日本アルプスを見渡せる絶景スポット【陣馬形山】に1日1組限定の宿泊施設【KINO陣馬形山】がオープンしました!
Waqua合同会社(*1)は、日本アルプスの山々を見渡すことができる国内屈指の絶景スポットである陣馬形山キャンプ場(陣馬形の森公園)にて、1日1組限定の宿【KINO陣馬形山】をオープンし、2024年9月より宿泊サービス提供を開始したことをお知らせいたします。
日本国内で現時点で最高地点に設置されるトレーラーハウス型宿泊施設 (*2)となり、長野県の県立自然公園においても初のトレーラーハウスの設置事例になります(*3)。
(*1)Waqua合同会社(代表取締役:久保田雄大)は、長野県中川村を拠点に、地域の価値創造事業・アウトドアサービス事業を展開する会社です。陣馬形山キャンプ場、四徳温泉キャンプ場、Kuwabara Campの3つのキャンプ場の運営を行っています。
(*2)自社調べ
(*3)長野県は県内の自然公園を活用した観光資源の発掘、自然体験活動の商品化を促進しています
『 KINO陣馬形山 』のコンセプト ー 映画のように景色を楽しむ ー
絶景が望める場所として多くの方から愛されてきた陣馬形山。
陣馬形山頂(標高1445m)からは、国内最高峰の山脈である、中央アルプス(最高峰 2,956m)と南アルプス(最高峰 3193m)、その谷間の伊那盆地が一望できます。
人間の想像力、人生のスケールを遙かに超えた、地球のいとなみによって造られた自然の造形美。
日の出の太陽、山に沈む夕日、月、街の灯、風、霧、そして雲海。
山頂から見える山々の表情は、地球の自転と共に、季節のめぐりと共に、刻々と変化します。
時に荒々しく、時に煌めく静寂が訪れ、壮大なスケールの中で起こる大自然のショーは圧巻の一言に尽きます。
「KINO」はドイツ語で「映画館」という意味です。
この場所で体験することのできる素晴らしい絶景を『映画のように景色を楽しんでほしい』という想いを込めて、この度、宿泊棟を設置しました。
『 KINO陣馬形山 』設置のねらい
・山頂に長い時間滞在し、ゆったりとした気持ちで景色と向き合っていただく
・自然の美しさをより多くの人々へ
・景色を楽しむために設計された建築により創み出される体験
山頂に長い時間滞在し、ゆったりとした気持ちで景色と向き合うために
陣馬形山(1445m)の山頂部にある、陣馬形山キャンプ場(陣馬形の森公園)は、2021年に有料キャンプ場として再スタートしました。
運営上、一番大切にしてきたことは、「景色をゆっくりと楽しめるための場所にすること」でした。そのために、個々の体験の質の向上を大切にした施設の空間づくり、サービス、ルールづくりに努めてまいりました。
「なるべく長い時間、のんびり、ゆったりと、景色を堪能することで、よりたくさん自然の美しさに出会い、心身を自然の中に浸し、より深い感動を得ることができる」
このような場づくりに共感していただけるお客様が多く、多くのキャンパーさんにリピートしていただき、週末は必ず予約満室、平日も稼働率が50%を超える人気キャンプ場になり、多くの方に愛される場所になることができました。
自然の美しさをより多くの人々へ
キャンプ場を運営しながら「より多くの方にこの絶景の中で過ごす体験を届けたい」と常に考えてきました。
しかし、伊那谷の真ん中にポツンと聳え立つ陣馬形山の山頂の自然は厳しく、強い日差し、寒暖差、時に強風があり、キャンプでもしなければ、長い時間をかけてこの景色と対峙することは不可能でした。
アウトドアが苦手でも、テントを持っていなくても、布団でしか寝れなくても、誰もがこの絶景に、時間をかけてたっぷりと浸れるような場を作りたい。
そして、より多くの人々が自然の美しさに出会った先に自然共生の社会がある。
そんな想いから、キャンプ場に併設した形で「KINO陣馬形山」の宿泊事業をスタートさせました。
景色を楽しむために設計された建築により創み出される体験
今回、宿泊棟は「陣馬形山からの景色を楽しむための建築」というテーマで細部までこだわり、完全にオリジナルで設計・製作した世界で1つだけのモデルになります。
既存の公園内の景観を壊さない配置計画、外観デザインを意識し、設置までの様々な条件をクリアするため20ftのトレーラーハウスを採用しました。
製作にあたっては、設計・製作・サービス設計を全て、2021より陣馬形山キャンプ場運営のディレクターとして活躍してきた秋山祐毅が独立して設立した建築デザイン工房 Blah Blah Craft Corporation(長野県中川村)に依頼しました。
設計においては、20ftトレーラー(約15平米)という床面積の限られた中、一般的なホテルの居住性や快適性の追求とは異なる、景色を見るための場として「映画館のような場」を追求し、居住性を上げるものに関してはなるべく収納できるようにすることでバランスをとっています。
景色を見るためのリビングにはできる限りの大開口を設け、夜でも景色が楽しめるように、ガラス面に室内が反射しない照明計画、壁のマテリアル選定を行ないました。シークエンスや部屋の間の開口、照明計画やデッキとの高低差を工夫することで、小さい空間でも様々なシーンを演出し楽しめるようにしています。
