【能登半島地震一年】被災地支援から得たアイデア


テレビ大阪

以下、「【能登半島地震一年】被災地支援から得たアイデア 」の概要欄より

岐阜県可児市のキャンピングカーメーカー「トイファクトリー」の藤井昭文社長は、去年1年間、岐阜県と石川県を行き来してきました。

「当時は金沢から現地(珠洲市)まで8時間くらいかかった」

2024年元日に起きた能登半島地震。藤井社長はその9日後、キャンピングカー5台を被災地の珠洲市に届けました。自らも運転して岐阜を昼過ぎに出発し、金沢を経由して翌朝珠洲市に到着。全国から応援にきた自治体職員の宿泊場所として利用されました。およそ1年。向かったのは去年9月まで避難所として使われていた集会所です。中に入ると…
「こちらのトイレがわれわれが設置したトイレ」

実はこれ、キャンピングカーのトイレなんです。この日は、トイレを新しいものに交換するためにやってきました。元々あるトイレは…今も使えません。地震の影響でいまだに下水が流せない状態が続いているからです。設置したトイレは、中にフィルムが張ってあり、フタを締めてスイッチオン。全自動で排泄物をフィルムが包んで密閉します。あとは取り出して可燃ごみとして捨てるだけ。水や化学薬品を一切使いません。地元の人はー。
「水さえ使えれば中の元々のトイレがなんともなく使えるが、水が流せないから(使えない)。非常に助かった。感謝の言葉をいただけたので、すごくうれしいし、今後も役に立つという形でまだ継続的に設置させていただこうと思っている」

トイファクトリーは年間800台のキャンピングカーを製造する会社で年商は68億円。その技術を生かしたもう1つの事業の柱が、自治体向けのマルチユースカー「マルモビ」です。
「マルモビ」は、車内の装備を簡単に着脱でき、移動会議室や移動救護室、さらには・・・移動投票所にも使用可能。現在、岐阜県可児市など5つの自治体や企業が導入しています。そして被災地支援の経験が、「マルモビ」に新たな進化をもたらしました。車内に取り付けようとしているのは…便器。マルモビのオプションに、着脱可能なトイレユニットを加えました。

個室はカギも閉められるので安心。いつでもどこにでも走って行けるトイレです。トイファクトリーは、去年7月、珠洲市に改良版のマルモビを寄贈しました。
「座席を全て取り外せば荷物の運搬モードになりますし、投票所としても使える。なんといっても1番は災害時のトイレ。本当にありがたい」
平時でも有事でも活躍する「マルモビ」。問い合わせも急増していて2025年は、すでに12の自治体や企業への納入が予定されています。

(Q・被災地支援を通して感じたことはー)
「僕たちがモノづくりでつくっているものが1つでも役に立てば、日本全国どこで(災害が)起きても、役に立つと思う。いろんな方向にアンテナをはりながら、そういうところで役に立つモノづくりができればいいかな」

「近年、社会貢献活動に力を入れる企業が増えています。背景には単なるイメージアップというだけでなく、その活動を通じて新たな需要や社会課題が見つかり、新しいビジネスの糸口になるというメリットもあるようです」

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