「総理大臣になってほしい人」「憧れの人」では、「友達」「お母さん」が大谷選手超え
■ なりたい職業「YouTuber」5年連続1位、「野球選手」が総合ランキングで初のトップ10入り
■ 流行語1位は「切り替えピース」 スケートボードの吉沢恋選手らが使っていたことで話題に
■ 小学生の46%が「18歳になったら選挙の投票に行きたい」
株式会社ベネッセコーポレーション(本社:岡山市、代表取締役社長:小林 仁)が提供する、小学生の学習・生活を支援する通信教育講座「進研ゼミ小学講座」は、2024年の出来事や将来に関する小学生の意識調査を実施しました。
本調査は、2020年にスタートして、今年で5回目を迎えます。2024年の調査では、「進研ゼミ小学講座」の小学1~6年生の会員を対象に2024年10月31日~11月22日に実施し、16,042人(女子10,860人/男子3,990人/性別無回答・その他1,192人)から回答を得ました。各ランキングからは、小学生の視点から見た2024年の世相や、小学生の生活や心情が伝わってきます。本調査結果を分析し、以下にランキングとともに発表します。
「進研ゼミ小学講座」は、今回の調査結果からも見える小学生の生活や意識の変化に寄り添い続け、一人ひとりの「前向きにチャレンジする気持ち」を大切にしたサービスで、小学生の学力・学習意欲の向上を今後も支援してまいります。
■ 大谷選手「総理大臣になってほしい人」「お札の顔になってほしい人」「憧れの人」すべてのランキングでトップ10入り
今年は世界的な選挙イヤーで、日本でも選挙にまつわるニュースが多い1年でした。また、新札の発行も話題になったことから、小学生に「総理大臣になってほしい人」「お札の顔になってほしい人」を尋ねてみたところ、メジャーリーグでの活躍がめざましかった大谷翔平選手が、「憧れの人」も併せてすべてのランキングのトップ10に入りました。野球選手としての業績だけでなく、その人柄に魅力を感じている声が多く見られました。
大谷選手に「総理大臣になってほしい」理由として多かったのは、「優しい」「みんなから好かれている」「みんなのことを考えてくれる」といった声でした。また、「いろんなものを届けてくれるかもしれないから」という声もあり、大谷選手が全国の小学校にグローブを寄贈したことが印象に残っている様子もうかがえます。
このように小学生からの人気を集める大谷選手を抜いて、「お札の顔になってほしい人」では、「自分」が1位となっています。将来、大谷選手のように偉業を成し遂げたり、尊敬されたりする人になりたいといった気概が表れているのかもしれません。
なお、政治参加への意識を問う質問として「18歳になったら選挙の投票に行きたいですか?」と聞いたところ46%が「行きたい」と回答し、「行きたくない」が20%、「わからない」が34%という結果になりました。(有効回答数:13,862人)
■ 流行語ランキング:「切り替えピース」が1位、YouTubeで話題の言葉が上位に
1位の「切り替えピース」は、「きーりーかえー」の掛け声の後に、手を2回たたき、両手でピースを作るポーズが特徴的な「テセサクch」というYouTubeチャンネルから生まれた言葉です。授業が始まる時や、友達が落ち込んでいる時、運動会で負けている時など、気持ちを切り替えたいシーンで使われています。SNSで流行し、吉沢恋さんなどのスケートボードの選手たちが使っていたことからも話題となりました。YouTube発の流行語では、「まいたけまいたけぐるぐるぐる」が新たに上位にランクインしています。「切り替えピース」と同様に、かけ声(「あまったじかんでなにしよう?あ、それ!」」)から始まり、歌に合わせてリズミカルな動きをしながら「まいたけまいたけぐるぐるぐるぐる」のフレーズを繰り返します。暇な時や盛り上がりたい時に使うことが多いようです。
■なりたい職業ランキング:5年連続「ユーチューバー」が首位、初めて「野球選手」が総合ランキングTOP10入り
社会が大きく変化する中、小学生は自分の将来についてどのように考えているのか、「なりたい職業」に関する質問から探りました。調査を開始した2020年から5年連続で「YouTuber」が1位となりました。また、上位には芸能、漫画やアニメなどのエンタメ関連の仕事が入っていることが継続した傾向です。エンタメは子どもにとって身近で、将来挑戦してみたい仕事として意識されていると考えられます。
今年の注目点は、初めて総合ランキングで「野球選手」がTOP10にランクインしており、この結果にも大谷選手への憧れが影響しているかもしれません。
小学生総決算ランキング2024の結果を受けて
ベネッセコーポレーション 小学生商品開発部 朝野豊
2024年は、「パリ五輪」「大谷選手の活躍」などのスポーツ、「総裁選」「知事選」などの選挙、20年ぶりの「新紙幣発行」など、様々な分野で話題が尽きない1年でした。そのような世の中の様々な出来事に対して、自分なりに受け止め、考え、同じ時を過ごす身近な人を大切に思いながら、日々を過ごしている様子が伝わってきました。例えば、今回紹介したランキング以外でも、「大人に言いたいことや物申したいこと」として「戦争をやめてほしい」であったり、「一つだけ自由に法律・ルールを作れるなら」として「いじめ禁止法」などの声が多く集まりました。 一方で、進研ゼミの企画で「新しく作る歌に入れてほしい言葉」として、「わくわく」「ありがとう」「大好き」「がんばろう」「友達」がベスト5となりました。「人生を楽しむ気持ち」「友達を思う気持ち」などを大切にしながら、夢中に今を生きる姿からは、先が見えづらい未来をつくっていく強いエネルギーを感じています。
■参考情報:2023年の結果
<「進研ゼミ小学講座」 小学生18,000人への意識調査 2023年総決算ランキング>
憧れの人ベスト3は「友達」「お母さん」「星野アイ(推しの子)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001211.000000120.html
【参考情報】 おうち学習や生活を支援する「進研ゼミ 小学講座」https://sho.benesse.co.jp/
全国の小学生の5人に1人が受講する「進研ゼミ小学講座」は、小学1年生から小学6年生まで継続してご利用いただける家庭学習サービスです。お子様の学校の教科書や授業の進度、お一人おひとりの理解度や目標に合わせて、効果的に学習を進めていただけます。
今回のようなアンケートでいただく声を把握して、寄り添うことにより、さまざまなお子様の好きを把握し、その気持ちを「知的好奇心の入口」とし、「将来につながる知識の獲得」、そして、「学びの面白さ」につなげていきます。お子様が主体的に学ぶ習慣を身につけ、学ぶ目的につながる夢や目標をみつけ、その実現に向けて継続的に力を伸ばしていく学習をサポートしてまいります。
進研ゼミ小学講座 「情報発信局」
https://sho-aka.benesse.ne.jp/sho/all/others/johostation/select.html
毎週月曜日に更新する「進研ゼミ小学講座」の小学生向けの動画コーナー。連続ドラマのようなストーリー演出で、最新教材情報などを学年別にお届け。今回の「小学生総決算ランキング」のアンケートも、本コーナーで実施しました。