テレビ大阪
以下、「【繋ぐ30歳】阪神大震災「知らない」世代と「知る」世代…500回以上公演の舞台に生まれた深い溝は埋められるのか 」の概要欄より
阪神・淡路大震災から30年。震災の記憶を引き継ぐため、西宮市の劇団が上演する「6年3組の阪神大震災」は、当時の小学生たちが綴った学級通信をもとにした作品です。この劇は500回以上公演され、震災の辛さや希望を伝え続けてきました。
震災を知る世代と知らない世代がともに取り組むこの舞台では、「記憶の溝」を埋める努力が求められます。演出を初めて任された杉野じんべえさんは、自身も震災で友人を亡くした経験をもとに、次世代に記憶を繋げたいと語ります。今回は、朗読劇から音楽劇への変更も試みられ、歌やダンスを取り入れた新しい表現に挑戦しています。
30歳の猫柳ルカさんは、震災を知らない世代として役に向き合いますが、犠牲者を悼む場面でのソロ歌唱は大きな課題となりました。演技や歌唱で当時の子どもたちの気持ちを表現するには、深い感情移入が必要です。
劇団の代表・森もりこさんは、震災で劇団の事務所と稽古場を失った経験を「鮮明に覚えている」と語ります。この作品は、すべてを失った中から生まれた希望の象徴であり、被災者だった観客と感動を共有した舞台でした。
震災の記憶は薄れゆく一方で、こうした舞台が世代を越えて心に響くものとして続けられることが期待されています。「記憶の溝」を越え、震災を知らない世代がその思いを共有し、伝えていく努力が続いています。
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