大掃除する前に、まずこの一冊を!【60歳からの暮らしがラクになる】 家事と収納のワザが詰まった書籍[12月6日発売]



●片づけの目的は、きれいにすることではなく、自分の時間をもっとラクして作るため

40年間、個人住宅を手掛けてきた住宅設計者であり、「生活を積極的に楽しむこと」がモットーの一級建築士、田中ナオミさん。暮らし&生活誌、ライフスタイル情報のWebサイト等で人気の田中さんが実践する、がんばらなくても ”片づく” 家事と収納のワザをまとめた一冊。『60歳からの暮らしがラクになる住まいの作り』を12月6日(金)発売します。

●片づく住まいの基本は、扉があってもなくても「見える化」です

・ものは、使う場所で出し入れが完結できるのが理想。離れた場所に収納すれば、その分、時間も動きも無駄になる

・隠すように押し込んだだけの収納は、探す手間や片づける手数などのムダが増える

・収納は、扉がないほうが使いやすくて効率的。使用頻度の高いものこそ、オープン棚や出しっぱなし収納がおすすめ

・収納グッズは、先に買いそろえず、ものに合わせて必要な場所に必要なサイズのものを選ぶこと

・1日の行動に沿った動線上に収納を組み込めば、片づけがラクで時短になる

――私は住宅設計者ですが、その前にひとりの生活者だと思っています。

生活することが大好きだから、その先にある住宅設計をなりわいにしたほど、生活が大好き。住宅を造るときも「生活を積極的に肯定します」と申し上げていますし、私自身が生活を積極的に楽しむことがモットーです。

[著者]田中ナオミ さん

一級建築士、NPO法人家づくりの会会員、一般社団法人住宅医協会認定住宅医。1963年大阪府生まれ、1965年から高校卒業まで徳島県にて過ごす。女子美術大学短期大学部造形学科卒業後、エヌ建築デザイン事務所、藍設計室を経て、1999年「田中ナオミアトリエ一級建築士事務所」を設立。住み手を笑顔にする住宅を一筋に手がける住宅設計者として活躍。

以下、本書より

【家事がはかどる住まいとは?】

私が住宅を設計する際に意識しているのは「動線」です。「動線」=「住み手の暮らし方」が住宅と一体になってぐるぐる回るようにいつも考えています。だから、設計の前には必ず、「好きな家事」と「嫌いな家事」、その理由を確認します。そのうえで好きな家事はもっと好きになるように、嫌いな家事は「嫌い」を払拭できるように組み立てていきます。

家事が楽しくないとこまごましたことが滞り、結果はかどりません。では、家事を楽しめなくしている原因は何か。ひとつに「ミスマッチ」があります。

片づけと家事は直結しています。片づけも家事も生活の一部。すなわち「片づく住まい」≒「家事がはかどる住まい」と、密接な関係です。切り離して考えると片づけも家事もミスマッチは改善されません。

なかでも収納を見直す際の、①物量、②ものの居場所、③配置、④収納の仕方は、家事のミスマッチを取り除くのに効果的です。

家事のミスマッチを改善する効果

[物量]

適正量にすることで探す手間が省け、出し入れがラクになる

[ものの居場所]

適材適所で行ったり来たりがなくなる

[配置]

使用頻度順にすることで家事の動作に無駄がなくなる

[収納の仕方]

アクション数が減り、流れがスムーズに

家事ひとつひとつの流れや動きを思い浮かべながら、どこに何を置き、どのように収納すると家事がはかどるか考えてみましょう。上手く軌道にのって楽しめるようになると、「もっとこうしてみよう」と向上心も湧いてきます。

住宅は自分らしい暮らしを豊かに楽しむための道具。ライフスタイルにフィットして上手く機能していると、家事は当たり前のようにはかどります。

【書籍概要】

60歳からの暮らしがラクになる住まいの作り方

発売日:2024年12月6日発売

定価:1,760円(本体:1,600円+税10%)

ISBN:978-4-391-16252-3

[Amazon]https://amzn.asia/d/eXMb0LY

[楽天ブックス]https://books.rakuten.co.jp/rb/18036412/

<目次>

Part 1

暮らしに寄り添う個人住宅作りに魅了される

Part 2

価値観を大切にした暮らしが人生を豊かにする

Part 3

片づく住まいの作り方、考え方を手に入れる

Part 4

家事がはかどる住まいの作り方

Part 5

考えずにできる家事の時短術

Part 6

暮らしと住まいの上級者になってみる



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