テレビ大阪
以下、「モンスターウルフの威力【ローカルビジネスサテライト・LBS】12/11配信 」の概要欄より
近年、クマやシカ、イノシシ、サルなどの野生動物による農作物被害や都市部への出没が増え、被害額は全国で150億円以上に達しています。この状況に対応するため、札幌近郊の奈井江町にある太田精器が開発したのが「モンスターウルフ」という撃退装置です。装置は赤外線センサーで動物を感知し、最大90デシベルの音と強いLEDライトで威嚇します。オオカミや人の声など60種類以上の音を使い、光の激しい点滅と組み合わせることで動物を追い払う効果を発揮します。
開発のきっかけは、新事業として試みたLED照明事業が挫折しかけた際、地元で獣害に困っている話を聞いたことでした。最初は光と音のみの装置でしたが、野生動物の天敵である「オオカミ」を模した見た目に改良し、2018年に現在の形で販売開始しました。シカ飼育場での実験でも形状が撃退効果を持つことが確認されています。
販売から6年で全国に約250台が導入され、設置費用込みで55万円、レンタルのリピート率は9割以上と好評です。北海道滝川市では、ヒグマの侵入経路に設置され、市民から「安心感が違う」との声が寄せられています。
さらに、SUZUKIと共同で広範囲をカバーする「ウルフムーバー」の開発が進められており、自動運転やパトロール機能の搭載を目指しています。また、鳥類を地上から撃退する「モンスターイーグル」も開発中です。モンスターウルフは、動物を殺さずに被害を防ぐゾーニングの有効な手段として期待されています。
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