テレビ大阪
以下、「【江戸の心、現代に】大阪商人が設立した私塾…「人の道」を学び社会を見直す 」の概要欄より
江戸時代、さまざまな私塾が設立され、人々の学びが進みました。その中のひとつ、「懐徳堂」を取り上げます。
江戸時代中期、大阪の商人たちが資金を出し合い、学問を通じて人としての在り方を追求した私塾「懐徳堂」が1724年に設立されました。今年は開塾300周年を迎え、その精神が再び注目されています。懐徳堂では、孔子の教えに基づく「人の道」を学び、商人や町民が人間としての生き方や社会への貢献について深く考えました。この塾で学んだ山片蟠桃は、仙台藩を金融的に支援し立て直すなど、当時「天才商人」と称される功績を残しました。
懐徳堂は一時閉鎖されましたが、大正時代に再建され、大阪が商工業都市として発展する中で多くの人々が学びの場として利用しました。現在、その跡地には記念碑が残り、大阪大学博物館では貴重な資料が展示されています。懐徳堂の教えは、学問や文化の発展に加え、江戸時代後期の「寛政の改革」にも影響を与えたとされています。
現代では経済優先の社会において、倫理や道徳が軽視される傾向がありますが、懐徳堂の「人の道」という考え方は、社会の在り方を再考する手がかりとなるといえます。学問を通じた「気づき」が今後の社会に必要です。
─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─
やさしく・わかりやすくお伝えする「やさしいニュース」や
スポーツ、日本経済新聞社とのコラボ企画など日々、配信中!
【チャンネル登録】
https://www.youtube.com/c/tvosakanews/?sub_confirmation=1
【SNS】
▶X(Twitter) https://twitter.com/tvosaka_news
▶Facebook https://www.facebook.com/tvosaka.news.fb
▶TikTok https://www.tiktok.com/@tvonews
▶Instagram https://www.instagram.com/tvonews/