバントの名手・岡田!

この名勝負の結果は…、まさかのスリーバント失敗でした(笑)。

芸人は ツーアウト満塁で打席に立つ代打

―― 普段の生活にも「野球の考え方」みたいなものが反映されるのでしょうか?

写真③手前 芋川 出(岡田圭右)後列 根鈴華(倉科カナ)柳澤大翔(鈴木伸之)藤堂俊介(平原テツ)吉岡葉留樹(阿久津仁愛)©東海テレビ FOD

そうですね。後輩にもよく「フルスイングして帰って来い」と言いますし。何より芸人って、全てのお仕事に対して「ツーアウト満塁で指名された代打」の気持ちで臨まないといけないと思うんですよね。そこでなんとか爪痕を残していくことが重要。私の場合は結果的に、ヒットというよりも振り逃げでどうにか爪痕を残してきたのですが(笑)。

 ―― では、「ここは敢えてバントに徹する」といった場面も?

当然ね、お笑いには皆で作り上げるようなところもありますから。バラエティ番組でいろんな芸人さんがいる時、「ここで自分はヒットを狙わず、バントに徹して相手を立たせよう」みたいな場面は少なくありません。そういう連携プレーは常に意識しています。

―― 今回は俳優としてのご出演ですが、どのような点がお笑いと異なりますか?

写真④芋川 出(岡田圭右)柳澤大翔(鈴木伸之)    ©東海テレビ FOD

お笑いって、ある意味「一発勝負」の部分があると思うんです。それに対して俳優さんのお仕事は、何度もリハーサルを重ねて本番に臨むわけで、毎回きっちり同じことをしなければならない。芸人なら「何かさっきと違ったことをしてやろう」という気持ちが抑えきれない。だからリハを重ねて精度を上げていく俳優の皆さんのことは、芸人みんなが尊敬していると思います。

クローザーとして最後を締める、まさに閉店ガラガラ!?

―― 今回の芋川出とは、どんな役なのでしょうか?

写真⑤芋川 出(岡田圭右)©東海テレビ FOD

野球雑誌などに寄稿するフリーライターという役どころで、野球を陰から支えるという意味では、彼も玄人の中の玄人、ある意味バントマンですよね。私の場合、ドラマのお仕事を数年に一度いただいていて、まさにハレー彗星のような役者人生なのですが(笑)。今回のスタッフの皆さんは非常に優しくて、関西弁のままでいいよということで、岡田圭右に寄せてもらって芋川を演じさせてもらっています。

―― 梶間(石川瑠華)の師匠という役どころですが、石川さんの印象は?

写真⑥芋川 出(岡田圭右)梶間響子(石川瑠華)©東海テレビ FOD

年齢的には若い方ですが、役者としては自分よりも大先輩だし、何よりプロフェッショナルですよ。スコアブックに書き込むシーンがあるんですが、プライベートでもスコアブックに記入しながら野球観戦をするようになったそうです。私は「熱狂的オリックス・バファローズファン」を自認していますが、スコアブックの記入方法は知らないので。それができるようになると、野球の見方もきっと変わるだろうなぁと感服させられました。

―― 今後の見どころと、視聴者の皆さんへのメッセージをお願いします。

写真⑦ 吉岡葉留樹(阿久津仁愛)藤堂俊介(平原テツ)芋川 出(岡田圭右) 柳澤大翔(鈴木伸之 )根鈴華(倉科カナ)末松透子(福田ユミ)©東海テレビ FOD

ドラマも終盤に近づいたところで登場する芋川は、野球に例えるなら「切り札」的な存在でしょうか。クローザーとして最後を締める、まさに閉店ガラガラ。そんな意味合いもあるのではないでしょうか(笑)。それとこのドラマはバントにスポットを当てているわけですが、球威を殺し自分の欲も抑えるバントには、ホームランやヒットよりも人間性が出ると思うんです。そう考えるとバントは戦術としても非常に深いし、それを知ると野球をより楽しく見られるのではないでしょうか。このドラマを通じて野球に興味を持つ人が増えることも、いち野球ファンとして願っています。

【第9話あらすじ】

櫻田社長(坂東彌十郎)の秘書を務める末松(福田ユミ)が、ある日バントマンの作戦室にやって

来る。櫻田のドライバーである茂上(佐野史郎)が、縁石に車をぶつけるといった接触事故を

何度か起こしたというのだ。櫻田の身を案じ、大きな事故を起こす前に契約を打ち切りたいと

相談する末松。しかし自らもドラゴンズとの契約を打ち切られた経験がある大翔(鈴木伸之)は

気が乗らない。さらにバントマンたちが調査を進めると、茂上には意外な過去が隠されていた

 ことが分かるのだった。

写真⑧茂上次晴(佐野史郎) 櫻田誠一郎(坂東彌十郎)柳澤大翔(鈴木伸之)©東海テレビ FOD

写真⑨ 茂上次晴(佐野史郎)©東海テレビ FOD

概要

【放送日時】2024年10月12日(土)~12月21日(土)

毎週土曜23時40分~24時35分 / 全11回(予定)

【出演】鈴木伸之 倉科カナ 平原テツ 阿久津仁愛 石川瑠華 和田雅成  熊谷真実

     / 朝加真由美 モロ師岡 /  坂東彌十郎

【脚本】矢島弘一  富安美尋

【音楽】斎木達彦 

【主題歌】鈴木伸之 『生涯HERO』(Sony Music Labels)

【オープニング曲】WOLF HOWL HARMONY『ROLLIN’ STONES』(rhythm zone)

【演出】千葉行利   丸谷俊平

【企画】市野直親(東海テレビ)

【プロデューサー】遠山圭介(東海テレビ)  馬場三輝 (ケイファクトリー)

【制作協力】ケイファクトリー

【制作】東海テレビ  FOD

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土ドラ『バントマン』第9話 2024年12月7日(土)23時40分放送

スポゲル

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