【偽ブランド】はどっち⁉️瞬時に見分ける「AI鑑定団」のオドロキ技術‼️

名古屋に本社があるブランド品リユース大手の「コメ兵」。店内でブランド品を物色するのは…その多くが外国人観光客です。インバウンド客がこぞって店に集まる理由は・・・

（アメリカから来た観光客）
ルイヴィトンのハンドバッグを買いました。
買い物にとても満足しています。とてもハッピーです。（

（フィリピンから来た観光客）
日本は本物を販売していて評判がよく、ほかの店よりも安いと聞いたので、ブランド品を探しています。日本人とここのすべての店が本物を販売していると確信しています。

Q日本の中古ブランド品を欲しいと思いますか？
中国人観光客：欲しい、欲しい。当然ほしい。もちろん、偽物がある心配はありません。

日本の中古ブランド品は、状態がよく偽物が少ない。というのが人気の理由。そんな海外からの信頼を勝ち取るためのキーワード、それが・・・

「チェックドインジャパンというものを目指しておりまして…」

メードインジャパンならぬチェックドインジャパンとは、

日本で培われた高い鑑定技術を海外に広く浸透させ、日本企業が鑑定する中古ブランド品の信頼を高めようという考えです。コメ兵は、この4年で全国の店舗を３倍近くに拡大。
インバウンド需要の回復もあり、売り上げは倍近くにまで増えました。その急拡大を支えるのが…ＡＩ真贋システムです。

例えばこちらのブランドバッグ。一見同じもののように見えますが‥・

バッグの模様が印刷してある部分に、マイクロスコープを押し当てて拡大画像を撮影するとその画像をＡＩが過去に鑑定した商品のデータと照合します。

果たして結果は？
「判定が出ました。基準外になります」

なんと偽物でした。肉眼では判別できないような細かい印刷の違いなどを
瞬時に見つけて真贋を見極めることができるんです。
（コメ兵AI真贋システムの開発者・林さん）
「99％以上の真贋精度が出ていて、非常に高い真贋精度で運用できています。」

鑑定できる商品もこの4年で７ブランドに。さらにこのＡＩ真贋システムにはもうひとつメリットが。鑑定しているのは入社１年目の新人・荒家さん。鑑定士としての基本的な知識は当然身につけていますが、ＡＩ真贋システムのおかげで、より精度の高い鑑定ができると話します。

「真贋面でもそうですし正しい値段がつけられているか不安になります。あったほうが正確に結果が出せるので・・・」

そして今、この独自のＡＩ真贋システムを海外の店舗にも導入し、世界中にチェックドインジャパンのブランドイメージを拡散させたい考えです。

（すでにＡＩ真贋システムを導入しているコメ兵タイ・伊藤さん）
「鑑定士が見る＋システムを使って査定することで、やはり客からは今まで以上の安心感はあるっていう話は聞いています。（コメ兵タイ・伊藤さん）需要は確実に増えていると感じているので、その追い風は確実につかんで行きたいと思います」

（日経記者の目）
Ａｉ真贋システムの導入で人材を確保しやすくなるだけでなく、鑑定に必要な知見やデータは会社が管理しているので、独自の鑑定ノウハウや知識が社外に流出するのを防ぐ効果も期待できます。鑑定技術の流出防止と、人材確保の問題を解決することで、海外展開を加速できます／海外展開が容易になります。

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