もし駐車場運営するなら?半数以上が「不安」もっとも不安なのは「利用者が集まるか」


株式会社NEXER・駐車場運営に関する調査


■駐車場運営で大変そうなポイントは?

近年、コインパーキングや月極駐車場など、土地を活用した駐車場ビジネスが注目されています。

費用が比較的少なく始められる点は魅力ですが、実際の運営では利用者ニーズや立地条件、管理コストなど、気付きにくい課題が存在します。

とくに都市部と郊外では需要が大きく異なり、周辺環境の影響も受けやすいため「本当に利用者が集まるのか」と不安を抱える方も多いでしょう。

では、駐車場運営を検討する方は、どのような点を「難しそう」「不安」と感じているのでしょうか。

そこで今回は「不動産工房」と共同で、全国の男女500名を対象に「駐車場運営」についてのアンケートをおこないました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。

・引用元が「株式会社NEXERと不動産工房による調査」である旨の記載

・該当記事(もし駐車場運営するなら?半数以上が「不安」もっとも不安なのは「利用者が集まるか」)へのリンク設置

「駐車場運営に関するアンケート」調査概要

調査手法:インターネットでのアンケート

調査期間:2025年11月26日 ~ 12月4日

調査対象者:全国の男女

有効回答:500サンプル

質問内容:

質問1:あなたがもし駐車場運営を行うとしたら、不安に感じる点はありますか?

質問2:どのような点が不安ですか?もっとも大きい不安をひとつだけ選んでください。

質問3:その理由を教えてください。

質問4:駐車場運営をもし行うとしたら、どのような駐車場にしたいですか?もっとも重視する点をひとつだけ選んでください。

質問5:その理由を教えてください。

質問6:駐車場運営でもっとも「大変そう」と感じるポイントは何ですか?

質問7:その理由を教えてください。

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■54.4%が、駐車場運営を行うとしたら「不安に感じる点がある」と回答

まず、駐車場運営を行う場合に不安を感じる点があるかどうかを調査しました。

54.4%が「不安に感じる点がある」、45.6%が「不安に感じる点はない」と回答しました。

半数以上が、不安に感じていることがわかります。

では、具体的にどのような点を不安に感じているのでしょうか。

もっとも大きな不安について聞いてみました。

33.5%が「利用者が集まるか心配」、21.0%が「収益が安定しない可能性」、18.0%が「トラブルやクレーム対応が大変そう」と回答しました。

続いて、不安に感じる点について回答理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

「利用者が集まるか心配」回答理由

・利用者が集まらないと運営が困難になると思うから。(30代・女性)

・立地条件が重要だから。(30代・男性)

・全然利用者がいないと初期投資回収できないから。(40代・女性)

・賃料の相場がわからないし、利益がでるのかわからない。(40代・男性)

・投資を行った分が回収できるかどうか心配。(60代・男性)

「収益が安定しないのではないか」回答理由

・経営は難しそうな感じ。(20代・男性)

・安い駐車場もたくさんあるので、価格競争に負けるのではないかと思います。(30代・男性)

・収益が安定しなければ、初期投資の回収も厳しく運営も不安定になるから。(40代・女性)

・駐車場が満杯にならなければ駐車料金の収入が得られないため赤字になるのではと不安になる。(40代・男性)

・利用してもらえるかわからないから。(50代・男性)

・利用者が少ないときもあるため。(60代・男性)

「トラブルやクレーム対応が大変そう」回答理由

・世の中には色々な人がいるので、トラブルは絶対起きると思うし、相手が常識の通用しない相手とかだと大変だと思うから。(30代・女性)

・事故や対人同士のトラブルが多そうで疲れそう。(30代・女性)

・個人間のトラブルなどは、責任を持てないから。(40代・女性)

・物損や盗難などの対応が難しそう。(40代・男性)

・無断駐車などのトラブルで損害がでる。(50代・男性)

・いろんな方が利用されて対応が心配。(60代・男性)

