「おしゃべりがはずむ宿」をコンセプトに、様々な年代のお客様にお寛ぎいただける特別室「くちなし Kuchinashi」と、宿自慢の料理をお楽しみいただくお食事処「利休 Rikyu」が誕生しました。
料理宿やまざき(以下当宿)は、「ご夫婦やご友人、お子様など大切な方たちとのんびりとお過ごしいただき、思わず会話が弾む、そんなひと時をお楽しみいただきたい。」という想いから、福井県・越前町との協業のもと、この度、広々とした特別室「くちなし Kuchinashi」と、ゆったりとお食事をお楽しみいただける食事処「利休 Rikyu」をリニューアルオープンしました。
築150年という伝統的な日本家屋の佇まいを残しつつ、現代を生きる人々の生活に寄り添った改装の設計を手掛けたのは、石川県金沢市の「橋本建築造園設計(代表:橋本浩司氏)」。現在の「料理宿やまざき」の古民家移築、再生プロジェクトメンバーでもあり、降幡建築設計事務所監修の元、今回の改装においても古民家ならではの特徴を存分に生かし、和の雰囲気の中にも現代の暮らしに沿った寛ぎを取り入れ、唯一無二の空間を生み出していただきました。
■特別室「Kuchinashi くちなし」
客室面積:81㎡
収容人数:2~4名様
間取り:和室12.5畳 寝室12.5畳 洗面所2か所 トイレ2か所
日本海を一望する客室2室を改装した特別室。
窓の外には日本海が広がり、季節や時とともに変わる表情をご覧いただける様、
縁側にはカウンターと松本民芸家具の2タイプの椅子をご用意しました。椅子の高さや背もたれの角度に応じたそれぞれの目線で、のんびりと移ろう景色をお楽しみください。
越前漆器の技法を使った柱や、打ち前焼きの洗面鉢、越前和紙を設えた襖など、伝統工芸を取り入れ、福井県ならではの上質な空間に仕上げました。
日本家屋の凛とした雰囲気を大切に、床の間には越前焼の香炉、古材をアップサイクルしたサイドテーブルを設えました。
ソファには足をゆったりと伸ばせるオットマンと、肘を休める脇息(きょうそく)を備えています。ソファを海側に向けて深く体をあずければ、より一層視線が海に近づき、まるで海に浮かんでいる様な時をおすごしいただけます。
リビングスペースには、和室の景観を損なわないながらも座り心地の良いソファと、リラックスできる脇息を配置。襖紙には、越前和紙を使用。
■食事処「利休 Rikyu」
従来のお部屋でのお食事から、よりできたてで美味しくお料理をお楽しみいただける様、
広間を快適なダイニングスペースにリニューアル。
プライベート感を守るつい立には柿渋の越前和紙をあしらい、ゆったりとしたダイニングテーブルにはどっしりとした栗の木で制作。日本家屋ならではの重厚感を大切に設えました。
どなたにも快適におすごしいただきつつも、和室ならではの低い目線は失わない様、北欧アンティークのヘンリー・ケアヌルフの椅子の足元を畳仕様に調整しています。
■ 2024年「越前がに」シーズンのご予約を開始しました(9/1~)
11月6日より越前がに漁が解禁となり、当宿でも11月8日より越前かにを使ったお食事をご用意いたします。仲買人でもある主人が競りにて仕入れる日本を代表する冬の味覚「越前がに」を、料理宿ならではの自慢の仕立てでご賞味ください。
■「料理宿やまざき」主人より
大正元年創業。現在の主人は5代目。
2007年に築150年の古民家を石川県白山市より移築・再生。それまでは鉄筋コンクリートの建物にて宿を営んでいましたが、先代の木造のぬくもりを持つ宿を創りたいという強い想いと、長野県松本市の降幡建築設計事務所現会長・降幡廣信先生との出会いから移築が実現しました。今まで本当に多くのお客様に支えられ、愛されてまいりました。お蔭様で当宿は「2010年度グッドデザイン賞(オフィス・店舗・生産関連施設部門)」を受賞。また、「ミシュランガイド北陸2021特別版・宿泊部門」では2パビリオンの評価をいただきました。これからも日本家屋の魅力を継承しつつ、寛げる宿づくりに取り組んでまいりたいと考えています。
※参考
内装・建具・造作家具制作 てまる木工店
椅子 phono
越前漆器 株式会社 土直漆器
総合アドバイザリー Voyagers. Inc
HP作成 パスカルクリエーション
元の設計+今回監修 降幡建築設計事務所+金沢設計
【宿概要】
施設名称 料理宿やまざき
所在地 福井県丹生郡越前町厨16-53-1
客室数 5
電話番号0778371016
【会社概要】
社名 株式会社やまざき
所在地 福井県丹生郡越前町厨11-31-4
電話番号0778371016
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