株式会社on the trip(所在地:東京都港区)は、愛媛県北宇和郡松野町と共同し、JR予土線の公式オーディオガイド「宇和島駅〜松丸駅よーい、どん! で聴く予土線」を2024年12月24日にリリースします。本ガイドは、「トライアングルエヒメ プロジェクト」と連携した、愛媛県南予エリア活性化のためのデジタルを活用した取り組みです。
ガイドのナレーターは、愛媛県出身の旅するシンガーソングライター 「Miyuu」さん。今回、初めて予土線に乗車したMiyuuさんのナビゲートで、予土線にまつわる物語と松丸駅のまち歩きの見どころをお伝えします。
ガイドURL:https://on-the-trip.net/spots/711/purchase?locale=ja
Miyuu
愛媛県生まれ、大阪府育ち
所属 avex management
レフティのアコースティックギター(ときにウクレレ)を抱え、 京都の寺社仏閣で洋楽を歌う姿がYouTubeで人気を集め、2016年、 「avex×UUUMオーディション」にて、グランプリを獲得。以降、テレビ東京系列「週末旅の極意」エンディングテーマ楽曲提供、CMタイア ップ楽曲の書き下ろしや、全国弾き語りライブを行う。旅からインスピレーションを受け、音楽活動のほか、朝日放送「朝だ!生です旅サラダ」での海外リポーターとしても活動中。
変わらない景色を運ぶ、「予土線」
愛媛県宇和島市と高知県四万十町を結ぶ「JR四国 予土線」。今年で全線開通50周年を迎える予土線は、愛媛県南予地方の文化と自然を繋ぐ大切な交通手段として、長年にわたり地域住民の生活や観光を支えてきました。
しかし、近年は利用客が減少しているため、「今乗らなければ、見られなくなるかもしれない車窓のひとつ」とも言われています。
本ガイドでは、地域住民とともに歩んできた予土線の物語とガイドの終着駅である松丸駅の見どころをお伝えし、予土線の魅力をより多くの方に知っていただくことで、この路線がさらに親しまれ、発展していくことを目指しています。
ガイドを手がけたのは、国内の寺社や美術館、芸術祭などの公式オーディオガイドを制作する株式会社ONTHE TRIP( https://on-the-trip.com/ )。地図にマッピングされたスポットを、音声ガイドを聴きながらめぐることのできる、オーディオガイドアプリを制作しています。 日本語のほか、訪日観光客向けに英語、中国語にも対応しています。
ガイドを聴くことで、車窓からの景色が塗り変わる
本ガイドは、宇和島駅から松丸駅までの乗車中、松丸駅でのまち歩きの間、そして松丸駅からの帰路と、3つのガイド構成で作られています。
宇和島駅から松丸駅までの乗車中、予土線が見守ってきた様々な物語をご紹介します。
往復2時間の通学時間に起きた甘酸っぱいお話や松野町の初代名物町長のお話、線路で起きた珍事件など、予土線は地域の人々の物語を運んできました。そして、今なお生まれる物語を見守りながら、思い出の詰まった列車は走り続けています。
列車に揺られながら、目で見て、耳で聴いて、想像を膨らませることで、ただ乗車するだけでは見えなかった新たな景色が広がる車窓の旅へとご案内します。
トライアングルエヒメ プロジェクトとの連携について
このプロジェクトは、愛媛県のデジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択され実施しています。愛媛県の南予エリア活性化のためのデジタルを活用した取り組みです。
<予土線>
〒798-2192
愛媛県北宇和郡松野町大字松丸343番地
松野町役場 ふるさと創生課
施設や自治体のオーディオガイドの無料制作を実施
株式会社ONTHE TRIPは、まちの歴史、その土地が持つ物語について丹念に取材を行い、まるで映画や小説のように人の心を動かす作品のようなガイドを制作しています。ガイドを聴くことにより、訪れた場所への理解が深まり、旅の体験がふくらみます。
現在、提携先の施設や自治体を募集しています。オーディオガイドは制作費を頂いてつくるものと、制作費を無料で実施する取り組みがあります。無料で実施する場合も、多言語(英語、中国語)の音声・テキストの制作、ポスターやMAPなど各種ツールのデザイン、WEB制作、書籍制作やデジタルマーケティングなど、ガイドに必要な制作物を無料でお作りいたします。
その代わりにオーディオガイドを含めた入館料を設定し、その料金をシェアしていただくという仕組みです。例えば、入館料が500円の施設の場合、800円に再設定していただき、その代わりに施設の情報や魅力を深く理解するためのツールとしてオーディオガイドを提供していただきます。差額の300円×利用者数の収益を、施設側とONTHE TRIPで、互いにシェアするという流れです。
この取り組みは、日本の文化財の入館料は他国と比べて安く、来場者がどんな体験ができるのか十分に伝わっていないという課題からスタートしました。日本の文化財には誇るべき物語があるにもかかわらず、まだまだその魅力を来場者に伝えられていません。私たちはこういった課題を、デジタルを使ってアップデートしたいと考えています。
詳細に関しては、下記のリンク先に掲載しております。お問い合わせ先より、ご連絡ください。