「利用者が集まるか心配」「収益が安定しないのではないか」と回答した方は、立地条件や価格設定など、利用者が集まる条件で運営できるか不安に感じているようでした。

初期投資を回収できない可能性があると、駐車場運営への意欲が下がってしまうケースも考えられます。また、駐車場の利用があったとしても、満車になるほど利用者がいるのかと不安に感じているようです。

「トラブルやクレーム対応が大変そう」と回答した方は、個人間のトラブルに対して責任をもつのは難しいと感じていたり、物損や盗難などの犯罪があった際の対処が大変に感じていたりするようでした。

実際に、駐車場トラブルを経験した方は、とくにトラブル関連に不安が大きいようです。

■36.2%が、駐車場運営を行うなら「月極駐車場」と回答

次に、駐車場運営をもし行うとしたら、どのような駐車場にしたいかを調査しました。

36.2%が「月極駐車場」、22.6%が「防犯カメラ完備駐車場」、18.4%が「コインパーキング(従来のフラップ式)」と回答しました。

これらの駐車場を選んだ理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

「月極駐車場」回答理由

・月極駐車場なら近所で駐車場が無くて困ってる人も使えそうだから。(20代・女性)

・月極の方が相手の連絡先や住所も預かれるし、信用問題でトラブルになりにくそう。(30代・女性)

・自分が住んでいる地域では月極の駐車場を契約しないと話にならないから。(30代・男性)

・収益が安定しそうだから。長期利用者を集めたい。(50代・男性)

・安定収入と利用者を選定したいので。(60代・男性)

「防犯カメラ完備駐車場」回答理由

・よく事件になっているから。(20代・女性)

・万が一のトラブルのためには設置したい。(30代・女性)

・何かあったときの証拠になるから。(30代・男性)

・犯罪抑止にもなり、社会貢献できそうだから。(40代・女性)

・防犯に力を入れて安心感を得たい。(50代・男性)

・料金を踏み倒して逃げられたら困る。(60代・女性)

「コインパーキング(従来のフラップ式)」回答理由

・管理が簡単そうだから。(20代・男性)

・月極より安定して利用者がいそうだし、料金を払わないというトラブルも一番防げそう。フラップがあれば無断駐車もしづらいと思うから。(30代・女性)

・ノウハウが世に多いであろう方法を取りたい。(30代・男性)

・管理が簡単で立地にもよるだろうけど回転がよさそうだから。(40代・男性)

・一番トラブルがなさそう。(50代・女性)

・不正駐車を防ぐため。(60代・男性)

「月極駐車場」と回答した方は、契約者の情報を預かれるため信用しやすいという意見や、安定した収入につながるという意見がありました。安定した収益が得られる点が大きな魅力として捉えられているようです。

「防犯カメラ完備駐車場」と回答した方は、トラブル時の対応のためにカメラは必須と考えている方が多いようです。防犯対策や未払いが発生した際に、カメラを確認することで解決できるのは有用だといえるでしょう。

「コインパーキング(従来のフラップ式)」と回答した方は、月極駐車場よりも利用が見込めるのではないかという意見のほか、フラップ式であれば未払いが発生しにくいという安心感を理由に挙げる声がありました。

入庫数が安定し、回転率が高ければ、月極駐車場より高い収益を期待しやすい点も評価されています。

■41.4%が、駐車場運営でもっとも大変そうと感じるのは「利用者トラブルの対応」と回答

駐車場運営でもっとも「大変そう」と感じるポイントを調査しました。

41.4%が「利用者トラブルの対応」、14.6%が「防犯や監視の維持」、12.2%が「利用者の少ない時期の収益不安」と回答しました。

これらの回答理由を聞いてみたので、一部を紹介します。

「利用者トラブルの対応」回答理由

・今不動産での問い合わせで多い気がするから。(20代・女性)

・クレーマーや常識の通用しない人は世の中にたくさんいるし、そういう人の相手をしないといけないのは大変そうだから。(30代・女性)

・頻繁にトラブルがありそうだから。(30代・男性)

