写真提供：©VisittheUSA.com
本年もクリスマスシーズンが到来し、年末にかけてアメリカ合衆国各地では多彩なクリスマスイベントが開催されます。ニューヨークでは世界的に有名なロックフェラーセンターの豪華なクリスマスツリー点灯式、フロリダではビーチでサーフィンに乗ったサンタクロースが華麗な波乗りを披露する「サーフィンサンタ」、カリフォルニアでは、鮮やかなクリスマスデコレーションを施したボートによる海面上でのボートパレードなど、アメリカならではのクリスマスイベントが各種開催されます。アメリカの公式観光促進情報サイト、GoUSAでは、本年アメリカ国内各地で開催されるクリスマス関連のイベントの概要を公開しました。
北東部と中部大西洋地域
ニューヨーク市では、ロックフェラーセンターの高くそびえるクリスマスツリーがホリデーシーズンを象徴する必見スポットとして有名です。また、メイシーズやサックス・フィフス・アベニュー、バーグドルフ・グッドマンなどの高級デパートで展開されるウィンドウディスプレイ、メトロポリタン美術館のナポリバロック風クレッシュ、ニューヨーク・シティ・バレエの「くるみ割り人形」、ラジオシティ・ロケッツによる「クリスマス・スペクタキュラー」など、クリスマスシーズンを一層盛り上げるニューヨークならではの華やかなイベントが各種開催されます。ブライアントパーク、ユニオンスクエア、グランドセントラルでは、ホリデーシーズン限定のユニークなマーケットがオープンし、クリスマスギフトやデコレーションなどのショッピングをお楽しみいただけます。また、ユダヤ教の冬の祝祭「ハヌカー」を祝して、12月25日から8夜連続で、5番街と59丁目の交差点に設置された巨大なメノーラ（燭台）が点灯されます。
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ワシントンD.C.では、ホワイトハウス南側の広場「エリプス」でナショナルクリスマスツリーや、巨大なメノーラキャンドルへの点灯式、ナショナルメノーラが開催されます。アメリカ連邦議会議事堂西側に立つキャピトルツリーやスミソニアン国立動物園でのイルミネーションイベント「ZooLights」、米国植物庭園でのモデル列車ショーや数千株のポインセチアが特別展示されます。お薦めのホリデーショッピングの場所としては、スミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムの外で開催されるダウンタウンDCホリデーマーケットやワシントン D.C. 有数の繁華街、デュポンサークルのDCホリデーマーケットなどが挙げられます。
バージニア州には、バージニア植民地時代の街並みを再現した野外博物館「コロニアル・ウィリアムズバーグ」があります。同施設では、イギリス植民地であった初期アメリカのクリスマスの歴史をテーマにしたツアー、ストリートシアター、演奏会、クラフトワークショップ、特別メニューなど、多彩なイベントが開催されます。
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近隣のブッシュガーデンズ・クリスマスタウンでは、北米最大級のイルミネーションディスプレイとクリスマスショーに加え、サンタのファイヤーサイドフィーストやホリデーショッピングなど、家族全員でお楽しみいただけるアトラクションが多数揃っています。
冬の休暇地として知られるバーモント州には、ウッドストック、マンチェスター、グラフトン、ストウといった絵のように美しい町や、同州最大の都市バーリントンが有名です。ダウンヒルスキーやクロスカントリースキー、そり、スノーシューやスノーモービルをご堪能いただけるほか、ウィンタースポーツの後に暖炉のそばでホットチョコレートを片手に寛ぐのも格別です。
1741年のクリスマスイブに創設された、ペンシルベニア州ベツレヘムは、クリスマスシティとして知られています。同市の歴史地区では、当時の衣装をまとったガイドと共に散策することができます。同市南側に位置する、サウス・マウンテン山頂には、高さ約28メートルの巨大な星型のイルミネーション「マウンテントップ・スター」が出現します。当イルミネーションは、ベツレヘム・バイ・ナイトバスツアーにご参加いただくと、間近で眺めることができます。同市では、クリストキンドルマルクトやヨーロッパのホリデーマーケットをモデルにしたクリスマスシティビレッジでのショッピングをお楽しみいただくことができます。12月1日からクリスマスまでの「ライブアドベントカレンダー」シリーズでは、生演奏、朗読、伝統菓子の提供など、様々なアクティビティが開催されます。