宿泊棟という「箱」があることで、より景色を楽しむことができる。そんな体験を目指し製作しました。
尚、長野県庁では県内の自然公園を活用した観光資源の発掘、自然体験活動の商品化を促進中です。本事業は、(一社)長野県観光機構の令和5年度アウトドアアクティビティ事業者強化支援事業補助金を活用させていただきました。
サービス詳細
宿泊料金:1名あたり15,000〜25,000円(曜日、シーズンによる価格変動制を採用しております)
利用人数:2名まで
営業期間:4月〜11月
ご予約: HPより承ります。今回の予約開始では、9月7日から10月末までの予約をお受けしております。今後の予約受付はチェックインの70日前からお受けいたします。
お食事について
KINO陣馬形山では景色を見る時間を最優先に考え、提供時間の決まったお食事に関してのサービスは設けておりません。その代わりに、下記の通り好きな時間にお食事をその日の気分に合わせてお楽しみいただけるよういくつか選択肢をご用意しておりますので現地でお選びください。地元食材を使ったお食事、ドリンク等を提案させていただいております。
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星空の下、ジビエでバーベキューを楽しむ。
厳選されたジビエ(鹿、猪、穴熊、熊等)、信州プレミア牛など売店にて取り揃えておりますので外でバーベキューもお楽しみいただけます。グリルも楽しめる厚み5mmの鉄板で豪快に焼くバーベキューをお楽しみください。
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手軽に、シェフによる調理済みのお料理を温める。
好きな時間に好きなものだけ食べていただけるようパウチでご用意しております。ジビエなど地域の食材をふんだんに使った料理を景色と共にご堪能ください。
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自由に、食材を持ち込みミニキッチンで調理する。
食材の持ち込みも可能です。室内のミニキッチンは、そこまで広くありませんが、基本的な調理器具、調味料はご用意しておりますのでご自身での調理をお楽しみください。
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ドリンクに関して
キャンプ場に併設されたカフェと売店には、果物の産地として有名な地元伊那谷の各種ジュース、世界中の生産者のクラフトビール、陣馬形山の麓の酒蔵・今錦、中央アルプスの水を使った蒸留酒・マルスウイスキーなどを取り揃えております。景色と共にお楽しみください。
その他、詳細は『 KINO陣馬形山 』HPにてご覧ください。
陣馬形山キャンプ場のこれまでの歩み
陣馬形山(1445m)の山頂部にある、陣馬形山キャンプ場(陣馬形の森公園)は、マイカーでも、ハイキングでも、自転車でも、登頂でき、絶景を眺めることのできるスポットとして有名です。
現在は、中川村が整備・所有し、中川観光開発株式会社に指定管理業務を委託、Waqua合同会社がオペレーション業務を受託しております。また、公園の敷地は貴重な自然を保全する場所として、長野県の県立自然公園(天竜小渋水系県立自然公園)の一部として指定されております。地元中川村の住民にとっても歴史と思い入れのある、大切な場所です。
2010年代後半からキャンプのできる無料の絶景公園として有名になり、キャンプブームを背景に、オーバーツーリズムが起き、一時は毎週土曜になると駐車場までテントで埋め尽くされ、本来のあるべき姿からかけ離れていき、2020年には一時的にキャンプ禁止となってしまいまいした。
2021年より管理・有料化され、キャンパーは最大1日20組に制限してで設けたキャンプサイトと、公園利用の空間を分け、キャンパーだけでなく、登山者、サイクリスリスト、マイカーでの日帰り訪問客がをシェアして、絶景空間を楽しむことができるようになりました。
公園活用、環境保全、様々な目的の来訪者のスペースシェアリング、サステナブルツーリズム、地域経済活性化、地域ブランディング等多くの目的を同時に達成することができた活用事例としても注目されています。
陣馬形山に関する過去のプレスリリース
「絶景のキャンプ場」として愛されてきた「陣馬形山キャンプ場」が、有料キャンプ場および自然公園として再スタート。”ローカルライフ x 観光 x アウトドア” のサスティナブルなあり方を探求します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000076109.html
日本一の谷と2つのアルプスを見渡す陣馬形山頂にて、絶景+美酒美食+音楽イベント。11月3日 【酒とアルプス】を開催します!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000075788.html
Photography: 澤木亮平 @ryohei_sawaki
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