映像業界の「現場あるある」をデータ化|クリエイティブな時間はわずか2割?バックオフィス業務が現場を圧迫


〜エンタメ特化型マッチングプラットフォーム「CAST+(キャスタス)」が、映像制作現場の業務実態に関する調査結果を公開〜


エンタメ業界に特化したマッチングプラットフォーム「CAST+(キャスタス)」を運営する株式会社Virtual Wall(本社:東京都港区、代表取締役:齋藤一篤)は、映像業界の「制作プロセスにおける時間負荷と業務課題」に関するアンケート調査を実施いたしました。

調査の結果、「資料作成」や「調整連絡」といったバックオフィス的な業務に多くの時間が割かれている実態が浮き彫りとなりました。

実施期間・対象:

2025年11月19日(水)- 21日(金)幕張メッセで開催された「Inter BEE 2025」に来場した、映画・テレビ・CMなどの映像業界従事者122名

【調査結果サマリー】

① 時間が溶ける? 「現場を圧迫する業務」

現場の声を集計した結果、撮影現場での実務そのものよりも、その前後に発生する「準備・調整業務」等に負荷がかかっていることが明らかになりました。上位3点は以下の通りです。

1位:撮影準備(香盤表・資料作成) … 72票

2位:編集・赤入れ・修正対応 … 54票

3位:企画のすり合わせ・要件定義 … 52票

「時間を奪われていると感じる業務TOP10」の回答数をもとに試算すると、企画や編集といった純粋なクリエイティブワークが占める割合はわずか2割程度。残りの約8割は、撮影準備、調整連絡、事務処理といった“制作を支える周辺業務”が占めており、クリエイターのリソースを大きく圧迫している現状が見て取れます。


② 現場が求める「改善ニーズ」とは?

現場はどのような解決策を求めているのでしょうか。改善要望の上位3点は以下の通りです。

1位:コミュニケーションのスピードアップ … 43票

2位:ギャラ基準・契約の明確化 … 41票

3位:情報の見える化・一元管理 … 39票

現状の情報連携や進行管理方法に課題を感じていることがうかがえます。アナログな連絡手段や不透明且つ分散した情報管理の改善が求められています。


③「キャスティング業務」における特有の課題

本調査では、CAST+(キャスタス)が特に注力している「キャスティング領域」についても深掘りしました。「困りごと」の上位3点は以下の通りです。

1位:返事が遅い・追跡が大変 … 40票

2位:条件交渉に時間がかかる … 37票

3位:タレント情報がまとまっていない … 33票

キャスティング業務においてもコミュニケーションコストの課題が上位を占めており、前述の「改善ニーズ(スピード・情報の見える化)」と関連していることがうかがえます。
これまで映像業界は、人と人との深い信頼関係や、個人の経験によって培われた「調整力」に支えられてきました。その一方で現代は、人材不足の影響やデジタルツールの普及により、連絡手段やスピードに対する感覚も変化してきました。今後は、従来の手法と現代のコミュニケーション環境、そのギャップをどう埋めるかが改善の鍵となりそうです。

調査結果から見えた、CAST+(キャスタス)が解決できること

今回の調査で明らかになったのは、映像制作の現場の課題が「情報の分散/不透明性」と「コミュニケーションの非効率」に集中しているという点です。

エンタメ業界特化型のマッチングプラットフォーム「CAST+(キャスタス)」は、これらの課題解決に役立つ以下の機能を備えています。

  • 探す:検索性の高いデータベースで、イメージに合うキャストを即座に発見

  • つながる:制作会社と芸能事務所(キャスト)をダイレクトにマッチング

  • 管理する:キャスティングの進捗状況や履歴を一元管理

CAST+(キャスタス)は、制作会社と芸能事務所・キャストが共通の基盤でつながる「業界標準のプラットフォーム」として、煩雑な調整業務をデジタル化し、現場の時間を「本来のクリエイティブな仕事」に取り戻すことを目指しています。 今後も、現場から寄せられる「もっとこうなればいいのに」という声を一つずつ機能に落とし込み、映像業界のDXとさらなる発展に貢献してまいります。

より詳しい調査結果をご希望の方へ

本プレスリリースでは、調査結果のダイジェスト版をお届けしました。 より詳細なデータをご希望の報道関係者様・企業様は、以下よりお問い合わせください。


CAST+(キャスタス)について

キャストを起用する映像等のコンテンツ制作において、制作会社と芸能事務所が最適にマッチングするプラットフォームです。プロデューサー・俳優・マネージャーなど、第一線の現場の声をもとに開発し、2025年9月にリリースしました

75%キャスティング業務の負担削減を目指します

キャスティング業務の「探す」「調整する」「決める」というマンパワー依存の工程をデジタルで効率化。少数精鋭のチームでも、よりクリエイティブに時間を使える環境づくりに貢献します。

エンタメ業界の可能性を、もっと広く

業界特有の慣習を尊重しながらも、デジタル活用により新しい価値と機会を生み出せると考えています。CAST+は、人材不足の解消、新しい才能との出会い、そして作品づくりの質向上に寄与することを目指しています。

◾️本プレスリリースに関するお問い合わせ

CAST+(キャスタス)| 運営事務局

担当:仁平(にへい)・板坂(いたさか)

公式サイト:https://castas.jp/

お問い合わせメール:support@castas.jp

電話番号:03-6268-8659

株式会社 Virtual Wall(CAST+運営事務局)

所在地:〒105-0003 東京都港区西新橋3-25-31 愛宕山PREX 3階
設立:2021年6月
資本金:1.5億円(資本準備金等含む)※2025年9月時点
代表取締役:齋藤 一篤
URL: https://vwall.co.jp/



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