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中西部
サンタクロースという名のインディアナ州の同町には、1935年にオープンした、アメリカ初のクリスマステーマの施設、サンタのキャンディキャッスルがあり、焚火で栗を焼いてクリスマスの雰囲気をお楽しみいただけます。サンタクロース・クリスマスストアでは、ショッピングやクリスマスクッキーのデコレーション、サンタとのクリスマスディナーをご堪能いただけます。州都インディアナポリスの文化施設「ニューフィールズ」では広大な庭園がライトアップされる「ウィンターライツ」が開催されます。インディアナポリス子供博物館では「ウィンターフェア」が開催され、クリスマスの装飾が施された展示やアクティビティが実施されます。また、ドイツの伝統的なクリスマスマーケットを再現したアテナエウム・クリストキンドルマルクトは、ショッピングに最適なスポットとして賑わいます。
オハイオ州コロンバスのジャーマンビレッジでは、ヨーロッパ風のホリデーマーケットが体験でき、同州東部の町、スチューベンビルにある、くるみ割り人形村では、215体の実物大の手作りくるみ割り人形や世界中の400点のクレッシュが展示されます。同州のクリーブランドには、クリスマス映画 『クリスマス・ストーリー』に登場した住居がクリスマス・ストーリー・ハウスとして保存され、撮影当時のセットをご覧いただけます。
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イリノイ州シカゴでは、ホリデーショッピングとして、マグニフィセント・マイルや、ダウンタウンで開催されるクリストキンドルマルクトをお楽しみいただけます。マギー・デイリーパークのスケートリボンでは、美しいスカイラインやミシガン湖の景色を眺めながらのスケートをお楽しみいただけます。グリフィン科学産業博物館の装飾ツリー、リンカーンパーク動物園、シカゴ植物園、モートン植物園のイルミネーションも必見です。シカゴの伝統的なホリデー公演である『クリスマス・キャロル』や、『素晴らしき哉、人生！』の舞台公演もお薦めです。
ミネソタ州ミネアポリスでは、本年12月18日から22日にホリダズル・フェスティバルが開催され、ライトディスプレイ、ポップアップマーケット、ライブ音楽が開催されます。近郊のモール・オブ・アメリカは、ショッピング、サンタとエルフとの交流、豪華なデコレーション、キャンディーケインの製造過程や歴史を学ぶことができる、キャンディーケイン・インスティチュートでの体験型アクティビティなど、家族連れに人気のスポットです。北のクリスマスシティとして知られるダルースでは犬ぞりをはじめ、クリスマスイルミネーションイベント「ベントリービル・ツアー・オブ・ライツ」、オーロラ観賞といった冬のアクティビティをお楽しみいただけます。
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アメリカ南部および南東部
ルイジアナ州ニューオーリンズでは12月20日から30日まで、「NOLAクリスマスフェスト」が開催され、スケートリンク、ジンジャーブレッド村、カーニバルライドをお楽しみいただけます。市内複数のレストランでは、「夜通しの祝宴」を意味する「レヴェイヨン」を、クレオール料理のスタイルで提供されます。ニューオーリンズ・シティパークの約10万平方メートルに及ぶ広大なライトディスプレイやセントルイス大聖堂での無料コンサート、ジャクソン広場でのクリスマス・キャロル、ミシシッピ川沿いの焚火もお楽しみいただけます。
ノースカロライナ州アッシュビルでは、今年 9月に南東部を襲ったハリケーン「ヘリーン」による洪水の影響を受けましたが、多くの観光スポットが再び旅行客を迎え入れています。同市で130年前に完成した全米最大の個人邸宅、ビルトモア・エステートでは、「キャンドルライト・クリスマス・イブニングス」が開催されます。同イベントでは、ライブ音楽、イルミネーション、暖炉での心あたたまる時間をお過ごしいただけます。また、敷地内に建てられたホテルでは、宿泊の他、邸宅や庭園のツアー、現代ガラス作家の巨匠、デイル・チフーリ氏による壮大な作品の展示をお楽しみいただけます。
