テレビ大阪
以下、「【がん】負けない!「いのち」と「仲間」をつなぐ灯。闘病も前向きに「金つなぎの会」30年の記録と想い #ドキュメンタリー 」の概要欄より
「がん」を前向きに語る「金つなぎの会」→ http://www.e-net.or.jp/user/yokunaru/
三重県 名張市。家の庭木や壁一面に飾られたイルミネーション。今年で31回目。様々な思いで、灯りを見つめる人々が…
(乳がん克服 74歳女性)
「母のお星さまなんです。息子もガンで。抗がん剤治療がつらかったですね
おかげ様で子どもも私も元気にしてます」
亡くなった人への鎮魂…そして祈り。そんな思いが込められた、あかりをプレゼントするのが…この家の主。広野光子(ひろのみつこ)さん 83歳。
1992年春。当時、情報紙の記者だった広野さんは、乳がんの宣告を受けました。早期発見で手術後、5年生存率90%を約束された広野さんは、職場に復帰。しかしその1年後…見つかった卵巣がんは、5カ所に転移。それから、壮絶ながんとの闘いが。抗がん治療の苦しさ、痛み…そんな広野さんを支えたのが、夫でした。しかし、突然の別れが…博民さんが緊急入院、その4日後、帰らぬ人に…。卵巣がんの手術から、およそ1年後のことでした。
(広野光子さん)
「どうやって生きていけばわからないし、家を片付けていたら、子どものクリスマスの電飾が出てきた。ひとりで庭木につけてみたら冬の間、心が慰められたので」
退院後、会社を辞めた広野さんが、記者仲間の勧めで書いたのが闘病記です。タイトルは「金つなぎの茶碗」。がんを病んだ体を茶碗になぞらえ、闘病生活を支えてくれた人に感謝するため、そう名付けました。コラムが反響を呼び、読者の会が発足。お互い励ましあいながら、癒しをテーマに生きていこうと人々が集い、がん患者の会が誕生しました。
(広野光子さん)
「大丈夫、大丈夫! 気の毒にね…自分がガン病んで、この度お母さんもガンやって…
自分の闘病だけでも大変やのに」
いつ、がんが再発するかもしれない。恐怖をかかえながらもメンバーたちで旅行にも出かけました。自分のがんについて語り、支えあいながら、前向きに生きてきました。そしてイルミネーションも、メンバーたちの恒例行事に。
12月2日 点灯式当日。メンバーやその家族がかけつけました。
「あなたは変わらないね…」
「髪の毛の色が違います。これ自然です。新型コロナに罹患してから、染めてません。もう4年半も…」
大阪からきた、この女性。金つなぎの会、発足当時のメンバーです。
(樋口好子さん)
「渡辺謙さんと同じ時期に白血病になったので、激励のはがきを出したら返信が返ってきました。いろんな病気を克服してきて股関節も3回、人工股関節入れたり…」
亡くなった人への鎮魂と闘病中の仲間への祈りー今年、1万8000個の灯りが灯され、観る人々を
魅了する広野さんたちのイルミネーション。その灯りに込められた想いに迫ります。
●1998年放送 金つなぎの会主宰 広野光子さん「がん闘病記出版」
●2002年放送 金つなぎの会主宰 広野光子さん 活動密着ドキュメンタリー
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