・いろいろな利用者がいるから、対応に苦慮しそう。(40代・男性)

・利用者とのトラブル対応は大変そう。(50代・男性)

・マナーの悪い人に何かされたら怖い。(60代・男性)

「防犯や監視の維持」回答理由

・設備投資が大変そうな感じ。(20代・男性)

・突発的におこるトラブルはやはり防犯関連だと思うので。(30代・男性)

・車を盗まれたり傷つけられたりなど問題が起こったときの対処が大変そうだから。(40代・女性)

・犯罪が増えているし、そういうことをする人には道理が通じないから。(40代・女性)

・お金をいただく以上、何かがあってはいけないし、そうなると場内の明かりや防犯カメラなど必要な設備がかなり負担。(50代・女性)

・駐車場はオープンなので防犯が心配。(60代・男性)

「利用者の少ない時期の収益不安」回答理由

・少ないと負債が出そう。(20代・女性)

・利用する人が少ないと大変そう。(30代・女性)

・維持費を賄えるだけの収入が維持できるか不安だと思う。(30代・女性)

・駐車場運営の経験はないのだが、立地と運の要素が絡んで集客が大変そうだなと想像するから。(40代・女性)

・利用してもらえるかわからないから。(50代・男性)

・広告方法に限りがあるので。(60代・男性)

さまざまな利用者がいるため、トラブル時の対応が大変だと感じている方が多くいました。

トラブル対応時に必要になる「防犯や監視の維持」と回答した方は、トラブルが起きた際の根拠として準備しておきたいものの、対策のためには費用がかかることも大変そうなポイントとして挙げられました。

また、常に十分な利用者がいれば問題はありませんが、維持費を上回る収益を安定して確保し続けることが難しいと感じている方もいました。

■まとめ

今回は「駐車場運営」に関するアンケートを行い、その結果について紹介しました。

半数以上が、駐車場運営を行う場合に不安に感じる点があるようです。

33.5%が「利用者が集まるか心配」、21.0%が「収益が安定しないのではないか」と回答しており、駐車場運営を行う上で安定して収益を得られるかが不安だという方が多くいました。

また、駐車場運営をもし行うとしたら「月極駐車場」にしたいという意見がもっとも多くありました。

月極駐車場であれば、安定して固定収入が得られると感じている方が多いようです。

一方で、駐車場運営でもっとも「大変そう」と感じるポイントは4割以上が「利用者トラブルの対応」を挙げています。

さまざまな利用者が訪れるため、トラブルへの対処が難しいと考える方が多いようです。

駐車場運営には課題もありますが、トラブル対応や運営のサポートを行う専門会社も存在します。

たとえば、トラブル発生時の一次対応窓口を代行してくれたり、利用料金の集金や未払い時の督促対応まで任せられるサービスもあります。

こうしたサポートを活用することで、オーナー自身が直接対応する負担を減らし、運営への不安を大きく軽減することが可能です。


安定した収益を目指すためにも、駐車場運営のノウハウとサポート体制を持つ専門会社への相談を検討してみてはいかがでしょうか。

<記事等でのご利用にあたって>

・引用元が「株式会社NEXERと不動産工房による調査」である旨の記載
・該当記事(もし駐車場運営するなら?半数以上が「不安」もっとも不安なのは「利用者が集まるか」)へのリンク設置

【不動産工房について】

本社:〒451-0045 愛知県名古屋市西区名駅二丁目27番8号 名古屋プライムセントラルタワー18F

代表取締役:伊藤 維雄

Tel:052-571-1191

URL:https://parking-m.com/

業務内容:駐車場管理・募集・借上げ・土地活用コンサルティング・駐車場経営


【株式会社NEXERについて】
本社:〒171-0013 東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
代表取締役:宮田 裕也
Tel:03-6890-4757
URL:https://www.nexer.co.jp
事業内容:インターネットリサーチ、SEO、WEBブランディング、レビューコンテンツ、

     リアルショップサポート、WEBサイト制作



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