フロリダ州セントオーガスティンでは、「ナイト・オブ・ライツ」が開催され、街全体が無数のライトで幻想的に彩られます。同州北西部のペンサコーラでは「ウィンターフェスト」が開催され、ライトアップやパレードが開催されます。マイアミでは「ルミノサフェスティバル」が行われ、色彩豊かなランタンやライトディスプレイが会場を彩ります。マイアミで毎年開催される「サンタのエンチャンテッドフォレスト」では、クリスマスツリーのライトアップやホリデーマーケットが開催されます。12月7日のジュピター、12月14日のフォートローダーデールでは、ホリデーボートレースも必見です。12月24日の午前7時30分には、ココアビーチでサーフィンに乗ったサンタクロースが波乗りを披露する「サーフィンサンタ」が行われます。ディズニーワールドでは、「ミッキーのベリーメリー・クリスマスパーティー」が開催され、ディズニーワールド・リゾートのテーマパークの一つ、エプコットでは、各国のホリデー伝統を紹介する「インターナショナル・フェスティバル・オブ・ザ・ホリデーズ」が行われます。ユニバーサル・オーランド・リゾートでは「グリンチマス」が行われます。オーランド近郊の町「クリスマス」には、サンタ像やトナカイにちなんだ通りがあり、郵便物には「クリスマス」の消印が押されるユニークな観光地です。
西部、北西部および南西部
コロラド州デンバーでは、11月22日から40日間続く、「マイルハイ・ドローンショー」が夜空を彩ります。デンバー植物園、デンバー動物園、エリッチガーデンズ、チェリークリークノース、ダウンタウンでは煌びやかなライトアップが点灯されます。市内では、ホリデーシーズンの伝統的な公演も数多く開催され、クレオ・パーカー・ロビンソン氏による「グラニーダンス・トゥ・ア・ホリデードラム」、ジャズクラブ「ダズル」でのクリスマスコンサートも人気です。
近郊のゴールデンでは、児童書で、2004年に映画化された「ポーラーエクスプレス・トレイン」をテーマにしたアトラクション施設「ポーラーエクスプレス・トレイン・ライド」があり、クリスマス・キャロルやサンタクロースとの交流をお楽しみいただけます。全米有数のスキーリゾートのウィンターパークスキーリゾートへは、デンバーのユニオンステーションから直接アクセスが可能です。デンバーから130キロ離れたブレッケンリッジでは、12月7日にバーニーズマウンテンドッグのクリスマスパレードも開催され、バーニーズマウンテンドッグと飼い主たちが集まり、クリスマステーマの衣装やアクセサリーを身にまとい、街を練り歩きます。
ニューメキシコ州アルバカーキのルミナリアツアーは、ホリデーシーズンに行われる地元の伝統的なイベントで、ルミナリアと呼ばれる紙製のランタンが広場や歩道に並べられ、町全体が温かい光で彩られます。ウィンタースパニッシュマーケットでは、地元アーティストによる手作りの工芸品やジュエリー、絵画などが並び、ユニークなホリデーショッピングをお楽しみいただけます。カールズバッドのペコス川では、数百万のライトで彩られたリバー・ボートライドが開催され、きらびやかな光の中をボートで巡る幻想的な体験をお楽しみいただけます。タオスプエブロのような先住民のコミュニティでは、クリスマスイブに行われる「焚火」や「聖母の行列」、アドビ住宅から打ち上げられる感謝・祈りを表現した、ライフル銃を空に向けて発砲する伝統的な慣習を観賞することができます。
カリフォルニア州では、12月18日から22日の間、「ニューポートビーチ・クリスマスボートパレード」や、リバーサイドのミッションインでの「フェスティバル・オブ・ライツ」が開催されます。ロサンゼルス周辺では、ザ・グローブのツリー、ロデオドライブのホリデーライト、パーシングスクエアのスケートリンク、12月1日に開催されるハリウッドクリスマスパレードをお楽しみいただけます。ボブ・ベイカー・マリオネット・シアターでは1969年から「くるみ割り人形」を人形劇で上演しており、ウォルト・ディズニー・コンサートホールではホリデーコンサート、観客もクリスマス・キャロルを一緒に歌って参加することができる体験型のプログラム‘シンガロング’、ライブオーケストラによる映画『ホーム・アローン』の上映が行われます。
