テレビ大阪
以下、「【寿命のパソコン】レアメタルを探せ?「都市鉱山」を教育にもリユース 」の概要欄より
大阪市内の小学校で、子どもたちが授業で使用していたパソコンを分解し、資源や環境問題について学ぶ活動が行われました。この取り組みは、文部科学省が推進する「1人1台端末」のパソコンが寿命を迎えたことを受けて初めて実施されたものです。
分解されたパソコンには、金メッキが施されたCPUや銅を含むヒートシンク、希少なレアメタルが含まれており、これらの資源は「都市鉱山」と呼ばれるほど貴重です。例えば、鉱山1トンから採れる金は5グラム程度ですが、廃棄パソコン1トンからは約280グラムも採取可能とされています。
この授業を手掛けたのは、不用パソコンの宅配リサイクル事業を展開するリネットジャパンです。同社の工場ではパソコンを手作業で解体し、資源価値のある部品に変換するプロセスが進められています。こうした取り組みを通じて、子どもたちは休み時間も忘れるほど夢中でパソコンを解体し、部品の仕組みやリサイクルの重要性を学びました。
授業を受けた子どもたちは、「リサイクルの必要性がわかった」「どう作られているか知るのが楽しい」と感想を語り、担任の先生も「普段見られない子どもたちの笑顔が素晴らしい」と好意的に評価しました。また、解体したパソコンは調べ学習に利用され、成果発表会も予定されています。
大阪市教育委員会も今回の授業を高く評価し、「この取り組みが生徒たちの自信となり、文化として根付くことを期待している」と述べました。環境保護と教育を結びつけたこの活動は、単なる廃棄処理に留まらず、新たな学びと発見を提供する画期的な試みとなっています。
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