何から何まで「親身」に相談!ヒット商品を支える福岡発「駆け込み寺」


テレビ大阪

以下、「何から何まで「親身」に相談!ヒット商品を支える福岡発「駆け込み寺」 」の概要欄より

福岡県産のあまおうを使ったサイダーに小豆島のオリーブサイダー。名産品や文化にちなんだ、その土地ならでは「ご当地サイダー」が全国で増え続けています。

「太宰府天満宮」参道の土産物店では…

【地元の客】
「ほのかに梅の香りがする。おいしい」

【オーストラリアからの観光客】
「It tastes GOOD」

太宰府天満宮に祭られる菅原道真公も愛したとされる梅を使った瓶入りサイダー。地元の農業高校の生徒が収穫した梅を使っていて、地域を盛り上げようと太宰府市と西日本鉄道などが開発しました。そんな梅サイダーを製造したのは、佐賀県の友桝飲料。展示されていたのは、手掛けたサイダーの瓶の数々。

「オーダーメード商品の駆け込み寺。何かしら商品にできる」

Q1年間の商品開発数は
「年間で150種類ほど生産している」

友桝飲料は、20年間で売上高がおよそ40倍と急成長。売り上げの7割は大手スーパーや量販店向けの無糖炭酸水ですが、ご当地サイダーの企画・製造では知る人ぞ知る企業なのです。年間開発数。ほぼ2日に1種類という超ハイペースのビジネスはなぜ、可能なのでしょうか。その理由の1つが、この生産ラインにあるといいます。

「小ロット多品種で製造が大手メーカーとの違い」

規模の小ささを逆手に取ったのが、ご当地サイダーのビジネス。大手飲料メーカーの製造設備は数十万本単位での大量生産向けです。一方、友桝飲料は数千本単位という少量で多品種生産に向いていました。大手めんたいこメーカー「やまや」。ノンアルコール飲料を商品化するのは初めて。そこで、友桝飲料の門を叩きました。
「自分たちでまずなにをすれば良いのか分からなかったのが友桝飲料に相談をしてスムーズに商品化できた」

友桝飲料の商品開発ではまず顧客は15項目の質問シートに答えます。くみ取ったニーズから、コンセプトや求める味をあぶり出していきます。実際にやまやは、どんな依頼をしたのでしょうか?「果汁感を客に楽しんでほしいためできるだけ果汁を増やしてほしいとお願いした」

初期の試作品は、ゆずやヒュウガナツの苦みが強かったため、友桝飲料は少し果汁を減らすようにアドバイス。やまやがデザインしたこのかわいらしいラベルも友桝飲料のアイデア。猫関連グッズの市場が広がっている中、猫好きの需要も取り込む狙いです。製品は半年ほどで完成しました。

「親身に相談にのっていただいて本当に感謝しかない」

友桝飲料では、ラベルのデザインやPR戦略なども請け負っています。こうして商品開発経験に乏しい自治体や観光協会でも、短期間で製品化ができるのです。「開発を重ねているので、今までの経験に自信と自負はある。今は友桝飲料だったら開発してもらえるのではと思ってもらえていると思う。友桝飲料はM&Aで取得した技術で凍らせて食べるアイスやパウチ飲料などオーダーメード製品の幅を広げている。共同開発のこれまでのノウハウとM&Aで得た新しい技術で海外など今後も活躍の場を広げていくのではないか」

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スポゲル

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