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドのテーマパークでは、ホリデーシーズン限定の「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」、「スーパーニンテンドーワールド」、そして絵本『グリンチ』に登場する架空の町が再現され、キャラクターたちと出会える体験型のアクティビティ「グリンチマス」が開催されます。ディズニーランドでは「クリスマスファンタジーパレード」、「眠れる森の美女の城」の氷の装飾、「イッツ・ア・スモールワールド」のホリデーライトアップをお楽しみいただけます。
オレゴン州ポートランドでは、「ホリデーブルーフェスト」が開催され、各地から集まったクラフトビールが提供されます。同州西部のフローレンスでは「ビクトリアン・クリスマス・オープンハウス」が開かれ、ビクトリア時代のクリスマスの雰囲気を体験することができます。同州ベンドでは、クリスマステーマで装飾が施されたカヤックやカヌー、パドルボードが水上をパレードします。冬のアウトドアアドベンチャーとして、トリュフ狩り、スノーシュー、イーグルウォッチングをお楽しみいただけます。
ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイでは、「グリッタリングライトショー」が開催され、数百万個のライトが夜空を照らし、ドライブスルー形式で楽しめる豪華な光のイベントが魅力です。「エンチャントラスベガス」では、通路や壁が色鮮やかなLEDライトで装飾された巨大迷路と、宝探しゲームをお楽しみいただけます。近郊のヘンダーソンにあるMリゾートでは、「キャンディラッシュ」というアニメーションライトショーが開催されます。ベラージオ植物園では、花の展示がリニューアルされ、クリスマスの華やかなデコレーションで彩られます。ベラージオの噴水ショーは、クリスマスの音楽に合わせた演出が施されます。フォンテーヌブローでは、今冬プールデッキがアイスリンクに変わります。
ハワイでは、ハワイの伝統的な宴会「ルアウ」に、クリスマスなどホリデーシーズンの要素を取り入れた「ホリデールアウ」やフラダンスのショーが行われ、ハワイの伝統文化とクリスマスが融合した、心温まるひとときをお過ごしいただけます。また、アウトリガーカヌーに乗ってビーチに到着するサンタクロースも見所です。ホリデー装飾が施されたビーチリゾートも、ホリデーシーズンを盛り上げます。冬の時期は、ホエールウォッチングにも最適で、ハワイの海に現れるクジラたちの姿を間近で観察できる絶好のシーズンです。
プエルトリコのクリスマス
プエルトリコは、アメリカで最も長いホリデーシーズンと知られています。12月16日から24日には、島内の広場がクリスマスのライトアップで輝きます。期間中、「ミサ・デ・アギナルド」と呼ばれるミサが行われ、賛美歌やクリスマス・キャロルが奏でられます。また、1月6日には「公現祭（エピファニー）」、1月16日から20日の間、サン・セバスティアン・フェスティバルが開催されます。
「居心地の良い冬の休暇を楽しむ方から、素晴らしいショッピングや文化的なイベント、温かい気候のクリスマスを探している方まで、アメリカには様々な過ごし方があります。」（ブランドUSA社長兼最高経営責任者（CEO）、フレッド・ディクソンのコメント）
ブランド USA について
アメリカ合衆国の公式観光促進団体であるブランド USA は、アメリカを優れた旅行デステネーションとして訴求し、国外から旅行者に対しアメリカの観光施策を伝達することをその目的として、旅行促進法に基づき、アメリカ初の半官半民の事業体として設立されました。当団体は、海外からアメリカを訪れる旅行者の増加によってアメリカ経済を活性化し、世界におけるアメリカのイメージを向上させることを目的としています。2010 年に Corporation for Travel Promotion (米国旅行促進協会) として設立されたこの官民組織は、2011 年 5 月に活動を開始し、ブランド USA として事業を展開しています。オックスフォード・エコノミクス社の調査によると、ブランド USA は過去 11 年間のマーケティング施策により、海外からの訪米観光客が870万人増え、約 288 億ドル(約4兆3200億円 1ドル=150円換算レートにて計算)の消費額の増加、毎年 3万6,800 件を超える雇用の創出、83 億ドル(約1兆2450億円)の連邦税、州税、地方税収入の増加を達成しており、その総経済効果は約 630 億ドル(約9兆4500億円)に上ります。
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